怒らない私
独特な幸福感
そんな小さなツッコミ満載だったk君。(前の記事に登場してるk君です、そちらからお読みいただいたら面白いかも)
でも、基本的に純粋な人だったので、それなりに仲良く続いていた。
ただ私はその当時から「負の感情」を伝えるのが苦手だったから、それらのツッコミも突っ込むことなくニコニコと過ごしていた。
良く言えば純粋、悪く言えば子供っぽいk君。
ニコニコだけしてる私に増長するのにそれほど時間はかからなかった。
最初は車で送り迎えしていたk君だけど(2回くらいかな?)「大変だから、いいよ」という私に、k君の最寄り駅までとなり、仕舞にはk君の家集合でk君の家でバイバイなんて状態に、すぐになった。
私が「いいよ」と言っているのだから、不平をいう筋合いではないけど、なんだか「大切にされていないな」と感じていた。(これも、今思えばかな、当時はそれでもいいと言い聞かせてたかも)
k君は、りん子は怒らないと無意識に思っていたのではないかしら。
小さなツッコミや私から申し出た「譲歩」を額面通り受け取ることは仕方ないとしても、そうじゃない場合でも私に傷つく感情があるということを考えなくなる「麻痺状態」になっていたと思う。
ある日、k君を含む数人で飲んだ。
その席で「明日、遊びにおいで」と言われた。
k君たち男性陣は梯子してたけど、私たち女性陣は先に帰った。
家の遠い友達を家に泊め、でも、翌日k君と待ち合わせをしてるからその子には朝早く帰ってもらった。
k君の家に行っても、鍵が掛かっていていない。
携帯のない時代。
そこで待つしかない。
家の前でただ待つのは不審者みたいでいたたまれないから、「公園にいます」とドアにメモを挟んで公園で待った。
昼間の公園は、赤ちゃんを連れたお母さんやお年寄りのかたで賑わっていて、若い女性がポツンとするのは似合わなくてそれも居心地悪い。
もしかして、もう帰っていてメモを見落としてるかもしれないと、公園とk君ちを何往復もした。
そんなことを6時間。
諦めて帰る。
きっと飲み過ぎて友達の家に泊まって二日酔いで死んでるのだろう。
ポカリと「体調は大丈夫?」とメモを残して帰った。
結局、やはり友達の家に泊まって、「りん子と約束してるからと言って帰るのは、情けない」からと約束を覚えていて帰らなかったそうだ。
k君から「ごめん」という言葉は最後まで聞けなかった。
男の沽券?
男の前に人でしょ?
私なら約束を破ってもかまわないの?
(それなら6時間も待つなと、ツッコミたくなりますよね!?すみません^^;)
でも、怒ることなく、なぜか私は笑って許した。
私は最近、私のある感情に気付いた。
それは「怒れない」じゃなくて「怒る感情が湧きにくい」のではないか。
なぜそう気付いたか、なぜそうなのか、それはもう少し先に書きます。
もうしばらく「怒らない私」の話にお付き合いくださいませ。
k君とは、一年半ほど付き合って別れた。
ある日突然私はk君が好きじゃなくなってしまったのだ。
なぜ好きだったのかもわからないくらいに。
それの後を追うように、私は一人の男性に恋をする。
そこでも私は「怒らない」のだった。
面白恋愛話を楽しみにしていらしたかた、ごめんなさい。
またまた「こってり話」に突入です^^
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そんな小さなツッコミ満載だったk君。(前の記事に登場してるk君です、そちらからお読みいただいたら面白いかも)
でも、基本的に純粋な人だったので、それなりに仲良く続いていた。
ただ私はその当時から「負の感情」を伝えるのが苦手だったから、それらのツッコミも突っ込むことなくニコニコと過ごしていた。
良く言えば純粋、悪く言えば子供っぽいk君。
ニコニコだけしてる私に増長するのにそれほど時間はかからなかった。
最初は車で送り迎えしていたk君だけど(2回くらいかな?)「大変だから、いいよ」という私に、k君の最寄り駅までとなり、仕舞にはk君の家集合でk君の家でバイバイなんて状態に、すぐになった。
私が「いいよ」と言っているのだから、不平をいう筋合いではないけど、なんだか「大切にされていないな」と感じていた。(これも、今思えばかな、当時はそれでもいいと言い聞かせてたかも)
k君は、りん子は怒らないと無意識に思っていたのではないかしら。
小さなツッコミや私から申し出た「譲歩」を額面通り受け取ることは仕方ないとしても、そうじゃない場合でも私に傷つく感情があるということを考えなくなる「麻痺状態」になっていたと思う。
ある日、k君を含む数人で飲んだ。
その席で「明日、遊びにおいで」と言われた。
k君たち男性陣は梯子してたけど、私たち女性陣は先に帰った。
家の遠い友達を家に泊め、でも、翌日k君と待ち合わせをしてるからその子には朝早く帰ってもらった。
k君の家に行っても、鍵が掛かっていていない。
携帯のない時代。
そこで待つしかない。
家の前でただ待つのは不審者みたいでいたたまれないから、「公園にいます」とドアにメモを挟んで公園で待った。
昼間の公園は、赤ちゃんを連れたお母さんやお年寄りのかたで賑わっていて、若い女性がポツンとするのは似合わなくてそれも居心地悪い。
もしかして、もう帰っていてメモを見落としてるかもしれないと、公園とk君ちを何往復もした。
そんなことを6時間。
諦めて帰る。
きっと飲み過ぎて友達の家に泊まって二日酔いで死んでるのだろう。
ポカリと「体調は大丈夫?」とメモを残して帰った。
結局、やはり友達の家に泊まって、「りん子と約束してるからと言って帰るのは、情けない」からと約束を覚えていて帰らなかったそうだ。
k君から「ごめん」という言葉は最後まで聞けなかった。
男の沽券?
男の前に人でしょ?
私なら約束を破ってもかまわないの?
(それなら6時間も待つなと、ツッコミたくなりますよね!?すみません^^;)
でも、怒ることなく、なぜか私は笑って許した。
私は最近、私のある感情に気付いた。
それは「怒れない」じゃなくて「怒る感情が湧きにくい」のではないか。
なぜそう気付いたか、なぜそうなのか、それはもう少し先に書きます。
もうしばらく「怒らない私」の話にお付き合いくださいませ。
k君とは、一年半ほど付き合って別れた。
ある日突然私はk君が好きじゃなくなってしまったのだ。
なぜ好きだったのかもわからないくらいに。
それの後を追うように、私は一人の男性に恋をする。
そこでも私は「怒らない」のだった。
面白恋愛話を楽しみにしていらしたかた、ごめんなさい。
またまた「こってり話」に突入です^^

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怒らない私2
りん子的独り言(生意気)
過去の恋愛話を書くのは、あんまり良い趣味じゃないかなって思ってます。(面白話は楽しいけどね)
でも、書かせてね、不快に思いそうな方はスルーしてくださいね。
誰にでもあるような恋愛中の不幸な出来事。
それを特別なこととは思わないけど、「怒らない私」をお伝えするのに必要だと思っているので、書きます。
その部分だけを書くから酷い人に映るかもしれないけど、私だって迷惑かけたりしたこともあるので、その相手の人たちを責めるつもりもないです。
そして、悲惨さをアピールしようとも思ってないのです。
むしろ彼らには、巻き込んじゃってごめんねという気持ちです。
「それは普通怒るものだよね!?」(笑)という判断基準にしてもらえればと思ってます。
k君と別れて(かなり一方的にふった、この時すっきりしてるのよね、私)私は恋をした。
同じ会社の別の部署の4歳年上の人。
私の部署の女性と彼の部署の男性数人づつで仲良しグループができたのだ。
飲みに行ったりバーベキューをしたり。
高校を卒業してすぐ働き始めた私には、大学でいろんな遊びをして社会人になった彼らが「大人」に見えて、その人たちと遊ぶことが楽しくてしかたなかった。
その中の中心的な人物、Yさんに恋をしたのだ。
Yさんには大学から付き合っている彼女がいた。
でも、社会人になってからほとんど連絡を取っていない(Yさん曰くね)らしく、自然消滅状態。
じゃあ、私を好きになってもらおうと、私は猛アタックした。
可愛く、いい子で、面白い、付き合ったらお得ですよ〜とアピールしまくった。
(怒らない話なので、この辺端折ります。それはそれで面白い話かもしれないけど^^)
どんだけいい子アピールしたかという結果だけ言わせて…、最終的にYさんは冗談混じりで「『Y教』とかなんとか宗教でも作れるな、俺」と言ってた。私がとにかくなんでも「うん、凄い凄い」って言うから。(ああ、Yさん、ごめん、私その時心で「あっかんべー」してた)
そして、ほぼ彼女状態にまでなったけど、Yさんはずるずると彼女と別れずにいた。
「情が移って切り出せない」と言って。
そんな状態が半年続いたクリスマス。
日頃ほとんど会ってないとはいえ、彼女とはクリスマスには会う約束をした、そこで別れることに決めたのだ。
私は「彼女のようで彼女じゃない」状態がやっと終わることが嬉しかった。
晴れて彼女になって年を越し、2月初めに私は会社のスキー旅行、Yさんは友人とハワイ旅行にそれぞれ行くことになった。
一緒に旅行に行けなくて残念だったけど、それらはクリスマス以前に決まっていたことだったから、お互い別々に連休を過ごした。
私より先に出発して、私より一日早く帰国するから、スキーから帰って来たら迎えに来てくれると約束していた。
帰国した日の夜、スキー場から電話をした。
明日の約束の確認と久しぶりに声が聞きたいから。
その時のYさんの手に取るようなよそよそしさ、何かあったとすぐに感じた。
そして、「明日帰国する先輩を空港まで迎えに行くことになってしまったから、明日は迎えに行かれない」と断られた。
落胆した。
せっかく会えると思ったのに、それにYさんの砂を噛むような会話にいいようのない不安を感じた。
YさんはハワイでS子さんという女性に出会ったのだ。
S子さんは私たちと同じ会社の別の部署に勤める派遣社員。
この時期は連休が取りやすいから、海外旅行に出かける人が多いのだ。
偶然たまたま、YさんたちとS子さんたちがハワイに行っていたのだ。
はじめてのハワイ、そこで出会った綺麗なS子さん(確かに美人さん、私と全然タイプの違う大人っぽい人だった)、Yさんは熱病に掛かったようにS子さんに恋をしてしまったのだ。
そして、先輩を迎えに行くのは嘘で、S子さんを迎えに行っていたのだ。
なぜそれを私が知ったかというと、S子さんと同じ部署に私の同僚のいて、S子さんからその話を聞いたのだ。
Yさんは「彼女はいない」とS子さんに言っていたから、彼女としては「○○部のYさんって人がね、私を気に入ってね、私もいいなって思った」と素直な感想を私の友人に話したのだった。
友人は私が半年間待ってやっと彼女になれたのを知っていたから、迷ったけど本当のことを伝えてくれたのだ。
そんな男やめなって。
恐らく、私に教えた以外でもS子さんの口からYさんとのことは聞かされたいたのだろう。
ああ、やっぱりそうだったのか。
迎えの一件から始まって、帰国してからのYさんの掌を返したような態度の違い。
よそよそしく冷たく、私を避けるような態度。
そして、ハワイの写真を見せて思い出話をする時の、嬉々とした様子。
それは旅行の楽しさのせいではなかったんだと、私は崩れそうになった。
とても悩んだ。
やっと彼女になれたのに、一ヶ月ほどでこんなことになるなんて。
でも、黙っているわけにもいかない、だって明らかにYさんの態度が変なんだもの。
「最近なにか変じゃない?」
「う〜ん、ハワイの熱病かな〜?」
そんな風にはぐらかすYさん。
「私知ってるんだよ。」
私はそれだけ言った。
迎えに行ったことも、彼女はいないと言ってることも、何も責めずに。
驚いたYさんは「なぜ知ってるの!?」と聞く。
人伝に聞いたことを話した。
「両方好きで、困ってる。」
「私だけを好きになってもらえるようにするね。」
それを言うだけで、精一杯だった。
いまでも思い出せる。
この話をした車の中のこと。
泣きもせず、待ってるという私。
ただ悲しい、そして、足下がグラグラするような不安。
嘘を付かれたこと、裏切られたこと、それら対する怒りがない。
「私も奪ったんだものね」とか「Yさんも苦しんでるよね」とか思って、怒りを抑えるというより、どこかで怒りを諦めているようにさえ思えるほど、怒りの感情がないのだ。(いまはこれ書いてて頭に来てるけど!)
結果的にまた宙ぶらりんな状態が始まった。
その間も、話題としては満載。
Yさんの好きな歌手のコンサートのチケットを買って「一緒に行こう」と誘ったけど(好きになってもらおうと必死)、仕事で遅れるから先にに会場に入っててということだったので、一人で座席で待っていた。
コンサートが始まり、アンコールも終わり、それでもYさんは来ない。
私は大して好きでもない歌手のコンサートを一人でポツンと聞いていたのだ。
約束をしていた花火大会も仕事で遅れて、私は待ち合わせた喫茶店で花火の音だけ聞きながら待った。
Yさんが来たのは2時間後、花火の音が聞こえなくなってからだった。
一事が万事そんな具合で、本当に仕事かもしれないことも含めて、私はよく待たされ、それほど謝られなくてもニコニコしている、そんな状態。
「仕事だからしかたないよね」と、責めもしないし、寂しかったとも言わない。
ただ、遅刻などの時には、少し怒りの感情があるのだ。
それは当時もいまも自覚できる。
チリチリと胸を刺すような小さな怒りは感じている。
ただ、それは「抑えている」のだとわかる。(S子さんに直接関わることのほうに怒りが湧かないのは、不思議ね。心のなぞ、誰か解いて^^;)
怒りだけじゃなく、ずっと悲しいも抑えている。
一度だけ泣いたことがあった。
いままで休日はほとんど遊んでいたのに、S子さんのことが発覚してから全然休みが合わなくて(合わせなくてだよね)一ヶ月以上過ぎていた。
仲良かった頃、午前中から待ち合わせて夜までデートしていたのに、そのやっと合ったお休みの日は午後に待ち合わせて、そのままホテルに直行して夕方にホテルを出た。
そして、そのまま私を帰そうとしたのだ。
「たまにはこういうのもいいよな、ひさしぶりにりん子を抱いて満足って気分で別れるのも。」
少々遠慮気味に、でも清々した感じでいうYさんの言葉を聞いたら、涙が溢れてきてしまった。
さすがにYさんも気付いて、そこで帰されることはなくファミレスでお茶をした。
でも、悲しくて悲しくてしょうがなかった。
そして、実は先輩(また先輩!!)たちに呼ばれてるからと、お茶だけでやはり早めに帰された。
(これはずっとあとでわかるけど、S子さんと会ってたらしい。)
Yさんに対してはっきりと悲しいと表現した数少ない出来事。
「負の感情」、悲しいを表に出せず怒りが湧きにくい(らしい)私は、この恋愛を通してそれに拍車を掛けた。
いい子でいるしかできない、自覚しながら、その方法しかできない。
まだ続きます。
過去の恋愛話を書くのは、あんまり良い趣味じゃないかなって思ってます。(面白話は楽しいけどね)
でも、書かせてね、不快に思いそうな方はスルーしてくださいね。
誰にでもあるような恋愛中の不幸な出来事。
それを特別なこととは思わないけど、「怒らない私」をお伝えするのに必要だと思っているので、書きます。
その部分だけを書くから酷い人に映るかもしれないけど、私だって迷惑かけたりしたこともあるので、その相手の人たちを責めるつもりもないです。
そして、悲惨さをアピールしようとも思ってないのです。
むしろ彼らには、巻き込んじゃってごめんねという気持ちです。
「それは普通怒るものだよね!?」(笑)という判断基準にしてもらえればと思ってます。
k君と別れて(かなり一方的にふった、この時すっきりしてるのよね、私)私は恋をした。
同じ会社の別の部署の4歳年上の人。
私の部署の女性と彼の部署の男性数人づつで仲良しグループができたのだ。
飲みに行ったりバーベキューをしたり。
高校を卒業してすぐ働き始めた私には、大学でいろんな遊びをして社会人になった彼らが「大人」に見えて、その人たちと遊ぶことが楽しくてしかたなかった。
その中の中心的な人物、Yさんに恋をしたのだ。
Yさんには大学から付き合っている彼女がいた。
でも、社会人になってからほとんど連絡を取っていない(Yさん曰くね)らしく、自然消滅状態。
じゃあ、私を好きになってもらおうと、私は猛アタックした。
可愛く、いい子で、面白い、付き合ったらお得ですよ〜とアピールしまくった。
(怒らない話なので、この辺端折ります。それはそれで面白い話かもしれないけど^^)
どんだけいい子アピールしたかという結果だけ言わせて…、最終的にYさんは冗談混じりで「『Y教』とかなんとか宗教でも作れるな、俺」と言ってた。私がとにかくなんでも「うん、凄い凄い」って言うから。(ああ、Yさん、ごめん、私その時心で「あっかんべー」してた)
そして、ほぼ彼女状態にまでなったけど、Yさんはずるずると彼女と別れずにいた。
「情が移って切り出せない」と言って。
そんな状態が半年続いたクリスマス。
日頃ほとんど会ってないとはいえ、彼女とはクリスマスには会う約束をした、そこで別れることに決めたのだ。
私は「彼女のようで彼女じゃない」状態がやっと終わることが嬉しかった。
晴れて彼女になって年を越し、2月初めに私は会社のスキー旅行、Yさんは友人とハワイ旅行にそれぞれ行くことになった。
一緒に旅行に行けなくて残念だったけど、それらはクリスマス以前に決まっていたことだったから、お互い別々に連休を過ごした。
私より先に出発して、私より一日早く帰国するから、スキーから帰って来たら迎えに来てくれると約束していた。
帰国した日の夜、スキー場から電話をした。
明日の約束の確認と久しぶりに声が聞きたいから。
その時のYさんの手に取るようなよそよそしさ、何かあったとすぐに感じた。
そして、「明日帰国する先輩を空港まで迎えに行くことになってしまったから、明日は迎えに行かれない」と断られた。
落胆した。
せっかく会えると思ったのに、それにYさんの砂を噛むような会話にいいようのない不安を感じた。
YさんはハワイでS子さんという女性に出会ったのだ。
S子さんは私たちと同じ会社の別の部署に勤める派遣社員。
この時期は連休が取りやすいから、海外旅行に出かける人が多いのだ。
偶然たまたま、YさんたちとS子さんたちがハワイに行っていたのだ。
はじめてのハワイ、そこで出会った綺麗なS子さん(確かに美人さん、私と全然タイプの違う大人っぽい人だった)、Yさんは熱病に掛かったようにS子さんに恋をしてしまったのだ。
そして、先輩を迎えに行くのは嘘で、S子さんを迎えに行っていたのだ。
なぜそれを私が知ったかというと、S子さんと同じ部署に私の同僚のいて、S子さんからその話を聞いたのだ。
Yさんは「彼女はいない」とS子さんに言っていたから、彼女としては「○○部のYさんって人がね、私を気に入ってね、私もいいなって思った」と素直な感想を私の友人に話したのだった。
友人は私が半年間待ってやっと彼女になれたのを知っていたから、迷ったけど本当のことを伝えてくれたのだ。
そんな男やめなって。
恐らく、私に教えた以外でもS子さんの口からYさんとのことは聞かされたいたのだろう。
ああ、やっぱりそうだったのか。
迎えの一件から始まって、帰国してからのYさんの掌を返したような態度の違い。
よそよそしく冷たく、私を避けるような態度。
そして、ハワイの写真を見せて思い出話をする時の、嬉々とした様子。
それは旅行の楽しさのせいではなかったんだと、私は崩れそうになった。
とても悩んだ。
やっと彼女になれたのに、一ヶ月ほどでこんなことになるなんて。
でも、黙っているわけにもいかない、だって明らかにYさんの態度が変なんだもの。
「最近なにか変じゃない?」
「う〜ん、ハワイの熱病かな〜?」
そんな風にはぐらかすYさん。
「私知ってるんだよ。」
私はそれだけ言った。
迎えに行ったことも、彼女はいないと言ってることも、何も責めずに。
驚いたYさんは「なぜ知ってるの!?」と聞く。
人伝に聞いたことを話した。
「両方好きで、困ってる。」
「私だけを好きになってもらえるようにするね。」
それを言うだけで、精一杯だった。
いまでも思い出せる。
この話をした車の中のこと。
泣きもせず、待ってるという私。
ただ悲しい、そして、足下がグラグラするような不安。
嘘を付かれたこと、裏切られたこと、それら対する怒りがない。
「私も奪ったんだものね」とか「Yさんも苦しんでるよね」とか思って、怒りを抑えるというより、どこかで怒りを諦めているようにさえ思えるほど、怒りの感情がないのだ。(いまはこれ書いてて頭に来てるけど!)
結果的にまた宙ぶらりんな状態が始まった。
その間も、話題としては満載。
Yさんの好きな歌手のコンサートのチケットを買って「一緒に行こう」と誘ったけど(好きになってもらおうと必死)、仕事で遅れるから先にに会場に入っててということだったので、一人で座席で待っていた。
コンサートが始まり、アンコールも終わり、それでもYさんは来ない。
私は大して好きでもない歌手のコンサートを一人でポツンと聞いていたのだ。
約束をしていた花火大会も仕事で遅れて、私は待ち合わせた喫茶店で花火の音だけ聞きながら待った。
Yさんが来たのは2時間後、花火の音が聞こえなくなってからだった。
一事が万事そんな具合で、本当に仕事かもしれないことも含めて、私はよく待たされ、それほど謝られなくてもニコニコしている、そんな状態。
「仕事だからしかたないよね」と、責めもしないし、寂しかったとも言わない。
ただ、遅刻などの時には、少し怒りの感情があるのだ。
それは当時もいまも自覚できる。
チリチリと胸を刺すような小さな怒りは感じている。
ただ、それは「抑えている」のだとわかる。(S子さんに直接関わることのほうに怒りが湧かないのは、不思議ね。心のなぞ、誰か解いて^^;)
怒りだけじゃなく、ずっと悲しいも抑えている。
一度だけ泣いたことがあった。
いままで休日はほとんど遊んでいたのに、S子さんのことが発覚してから全然休みが合わなくて(合わせなくてだよね)一ヶ月以上過ぎていた。
仲良かった頃、午前中から待ち合わせて夜までデートしていたのに、そのやっと合ったお休みの日は午後に待ち合わせて、そのままホテルに直行して夕方にホテルを出た。
そして、そのまま私を帰そうとしたのだ。
「たまにはこういうのもいいよな、ひさしぶりにりん子を抱いて満足って気分で別れるのも。」
少々遠慮気味に、でも清々した感じでいうYさんの言葉を聞いたら、涙が溢れてきてしまった。
さすがにYさんも気付いて、そこで帰されることはなくファミレスでお茶をした。
でも、悲しくて悲しくてしょうがなかった。
そして、実は先輩(また先輩!!)たちに呼ばれてるからと、お茶だけでやはり早めに帰された。
(これはずっとあとでわかるけど、S子さんと会ってたらしい。)
Yさんに対してはっきりと悲しいと表現した数少ない出来事。
「負の感情」、悲しいを表に出せず怒りが湧きにくい(らしい)私は、この恋愛を通してそれに拍車を掛けた。
いい子でいるしかできない、自覚しながら、その方法しかできない。
まだ続きます。
怒らない私3
りん子的独り言(生意気)
夏が終わる頃まで、ずっとYさんはS子さんと私の間を行ったり来たりの状態だった。
春頃に一度「あんまり辛いから別れて」と私はYさんに言った。
その時、Yさんは私を引き止めたのだ。
だから、行ったり来たりの状態。
それでも、Yさんの友達が「Yはりん子よりS子さんが好きだよ」と真摯に忠告してくれたことに象徴されるように、Yさんの心はS子さんを向いているのが、苦しいほど伝わっていた。
なぜ引き止めたのかしら。
都合良く「やらせて」くれるからかな。
それとも、まだS子さんとは「付き合う」まではいってなくて、私は保険だったのかな。
でも、好きな人の心が離れていくが手に取るようにわかるということは、風船が飛んで行ってしまうような、いいようのない不安を感じる。
たとえ、それが「保険」だったとしても、風船が手元に戻るという事実だけで受け入れてしまうのだ。
それをなくしてしまう不安と引き換えに、心を抑える。
名目上は彼女、でも、心はまったく離れている関係が続いた。
その間も、YさんとS子さんと数人で遊んでいるという噂を時々耳にしては、悲しく、不安な夜を過ごしていた。
多分、2人は「恋人同士」とお互いに宣言していなかったと思う。
なぜかというと、S子さんはとてもモテる人で、Yさんの他にも同じハワイに行ったメンバーからアピールされていたのだ。
そのハワイメンバーのアイドルみたいな状態だったから、誰とも付き合わず(多分)そのバランスを保っていたのではないかしら。
夏の終わりのある日。
Yさんは私を呼び出した。
決定的な何か言われるのかと出かけると、思いがけないことを言われた。
「やっぱりりん子がいい。りん子しかいない。」
態度の急変に、S子さんとの間に何かあったのだろうと簡単に想像できてしまう。
それでも、何があったのか何度聞いても教えてくれなかった。(恐らくふられたのよね)
それから、あの時期はなんだったの?と思うほど、Yさんは「私がいい」と言い続けた。
プレゼントをくれて、いろんなところに連れて行ってくれた。
ああ、やっと戻ってきてくれた。
でも、土台は不安なままだ。
もう二度と足下がグラつくような孤独は味わいたくない、不安を押し殺し私はいい子でいた。
りん子がいいと言われてから、3ヶ月くらい過ぎた頃。
ちょうどクリスマスの時期だった。
街のイルミネーションがきれいになる。
私たちはデートの締めくくりにお茶をしていた。
そこでYさんは、神妙な面持ちで、でも、言い訳がましくこんな話を切り出した。
S子さんが入院した。(何の病気か忘れたけど、そんな重病ではなかったはず)
テレビが付いてない病室らしいので、自分の部屋の小さなテレビを貸してあげた。(Yさんの部屋には確かに小さなテレビがあった)
この間、それを運んだ。
S子さんに会ったけど、何もないよ、心配しないで。
りん子には嘘は付きたくなかったから話した。
ということだった。
いまなら言える。
ふざけるな、私がどれだけS子さんのことで傷付いたと思う?
私を手に入れたいなら、あなたは全身全霊で失った信頼を回復しなければならないのだ。
例え何もなかったと言っても、あなたがS子さんに会うことで、また私がどれだけ傷付くと思うのか、私をばかにするにも程がある。
それに、いきなり数ヶ月ぶりに電話を寄越して「テレビ貸して」なんてあり得ない。
あなたとS子さんが、恋愛でなかったとしても何かしらの繋がりがあったことは明らかだ。
私はそれを知る権利があるし、やめてという権利もある。
なぜなら、あなたは私を傷付けて、私の信頼を失ったからだ。
山下達郎の歌が流れていた。
体が震えていた。
それなのに、私が言ったのは
「本当のことを言ってくれて、ありがとう」
だった。
だって、私は「傷付いてる」も「悲しい」もYさんに伝えていないのだもの。
私がそれを伝えていないから、YさんはS子さんと会っても平気だと思ったのでしょう。
下心がなかったから、私に話してくれたはず。
Yさんの親切心がしたこと。
だから、責めちゃいけない。
このときも、怒っていない。
悲しく、不安なだけ。
そして、やはり、何かを諦めている。
以上が、「こんなことでも怒らない私」のお話です。
これを書いていて、自分でも不思議に思ったことがある。(途中にも書いたけど)
もう十数年も前のことだから、感情の記憶を都合良く塗り替えてる可能性はあるけど、付き合っている男性に対して、怒りの感情はある。
例えば、遅刻しても謝らなかったり、心ない言動だったり、人間同士の付き合いにおいては、チクチクと小さな怒りは起こるのだ。
でも、それは抑えて黙っている。
だから、小さいながらも怒りの感情はある。
それが湧き上がらないのは、男女関係に関してなのだ。
S子さんの時もそう、Yさんがナンパしたとかいう話を聞いてもそう。(K君の時の6時間待たされの時は違うか、あれは人としてのことだけど、あんまり怒りの感情がなかったかな。その筋違いは許して^^総じて怒りにくいということで)
それはなぜかと、解明したい。
自分で自分をわかりたい。
先のふうさんのコメントレスでも書いたけど、結論が漠然としていて、実はちょっとまとまってないの(笑)
那智さんの考えも聞いたけど、納得するような、それだけじゃないような。
引っ張ってますが、とりあえずこれだけアップします。
アップしたあと、またゆっくり考えますね。
夏が終わる頃まで、ずっとYさんはS子さんと私の間を行ったり来たりの状態だった。
春頃に一度「あんまり辛いから別れて」と私はYさんに言った。
その時、Yさんは私を引き止めたのだ。
だから、行ったり来たりの状態。
それでも、Yさんの友達が「Yはりん子よりS子さんが好きだよ」と真摯に忠告してくれたことに象徴されるように、Yさんの心はS子さんを向いているのが、苦しいほど伝わっていた。
なぜ引き止めたのかしら。
都合良く「やらせて」くれるからかな。
それとも、まだS子さんとは「付き合う」まではいってなくて、私は保険だったのかな。
でも、好きな人の心が離れていくが手に取るようにわかるということは、風船が飛んで行ってしまうような、いいようのない不安を感じる。
たとえ、それが「保険」だったとしても、風船が手元に戻るという事実だけで受け入れてしまうのだ。
それをなくしてしまう不安と引き換えに、心を抑える。
名目上は彼女、でも、心はまったく離れている関係が続いた。
その間も、YさんとS子さんと数人で遊んでいるという噂を時々耳にしては、悲しく、不安な夜を過ごしていた。
多分、2人は「恋人同士」とお互いに宣言していなかったと思う。
なぜかというと、S子さんはとてもモテる人で、Yさんの他にも同じハワイに行ったメンバーからアピールされていたのだ。
そのハワイメンバーのアイドルみたいな状態だったから、誰とも付き合わず(多分)そのバランスを保っていたのではないかしら。
夏の終わりのある日。
Yさんは私を呼び出した。
決定的な何か言われるのかと出かけると、思いがけないことを言われた。
「やっぱりりん子がいい。りん子しかいない。」
態度の急変に、S子さんとの間に何かあったのだろうと簡単に想像できてしまう。
それでも、何があったのか何度聞いても教えてくれなかった。(恐らくふられたのよね)
それから、あの時期はなんだったの?と思うほど、Yさんは「私がいい」と言い続けた。
プレゼントをくれて、いろんなところに連れて行ってくれた。
ああ、やっと戻ってきてくれた。
でも、土台は不安なままだ。
もう二度と足下がグラつくような孤独は味わいたくない、不安を押し殺し私はいい子でいた。
りん子がいいと言われてから、3ヶ月くらい過ぎた頃。
ちょうどクリスマスの時期だった。
街のイルミネーションがきれいになる。
私たちはデートの締めくくりにお茶をしていた。
そこでYさんは、神妙な面持ちで、でも、言い訳がましくこんな話を切り出した。
S子さんが入院した。(何の病気か忘れたけど、そんな重病ではなかったはず)
テレビが付いてない病室らしいので、自分の部屋の小さなテレビを貸してあげた。(Yさんの部屋には確かに小さなテレビがあった)
この間、それを運んだ。
S子さんに会ったけど、何もないよ、心配しないで。
りん子には嘘は付きたくなかったから話した。
ということだった。
いまなら言える。
ふざけるな、私がどれだけS子さんのことで傷付いたと思う?
私を手に入れたいなら、あなたは全身全霊で失った信頼を回復しなければならないのだ。
例え何もなかったと言っても、あなたがS子さんに会うことで、また私がどれだけ傷付くと思うのか、私をばかにするにも程がある。
それに、いきなり数ヶ月ぶりに電話を寄越して「テレビ貸して」なんてあり得ない。
あなたとS子さんが、恋愛でなかったとしても何かしらの繋がりがあったことは明らかだ。
私はそれを知る権利があるし、やめてという権利もある。
なぜなら、あなたは私を傷付けて、私の信頼を失ったからだ。
山下達郎の歌が流れていた。
体が震えていた。
それなのに、私が言ったのは
「本当のことを言ってくれて、ありがとう」
だった。
だって、私は「傷付いてる」も「悲しい」もYさんに伝えていないのだもの。
私がそれを伝えていないから、YさんはS子さんと会っても平気だと思ったのでしょう。
下心がなかったから、私に話してくれたはず。
Yさんの親切心がしたこと。
だから、責めちゃいけない。
このときも、怒っていない。
悲しく、不安なだけ。
そして、やはり、何かを諦めている。
以上が、「こんなことでも怒らない私」のお話です。
これを書いていて、自分でも不思議に思ったことがある。(途中にも書いたけど)
もう十数年も前のことだから、感情の記憶を都合良く塗り替えてる可能性はあるけど、付き合っている男性に対して、怒りの感情はある。
例えば、遅刻しても謝らなかったり、心ない言動だったり、人間同士の付き合いにおいては、チクチクと小さな怒りは起こるのだ。
でも、それは抑えて黙っている。
だから、小さいながらも怒りの感情はある。
それが湧き上がらないのは、男女関係に関してなのだ。
S子さんの時もそう、Yさんがナンパしたとかいう話を聞いてもそう。(K君の時の6時間待たされの時は違うか、あれは人としてのことだけど、あんまり怒りの感情がなかったかな。その筋違いは許して^^総じて怒りにくいということで)
それはなぜかと、解明したい。
自分で自分をわかりたい。
先のふうさんのコメントレスでも書いたけど、結論が漠然としていて、実はちょっとまとまってないの(笑)
那智さんの考えも聞いたけど、納得するような、それだけじゃないような。
引っ張ってますが、とりあえずこれだけアップします。
アップしたあと、またゆっくり考えますね。
怒らない私4
りん子的独り言(生意気)
今回、なぜ「怒らない私」のお話になったかというと、すみれさんの一件で、すみさんとは全然違う次元で、「なぜ私は嫉妬しないのだろう」と思ったから。
すみれさんに対して、すみれさんに接する那智さんに対して、嫉妬の感情がわかないのは、すみれさんへの好意や那智さんへの信頼や願望を叶える目的があるからだと思うけど、それにしても湧かなすぎない?と自問自答してみたの。
過去を思い出し、そのときの感情を整理することで「私は嫉妬しにくい性格」なのではないかと思ったのです。
そして、書いているうちに、「怒れない」じゃなくて「怒る感情が湧きにくい」と思い、更に紐解いて「男女の関係において、もっとも怒らない」ということに気付いたのです。
なぜ?
那智さんの意見はこうです。
私は、その付き合っていた男性たちを見下しているから、怒る感情が湧かないのでは?(『惹かれ合う理由』の『私について(見下しと不安)』をご覧いただけるとわかりやすいです)
真剣に思っていない相手に怒りは湧かないだろうというのです。
「じゃあ、私が那智さんに対して、怒らないのは?」
それは、基本的に那智さんは私に対して「怒り」の感情を持ちたくないそうです。(りん子も同じだと思うけどと言ってました)
そうですね、2人とも基本的に感情的にならずに穏やかでいたいですよね。
そして、相手を信じているだろ?相手がそんなことしないだろうと。
だから、怒りに繋がるような心に引っ掛かる言動や出来事があったときには、まず聞くだろ?
そして、誤解を解いたり、歩み寄ったり、歩み寄れなくても理解し合えるだろ?
そうすれば怒りにならない。(いつかそれでも相容れなくて怒りになることはあるかもしれないけど、いまのところない)
というのが那智さんの見解だ。
だから、何ってことじゃなくて(笑)一見解として載せました。
確かに信頼してます。
私を尊重してくれているだろうと、だから「!?」と思った時は、必ず真意を聞きます。
それを繰り返して、数年。
でもね、私はこうも思うのです。
こう思うとしっくりするのです、人の心理の歪みを楽しむものとしては(笑)
なんでもかんでも父親のせいにするのはいけない?
世の中には、もっともっと悲惨な子供時代を過ごして生き延びてる人もいるから、私のことは「甘い愚痴」くらいのものです。
それでも、結び付けさせて、お父さん!!(ごめんね、お父さん、死人に口無しだとあの世からクレーム来そう、お父さんを批判してるわけじゃないからね。お父さんなりに私を好いていてくれたとも思ってるからね^^)
なぜ、特に「男女の関係」において怒りがわかないのでしょう?
もしかしたら、私は女性として「丁重に扱われる」ことに慣れていないのではないだろうか。
大切にされるべき女だという自尊心が低い。
「怒らない私」でも書いているけど、怒るという感情が湧きにくく、そして、どこかで諦めてる。
尊重されることを諦めてる。
人間、もらいたくてもらいたくてしかたのないものを、欲しい欲しいとあの手この手で訴え懇願して、それでももらえないと、もうそれを諦めてしまうのではないかしら。
欲してももらえないと。
もらえないと諦めたものに対して、それをもらえないと再確認させられても、もう怒りには繋がらないのではないかな。
女の子が幸せな女になるには、父親の「無償の愛」は必要不可欠だ。(『惹かれ合う理由』の『私について(父性とシスターコンプレックス)』や『毛布』などお読みくださいね)
小さな頃に、父親に愛された少女は「私は愛される価値がある」とプライドを持ち、伸び伸びと生きていける。
だから、自分を傷付けるものを判断し、それと戦う勇気を持てるのだ。(岩月謙司さんの本にそんな感じのこと書いてあります)
私は幼い頃その「プライド」をもらえなかった。(何度も言うけど、もっと大変な人はいます。)
だから、私はそれをもらえない女なのだと、諦めてしまっているのではないか。
「女性として尊重される」ことを諦めているから、男女の関係において怒りが湧かないと考えられないかしら。
母からはたくさん愛されてる、姉も私を愛してくれてる。
子供のような父親からもらえなくても、まっとうな人間でいられるほど家族から愛されてた。
だから、「人として」尊重されない事柄には、小さな怒りを持つことができるのだ。(それでも「小さい」なのよね)
総じて自信がないのと、特に男女において諦めているのは、幼い頃に必要だった父親との「疑似恋愛」からもらえる愛情の経験がないからだと思うのだ。
欲しい欲しいと赤ん坊の私は泣いたかもしれない。
でも、いつしか、それは手に入らない「諦めるもの」になった。
と、そんな風に考えると、男女の関係で怒りにくいことに合点がいきませんか。
じゃあ、いまの私はどうでしょう。
相変わらず「怒り」にくいはずだ。
でも、それは決して悪いことじゃない。
私はこの穏やかな自分の性格が好きだ。
よく口を開けば愚痴ばかりの人がいるけど、それより穏やかに暮らせるほうがずっと幸せだもの。
私は、いま、那智さんに対して、私史上一番泣いてる、私史上一番甘えてる、私史上一番生意気言ってる。
訓練して経験してる。
「尊重されること。大切にされること。」
もし那智さんが私を侮辱するようなことがあったら、私は、ちゃんと気付いて絶対諦めず、怒るんだ^^
だから、例え「疑似」とはいえ、「嫉妬の感情を露にできる」であろう、他の女性を交えることは、私にとって大切なことだと思うのだ。
その準備をしているから、すみれさんには嫉妬しないのかな…と思ってる。
はぁ〜、お疲れさまでした。
長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
結論付いていないかもしれないですね〜。
まあ、いっか、許してね。
次またわんこにしようと思ってたけど、これ書いててひとつ思い付いてしまったから、明日は「怒らない私から思うこと」を書きますね。
特殊なエッチを期待されているかた、もう少々お持ちくださいませ^^
今回、なぜ「怒らない私」のお話になったかというと、すみれさんの一件で、すみさんとは全然違う次元で、「なぜ私は嫉妬しないのだろう」と思ったから。
すみれさんに対して、すみれさんに接する那智さんに対して、嫉妬の感情がわかないのは、すみれさんへの好意や那智さんへの信頼や願望を叶える目的があるからだと思うけど、それにしても湧かなすぎない?と自問自答してみたの。
過去を思い出し、そのときの感情を整理することで「私は嫉妬しにくい性格」なのではないかと思ったのです。
そして、書いているうちに、「怒れない」じゃなくて「怒る感情が湧きにくい」と思い、更に紐解いて「男女の関係において、もっとも怒らない」ということに気付いたのです。
なぜ?
那智さんの意見はこうです。
私は、その付き合っていた男性たちを見下しているから、怒る感情が湧かないのでは?(『惹かれ合う理由』の『私について(見下しと不安)』をご覧いただけるとわかりやすいです)
真剣に思っていない相手に怒りは湧かないだろうというのです。
「じゃあ、私が那智さんに対して、怒らないのは?」
それは、基本的に那智さんは私に対して「怒り」の感情を持ちたくないそうです。(りん子も同じだと思うけどと言ってました)
そうですね、2人とも基本的に感情的にならずに穏やかでいたいですよね。
そして、相手を信じているだろ?相手がそんなことしないだろうと。
だから、怒りに繋がるような心に引っ掛かる言動や出来事があったときには、まず聞くだろ?
そして、誤解を解いたり、歩み寄ったり、歩み寄れなくても理解し合えるだろ?
そうすれば怒りにならない。(いつかそれでも相容れなくて怒りになることはあるかもしれないけど、いまのところない)
というのが那智さんの見解だ。
だから、何ってことじゃなくて(笑)一見解として載せました。
確かに信頼してます。
私を尊重してくれているだろうと、だから「!?」と思った時は、必ず真意を聞きます。
それを繰り返して、数年。
でもね、私はこうも思うのです。
こう思うとしっくりするのです、人の心理の歪みを楽しむものとしては(笑)
なんでもかんでも父親のせいにするのはいけない?
世の中には、もっともっと悲惨な子供時代を過ごして生き延びてる人もいるから、私のことは「甘い愚痴」くらいのものです。
それでも、結び付けさせて、お父さん!!(ごめんね、お父さん、死人に口無しだとあの世からクレーム来そう、お父さんを批判してるわけじゃないからね。お父さんなりに私を好いていてくれたとも思ってるからね^^)
なぜ、特に「男女の関係」において怒りがわかないのでしょう?
もしかしたら、私は女性として「丁重に扱われる」ことに慣れていないのではないだろうか。
大切にされるべき女だという自尊心が低い。
「怒らない私」でも書いているけど、怒るという感情が湧きにくく、そして、どこかで諦めてる。
尊重されることを諦めてる。
人間、もらいたくてもらいたくてしかたのないものを、欲しい欲しいとあの手この手で訴え懇願して、それでももらえないと、もうそれを諦めてしまうのではないかしら。
欲してももらえないと。
もらえないと諦めたものに対して、それをもらえないと再確認させられても、もう怒りには繋がらないのではないかな。
女の子が幸せな女になるには、父親の「無償の愛」は必要不可欠だ。(『惹かれ合う理由』の『私について(父性とシスターコンプレックス)』や『毛布』などお読みくださいね)
小さな頃に、父親に愛された少女は「私は愛される価値がある」とプライドを持ち、伸び伸びと生きていける。
だから、自分を傷付けるものを判断し、それと戦う勇気を持てるのだ。(岩月謙司さんの本にそんな感じのこと書いてあります)
私は幼い頃その「プライド」をもらえなかった。(何度も言うけど、もっと大変な人はいます。)
だから、私はそれをもらえない女なのだと、諦めてしまっているのではないか。
「女性として尊重される」ことを諦めているから、男女の関係において怒りが湧かないと考えられないかしら。
母からはたくさん愛されてる、姉も私を愛してくれてる。
子供のような父親からもらえなくても、まっとうな人間でいられるほど家族から愛されてた。
だから、「人として」尊重されない事柄には、小さな怒りを持つことができるのだ。(それでも「小さい」なのよね)
総じて自信がないのと、特に男女において諦めているのは、幼い頃に必要だった父親との「疑似恋愛」からもらえる愛情の経験がないからだと思うのだ。
欲しい欲しいと赤ん坊の私は泣いたかもしれない。
でも、いつしか、それは手に入らない「諦めるもの」になった。
と、そんな風に考えると、男女の関係で怒りにくいことに合点がいきませんか。
じゃあ、いまの私はどうでしょう。
相変わらず「怒り」にくいはずだ。
でも、それは決して悪いことじゃない。
私はこの穏やかな自分の性格が好きだ。
よく口を開けば愚痴ばかりの人がいるけど、それより穏やかに暮らせるほうがずっと幸せだもの。
私は、いま、那智さんに対して、私史上一番泣いてる、私史上一番甘えてる、私史上一番生意気言ってる。
訓練して経験してる。
「尊重されること。大切にされること。」
もし那智さんが私を侮辱するようなことがあったら、私は、ちゃんと気付いて絶対諦めず、怒るんだ^^
だから、例え「疑似」とはいえ、「嫉妬の感情を露にできる」であろう、他の女性を交えることは、私にとって大切なことだと思うのだ。
その準備をしているから、すみれさんには嫉妬しないのかな…と思ってる。
はぁ〜、お疲れさまでした。
長々とお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
結論付いていないかもしれないですね〜。
まあ、いっか、許してね。
次またわんこにしようと思ってたけど、これ書いててひとつ思い付いてしまったから、明日は「怒らない私から思うこと」を書きますね。
特殊なエッチを期待されているかた、もう少々お持ちくださいませ^^
怒らない私で思ったこと
りん子的独り言(生意気)
マゾヒストとは何でしょうという定義はわからない。
被虐が快感になる性癖の人もいるでしょう。
そんな人もマゾ。
従いたいという願望の強い人も、マゾっていうのかな?
人それぞれ、方法は違えど、心地よい形を作っているはずだから、○○だからマゾなんて定義は必要ないですよね。
でも、もし私のように「被虐」で興奮して(性癖としてMとしよう)、「従いたい」という願望があって(これは性格としてM)、尚かつ「尊重されることを諦めてる」人がパートナーを見つけるとしたら、それはとても慎重にしないといけないなと思う。
尊重しないで酷いことができるのだもの、心ないパートナーだったら、その人の都合で如何ようにも好きにできるからね。
たくさんあるブログのうちのいくつかを楽しみに読んでいます。
ご自分の性癖に向き合って、皆さん幸せの形を作っていらっしゃいます。
似たよな行為や精神状態の中でも「尊重されていない」と感じてしまうものを目にすると、私は悲しくなってしまう。
それは私の勝手な想像で、実際は大切にされているのかもしれないけど。
そもそもSMなんて行為だけ取れば「尊重」からほど遠いことばかり。
おしっこかけられたり、頭踏まれたり(あ、これは私のことね^^)。
だから、書かれていることはどれも「酷いこと」ばかりなんだけど、そこから「幸せ」を感じるものもあるし、「つらそう」と感じてしまうものもあるんだ。(いや、実際つらいことしてるけど^^;)
いくら(笑)マークと一緒に冗談めかして書いてあっても、「幸せ」と書いてあっても、なんだか無理してる感じが伝わってしまうような。
そうすると「尊重されることを諦めてる」私の芯をグッと掴まれてしまう。
「被虐願望」も「従いたい願望」もセットになってると、その行為で感じてしまうから余計に表の文章には表れにくいのだけど、その「尊重されてない」空気に敏感に反応しちゃうのね。
それでも「幸せ」と書かれてるから、その方をどうこうは思わないし、幸せでよかった♪と思うのだけど、その人を透かして自分を見てしまって悲しくなるの。
私は、怒らない種類の人間で、一歩間違えれば性的願望を叶えるという大義のもと(大義か!?)「尊重されることを諦める」側に行ってたと思うから。
「被虐」で感じて「従いたい」と思い、「尊重されることを諦めてる」。
最初はきっと、「被虐」から入るでしょ?
「いじめられたい」とかね。
そのうち、褒められたりすると従う喜びも覚えてね、その人に心酔してしまう。
そして、丁重に扱われないことに傷付いているはずなのに、気付かずに離れられない。
そんな自分を思い描けてしまって、悲しくなってしまうのね。
一歩間違えればあちら側に行ってたと思う、そして、実はいまでも絶対の自信はない。
万が一、大好きな信頼する那智さんが私を侮辱したとしても、離れたくないという一心で、気付かないか無意識に気付かないふりをしてしまうかもしれないと、絶対大丈夫という自信がない。
だからかな、時々、「尊重されなかった」私を思い出して、繰り返し見る恐い夢を見たあとのように、足下がざわざわして落ち着かなくなってしまう。
「被虐」と「従いたい」と「諦めてる」の三位一体、危険な組み合わせ。
(ああ、でも、もしかしたら、それでも幸せな人、いるかもしれない…)
だから、私はずっと那智さんに言うの。
あなたを信頼してるから、ずっと手を離さないで。
尊重して、大切にして、そして、酷いことをして(ああ、これは「被虐」の方でしたね^^;)
自信を持つことを教えて、跪かせる。
一見正反対のことだよね、那智さん大変、でも、よろしくお願いしますね^^
あなたにしかできないのだから。
マゾヒストとは何でしょうという定義はわからない。
被虐が快感になる性癖の人もいるでしょう。
そんな人もマゾ。
従いたいという願望の強い人も、マゾっていうのかな?
人それぞれ、方法は違えど、心地よい形を作っているはずだから、○○だからマゾなんて定義は必要ないですよね。
でも、もし私のように「被虐」で興奮して(性癖としてMとしよう)、「従いたい」という願望があって(これは性格としてM)、尚かつ「尊重されることを諦めてる」人がパートナーを見つけるとしたら、それはとても慎重にしないといけないなと思う。
尊重しないで酷いことができるのだもの、心ないパートナーだったら、その人の都合で如何ようにも好きにできるからね。
たくさんあるブログのうちのいくつかを楽しみに読んでいます。
ご自分の性癖に向き合って、皆さん幸せの形を作っていらっしゃいます。
似たよな行為や精神状態の中でも「尊重されていない」と感じてしまうものを目にすると、私は悲しくなってしまう。
それは私の勝手な想像で、実際は大切にされているのかもしれないけど。
そもそもSMなんて行為だけ取れば「尊重」からほど遠いことばかり。
おしっこかけられたり、頭踏まれたり(あ、これは私のことね^^)。
だから、書かれていることはどれも「酷いこと」ばかりなんだけど、そこから「幸せ」を感じるものもあるし、「つらそう」と感じてしまうものもあるんだ。(いや、実際つらいことしてるけど^^;)
いくら(笑)マークと一緒に冗談めかして書いてあっても、「幸せ」と書いてあっても、なんだか無理してる感じが伝わってしまうような。
そうすると「尊重されることを諦めてる」私の芯をグッと掴まれてしまう。
「被虐願望」も「従いたい願望」もセットになってると、その行為で感じてしまうから余計に表の文章には表れにくいのだけど、その「尊重されてない」空気に敏感に反応しちゃうのね。
それでも「幸せ」と書かれてるから、その方をどうこうは思わないし、幸せでよかった♪と思うのだけど、その人を透かして自分を見てしまって悲しくなるの。
私は、怒らない種類の人間で、一歩間違えれば性的願望を叶えるという大義のもと(大義か!?)「尊重されることを諦める」側に行ってたと思うから。
「被虐」で感じて「従いたい」と思い、「尊重されることを諦めてる」。
最初はきっと、「被虐」から入るでしょ?
「いじめられたい」とかね。
そのうち、褒められたりすると従う喜びも覚えてね、その人に心酔してしまう。
そして、丁重に扱われないことに傷付いているはずなのに、気付かずに離れられない。
そんな自分を思い描けてしまって、悲しくなってしまうのね。
一歩間違えればあちら側に行ってたと思う、そして、実はいまでも絶対の自信はない。
万が一、大好きな信頼する那智さんが私を侮辱したとしても、離れたくないという一心で、気付かないか無意識に気付かないふりをしてしまうかもしれないと、絶対大丈夫という自信がない。
だからかな、時々、「尊重されなかった」私を思い出して、繰り返し見る恐い夢を見たあとのように、足下がざわざわして落ち着かなくなってしまう。
「被虐」と「従いたい」と「諦めてる」の三位一体、危険な組み合わせ。
(ああ、でも、もしかしたら、それでも幸せな人、いるかもしれない…)
だから、私はずっと那智さんに言うの。
あなたを信頼してるから、ずっと手を離さないで。
尊重して、大切にして、そして、酷いことをして(ああ、これは「被虐」の方でしたね^^;)
自信を持つことを教えて、跪かせる。
一見正反対のことだよね、那智さん大変、でも、よろしくお願いしますね^^
あなたにしかできないのだから。
わんこと「汚されたい」1
非日常的な日常
「怒らない私」から派生した話を、もっと書けそうな感じもしていますが、またまとまったらしますね。
ということで、お待たせしました、わんことその他です〜。(待ってない!?)
今朝の那智さんは少しお仕事モード。
用事を済ませるために、一足先に待ち合わせの街に行っている。
だから事前に「欲情して」なんて、遊んでくれない。
寂しいけど、ホッとしてもいる。
こういう時のM心は、ゆらゆらと揺れる。
待ち合わせて、もうひとつ用事があるそうで、銀行による。
何やら、カウンターでお話しをしている。
私は後ろのソファで雑誌を見ながら待っている。
もしかしたら、トイレに行きたくなるかもしれない。
手続きをしている間、ソファに戻って来た那智さんに聞いてみる。
「お手洗いに行ってもいいですか?」
「だめだよ。」
ニヤッと微笑む那智さん。
銀行でお仕事モード、私もそれと同じような気分でいたから、その「だめ」は別のスイッチの存在を思い出させる言葉だった。
ああ、拒否が嬉しい。
これが切羽詰まっていたら、嬉しいなんて言ってられないけど、まだ大丈夫。
その甘美な否定に、一瞬酔う。
またカウンターに戻って、銀行員とお話しをはじめた。
スイッチオンとまでいかなかったこの中途半端な状態で、またM心はゆらゆら揺れる。
銀行を出て、いつもホテルに向かう道。
心配していたトイレも大丈夫そう。
お仕事モードの那智さんも見れて、なんだかちょっと浮かれ気味の私。
マ○○の前で立ち止まる。
いきなり、心の針がぶーんと振れる。
どっちに振れたかわからないんだけど、とにかく大きく振れた。
那智さんはモーニングを頼んで、私はコーヒーを頼む。
2階をスルーして3階へ。
誰もいない。
また、針が大きく振れる。
人がいてもなにかするでしょう。
でも、人がいないともっと酷いことになるはず。
どっちがいいのか、わからないわ。
前回わんこになった、入って右端の席にトレーを置いて、那智さんが対角線上にある防犯カメラに気付く。
「あれ?いままでなかったよな。」
那智さんはそれをチェックしているだろうから、恐らく以前はなかったはず。
なぜ、今頃付いてるの!?
私は、そのきっかけが自分たちにあるように思えてしまって、恐ろしくなってしまう。
「多分なかったと思うんだけどな〜。」
そう言いながら、何もなかったように、そのカメラの真下の席に移動してる。
恐いです、那智さん、カメラに映ってしまう。
実際にテーブルに着くと、真下でしかも少しカメラのほうが前に出ている。
これなら、映らないと思いたい。
バッグから尻尾。
「後ろ向いて」
ベンチシートに腰掛ける那智さんに背を向けて立ち、スカートをめくる。
手際良く、尻尾をお尻にねじ込ませてくれている。
私は両側にあるテーブルに手を付き、お尻を突き出すように少しだけ前屈みになって、協力する。
だって、いつ人が来るかわからないのだもの、一秒でも早く終わってほしいもの。
「欲情しなさい」って、遊んでくれなかったから、銀行に行ったりしたから、私の心は正常なの。
だから、いまはとにかく恐い。
誰か来ないうちに、早く終わってほしい。
ビクビクして、終わりになるのを待つ。
ああ、でも、お尻に異物が入っていく感覚が気持ち良くて、正常な心のまま、そんなことで感じてしまう。
尻尾は入って、首輪リードを付けて、完成。
まだ、正常よりでゆらゆらしている。
だから、尻尾を付けてる自分とそれをちょっと喜ぶ自分に、恥ずかしさを隠しきれずにいる。
なんだか、今日は「わんこ」になりきれてないな〜、そんな気持ちを込めて、照れ笑い。
そんな気持ちを知ってか知らずか、リードをグッと引かれ床に下りる指示。
人のいないフロアでわんこになれる嬉しさよりも、今日は戸惑いのほうがずっと大きいよ。
引く力に少し抵抗するように体に力が入る。
それでも、おずおずと床に手を付く。
防犯カメラが気になって、ちょっとでも那智さんの足下に近づこうと、ペタペタとにじり寄る。
もう私の頭はベンチシートに触れんばかりだ。
正常な気持ちでわんこになってる。
ああ、人が上がって来たらどうしよう。
正常な分だけまともな想像ができてしまって、恐くてしかたがない。
「ガタッ!!」
なにか音がした。
全身の毛穴が開いたような、皮膚がビリビリと痺れる感覚。
飛び跳ねて上半身を起こして、那智さんにしがみつく。
恐い、恐い、恐い。
まだ、撫でてくれている。
戻らなきゃ。
四つん這いにならなきゃ。
鼓動が激しくなる。
また、元に戻る。
恐い、那智さん、いつものように「誰か来てもこのままだよ」って言ってください。
そうして、私を正常から引き離して。
観念するしか道はないと、とどめを刺して。
なんの音だったのか、私にはわからなかった。
またスタッフが上がって来たのかもしれない。
心は正常だけど、状況判断ができるほど冷静ではないらしい。
撫でていた手が離れた。
モーニングのマフィンを包む紙の音がしてきて、那智さんがお食事を始めたのがわかった。
私は、まだビクビクしながら、ずっと足下にいる。
誰も上がって来ませんように。
怯えた人間から抜け出せないでいる。
でも、那智さんの太腿に頭をくっつけて、食事をする気配を足下で聞いているのは、わずかに幸せ感をくれた。
「ガサッ」と音がして、目の前にマフィンを包んでいた紙のラップが落とされた。
次に、噛み砕かれたソーセージマフィンの塊がごろっと。
ご飯だ。
床に敷かれた紙の上に置かれた咀嚼したマフィンが、犬のご飯。
ああ、嬉しい、ご飯だ。
その瞬間、今日ずっと私を困らせていた「正常」が一気に飛んでいってしまった。
どうしよう、ためらう気持ちが1ミリくらいしかない。
床に置かれたご飯を喜ぶ私ばかりだ。
床に顔を近づけて、ご飯を口に含む。
モグモグと食べる。
嬉しい、わんこになれたわ。
ここにご飯があるということは、そこにいなさいということだもの、私はわんこでいるしかないのだもの。
やっとわんこになれた。
二口くらい口に含んだ、その時、ゴツンという勢いで、那智さんの足が頭に乗せられた。
革靴の固い底が頭を押し付け、咀嚼されたマフィンに顔を埋める。
ぐりぐりと踏みつけられるたびに、頬に鼻にグチャグチャと着く。
鼻が潰れそうで痛い。
息が苦しい。
顔も髪も油で汚れているだろう。
だけど、嬉しい。
酷くされて、汚くされて、喜んでる私。
足が離された。
ご飯の続き。
顔で潰れてしまったご飯をまた食べる。
唇で探って、舌で掬って。
視界には、残りのご飯と床と那智さんの靴しかない。
顔がギトギトしてるのがわかる。
舌が長かったら、舐めてきれいにできるのに。
紙の上は、マフィンの欠片だけになった。
全部食べたい。
ぺろぺろと舌で舐める。
紙一枚を隔てて、床を感じる。
床を舐めているみたいだ。
タイルの目地までわかる。
固い床を、ぺろぺろ舐める。
那智さんがくれたご飯を全部食べたいもの。
ああ、嬉しい。
床を舐める卑しい犬みたい。
本当に床じゃなくって良かった。
汚いもの。
でも、本当に床でも、同じことをしてしまいそうだ。
食べ終わってしまうのが、とても惜しくて何度も何度も紙を舐めていた。
「怒らない私」から派生した話を、もっと書けそうな感じもしていますが、またまとまったらしますね。
ということで、お待たせしました、わんことその他です〜。(待ってない!?)
今朝の那智さんは少しお仕事モード。
用事を済ませるために、一足先に待ち合わせの街に行っている。
だから事前に「欲情して」なんて、遊んでくれない。
寂しいけど、ホッとしてもいる。
こういう時のM心は、ゆらゆらと揺れる。
待ち合わせて、もうひとつ用事があるそうで、銀行による。
何やら、カウンターでお話しをしている。
私は後ろのソファで雑誌を見ながら待っている。
もしかしたら、トイレに行きたくなるかもしれない。
手続きをしている間、ソファに戻って来た那智さんに聞いてみる。
「お手洗いに行ってもいいですか?」
「だめだよ。」
ニヤッと微笑む那智さん。
銀行でお仕事モード、私もそれと同じような気分でいたから、その「だめ」は別のスイッチの存在を思い出させる言葉だった。
ああ、拒否が嬉しい。
これが切羽詰まっていたら、嬉しいなんて言ってられないけど、まだ大丈夫。
その甘美な否定に、一瞬酔う。
またカウンターに戻って、銀行員とお話しをはじめた。
スイッチオンとまでいかなかったこの中途半端な状態で、またM心はゆらゆら揺れる。
銀行を出て、いつもホテルに向かう道。
心配していたトイレも大丈夫そう。
お仕事モードの那智さんも見れて、なんだかちょっと浮かれ気味の私。
マ○○の前で立ち止まる。
いきなり、心の針がぶーんと振れる。
どっちに振れたかわからないんだけど、とにかく大きく振れた。
那智さんはモーニングを頼んで、私はコーヒーを頼む。
2階をスルーして3階へ。
誰もいない。
また、針が大きく振れる。
人がいてもなにかするでしょう。
でも、人がいないともっと酷いことになるはず。
どっちがいいのか、わからないわ。
前回わんこになった、入って右端の席にトレーを置いて、那智さんが対角線上にある防犯カメラに気付く。
「あれ?いままでなかったよな。」
那智さんはそれをチェックしているだろうから、恐らく以前はなかったはず。
なぜ、今頃付いてるの!?
私は、そのきっかけが自分たちにあるように思えてしまって、恐ろしくなってしまう。
「多分なかったと思うんだけどな〜。」
そう言いながら、何もなかったように、そのカメラの真下の席に移動してる。
恐いです、那智さん、カメラに映ってしまう。
実際にテーブルに着くと、真下でしかも少しカメラのほうが前に出ている。
これなら、映らないと思いたい。
バッグから尻尾。
「後ろ向いて」
ベンチシートに腰掛ける那智さんに背を向けて立ち、スカートをめくる。
手際良く、尻尾をお尻にねじ込ませてくれている。
私は両側にあるテーブルに手を付き、お尻を突き出すように少しだけ前屈みになって、協力する。
だって、いつ人が来るかわからないのだもの、一秒でも早く終わってほしいもの。
「欲情しなさい」って、遊んでくれなかったから、銀行に行ったりしたから、私の心は正常なの。
だから、いまはとにかく恐い。
誰か来ないうちに、早く終わってほしい。
ビクビクして、終わりになるのを待つ。
ああ、でも、お尻に異物が入っていく感覚が気持ち良くて、正常な心のまま、そんなことで感じてしまう。
尻尾は入って、首輪リードを付けて、完成。
まだ、正常よりでゆらゆらしている。
だから、尻尾を付けてる自分とそれをちょっと喜ぶ自分に、恥ずかしさを隠しきれずにいる。
なんだか、今日は「わんこ」になりきれてないな〜、そんな気持ちを込めて、照れ笑い。
そんな気持ちを知ってか知らずか、リードをグッと引かれ床に下りる指示。
人のいないフロアでわんこになれる嬉しさよりも、今日は戸惑いのほうがずっと大きいよ。
引く力に少し抵抗するように体に力が入る。
それでも、おずおずと床に手を付く。
防犯カメラが気になって、ちょっとでも那智さんの足下に近づこうと、ペタペタとにじり寄る。
もう私の頭はベンチシートに触れんばかりだ。
正常な気持ちでわんこになってる。
ああ、人が上がって来たらどうしよう。
正常な分だけまともな想像ができてしまって、恐くてしかたがない。
「ガタッ!!」
なにか音がした。
全身の毛穴が開いたような、皮膚がビリビリと痺れる感覚。
飛び跳ねて上半身を起こして、那智さんにしがみつく。
恐い、恐い、恐い。
まだ、撫でてくれている。
戻らなきゃ。
四つん這いにならなきゃ。
鼓動が激しくなる。
また、元に戻る。
恐い、那智さん、いつものように「誰か来てもこのままだよ」って言ってください。
そうして、私を正常から引き離して。
観念するしか道はないと、とどめを刺して。
なんの音だったのか、私にはわからなかった。
またスタッフが上がって来たのかもしれない。
心は正常だけど、状況判断ができるほど冷静ではないらしい。
撫でていた手が離れた。
モーニングのマフィンを包む紙の音がしてきて、那智さんがお食事を始めたのがわかった。
私は、まだビクビクしながら、ずっと足下にいる。
誰も上がって来ませんように。
怯えた人間から抜け出せないでいる。
でも、那智さんの太腿に頭をくっつけて、食事をする気配を足下で聞いているのは、わずかに幸せ感をくれた。
「ガサッ」と音がして、目の前にマフィンを包んでいた紙のラップが落とされた。
次に、噛み砕かれたソーセージマフィンの塊がごろっと。
ご飯だ。
床に敷かれた紙の上に置かれた咀嚼したマフィンが、犬のご飯。
ああ、嬉しい、ご飯だ。
その瞬間、今日ずっと私を困らせていた「正常」が一気に飛んでいってしまった。
どうしよう、ためらう気持ちが1ミリくらいしかない。
床に置かれたご飯を喜ぶ私ばかりだ。
床に顔を近づけて、ご飯を口に含む。
モグモグと食べる。
嬉しい、わんこになれたわ。
ここにご飯があるということは、そこにいなさいということだもの、私はわんこでいるしかないのだもの。
やっとわんこになれた。
二口くらい口に含んだ、その時、ゴツンという勢いで、那智さんの足が頭に乗せられた。
革靴の固い底が頭を押し付け、咀嚼されたマフィンに顔を埋める。
ぐりぐりと踏みつけられるたびに、頬に鼻にグチャグチャと着く。
鼻が潰れそうで痛い。
息が苦しい。
顔も髪も油で汚れているだろう。
だけど、嬉しい。
酷くされて、汚くされて、喜んでる私。
足が離された。
ご飯の続き。
顔で潰れてしまったご飯をまた食べる。
唇で探って、舌で掬って。
視界には、残りのご飯と床と那智さんの靴しかない。
顔がギトギトしてるのがわかる。
舌が長かったら、舐めてきれいにできるのに。
紙の上は、マフィンの欠片だけになった。
全部食べたい。
ぺろぺろと舌で舐める。
紙一枚を隔てて、床を感じる。
床を舐めているみたいだ。
タイルの目地までわかる。
固い床を、ぺろぺろ舐める。
那智さんがくれたご飯を全部食べたいもの。
ああ、嬉しい。
床を舐める卑しい犬みたい。
本当に床じゃなくって良かった。
汚いもの。
でも、本当に床でも、同じことをしてしまいそうだ。
食べ終わってしまうのが、とても惜しくて何度も何度も紙を舐めていた。
わんこと「汚されたい」2
非日常的な日常
ぺろぺろと床に置かれた紙を舐め続けて、どれくらいたったかしら。
床の固さが気持ち良くて、いつまででも舐めていたいと思っていたのは、覚えてる。
こういうときは、時間の感覚や出来事の順番があんまり思い出せない。
きっと、長い時間じゃないと思うけど、はっきりわからない。
そして、これもはっきりしないのだけど、何かをきっかけに私は顔を上げた。
呼ばれたのかな?
髪を引かれたのかな?思い出せない。
ご飯のカスがついている油でギトギトになった顔を上げて那智さんを見る。
那智さん、わたし汚いかな。
わたしの顔汚れちゃってるかな。
そんな私を見て、那智さんはどう思うかしら。
きっと惚けているだろう。
汚くなっているくせに、なんだか誇らしくて見上げる。
今度はポテトを手持ってる。
ケチャップを付けて、私に近づけてくる。
食べさせてくれるんだ!
嬉々として口を開けて待つ。
それなのに、そのポテトは口には入らず、頬に向かったのだ。
頬にケチャップの冷たさを感じた。
べちゃあ〜っと頬に塗られる。
わあ、顔にケチャップ!?
更に指で掬って、もっといっぱい塗り始めた。
頬とか口の周りとか!!
いやあ、そんなに顔中ケチャップにしないで〜。
あんまりたっぷり顔に付けたから、一滴スカートに垂れてしまった。
幸い黒いワンピースを着ていたから、それほど慌てることにはならなかったけど、そこで私もちょっと正気になって、もう一度那智さんを見上げた。
「あっははははは」
那智さんが思わず笑っている。
「いいよ、席に戻りな(笑)」
うけてる(泣)
SM的行為で「うけて」しまうことは、ちょっと避けたいな〜(泣)
カメラを出して、写真撮ってる。
ああ、どんな顔になってるんだろ。
誰もいないフロア。
でも、いつ人が来るかわからないことを思い出して、体を斜めに壁を向きうつむく。
「なんか、おかしくなっちゃったよ〜。」
「お笑いモード」が好きな那智さん、私をパンツ姿でダッシュさせたり、ハプニングバーで「はい!いってもいいですか!?」と大声で挙手させたり、だけど、今日の「笑い」は計らずもおかしいものになってしまったみたい。
「惨めにりん子を汚したい」と顔にケチャップを塗ったけど、見上げる私を見て思わず噴き出してしまった。
微笑ましかったんですって。
ほら、よく海外の投稿ビデオハプニング集みたいなので、白人の小さな子がいたずらして自分の顔にペイントしちゃうのあるでしょ?
あれに似た微笑ましさ。
なんだか私まで笑っちゃった。
でも、まだ「よし」が出てないから、ケチャップを付けたままだ。
我に返ってまた、うつむいて壁に向いて神妙にする。
いま人は来ても、困るな〜。
いじわるでなく「お笑い」になってしまった那智さんは、これ以上酷いことになることしないで「もういいよ」って言ってくれた。
ああ、よかった、顔拭ける。
そばにあった紙ナフキンでざっと拭う。
サッと席を立って、追加の紙ナフキンを取ってきてくれた。
それに、コーヒーを垂らして、簡易ウェットティッシュ(笑)
「えええ、コーヒーですか!?」
「油も入ってないし、いいだろ!」
そういって、濡れたフキンで顔を拭いてくれる。
いやん、私、こういうの好きなの。
那智さんが、私の世話を焼いてくれるの、好き。
されるがままで、その幸せを味わっていた。
さあ、そろそろ出ようということになって、お尻の尻尾の確認をする。
今日は膝より少し短い薄手のワンピース。
尻尾、まるわかり^^:
このときばかりは、真剣にお願いした。
「外させてください〜泣」
2回くらいお願いしてもダメだったから、諦める。
これ以上、拒否したら、もっと酷いことになりそうだ。
尻尾の紐を下着にくぐらせるようにすると、多少裾から出る量は減るんだけど、尻尾が下に垂れるというより、下着の上からニョキッと出てる感じになるから、変なくらい「ぼこ〜」っとお尻が出っ張ってしまう。
下着のしたから出せば、裾から20㎝は出てしまう。
変で目立つか、尻尾自体で目立つか!?
那智さんは、普通にワンピースから尻尾が出ている姿をかわいいと言ってくれてる。
かわいいだけを頼りに、尻尾をいっぱい見せたまま、マ○○を出る。
もう、腕組んで絶対離れない!!
早く、早く、ホテルに入りたい。
歩く度に「ぽんぽこ、ぽんぽこ」と左右の足に交互に尻尾が当たる
前を、年配女性の団体が歩いている。
すみません、どいてください…早くホテルに入りたいのです。
那智さんの腕を取って、私が先導するように早足で団体を抜かす。
ああ、「ぽんぽこ、ぽんぽこ」してる〜。
尻尾に気付いちゃうかしら。
最新のファッションって思ってくれないかしら。
次は、男の人。
急いで抜かす。
きっと私は「あわあわ」してるはずだ。
でも、もう一刻も早く、この場からいなくなりたい。
慌てて数人抜かして、前が詰まって速度が遅くなったとき、さっき抜かした男性が私たちを追い抜いた。
そして、振り返った。
「あの人、なにかわかってるね。」
いや!!!もう恥ずかしくて、恐くて、死にそう。
顔を伏せて歩く。
「ほら、また振り返ってる。」
ごめんなさい、どうか無視してください…。
命からがら、ホテルのそばのいつも飲み物を買う自販機まで辿り着いた。
そこで那智さんが
「あんなに、急いで抜かしたら、余計にたくさんの人に見られるのに(笑)」
ガーン、そうでした。
周りと同じ速度で歩いていれば、気付かれる確率は高いけど、人数は限られるものね…。
あわあわと早足で抜かしていけば、目立つしいっぱいの人に見られるものね…。
普通にしてればいいのはわかっているけど、できないの。
自分の浅はかさが恥ずかしくて情けなくて、更に早くホテルに入りたいと思うのでした。
まだ、続きます!
ぺろぺろと床に置かれた紙を舐め続けて、どれくらいたったかしら。
床の固さが気持ち良くて、いつまででも舐めていたいと思っていたのは、覚えてる。
こういうときは、時間の感覚や出来事の順番があんまり思い出せない。
きっと、長い時間じゃないと思うけど、はっきりわからない。
そして、これもはっきりしないのだけど、何かをきっかけに私は顔を上げた。
呼ばれたのかな?
髪を引かれたのかな?思い出せない。
ご飯のカスがついている油でギトギトになった顔を上げて那智さんを見る。
那智さん、わたし汚いかな。
わたしの顔汚れちゃってるかな。
そんな私を見て、那智さんはどう思うかしら。
きっと惚けているだろう。
汚くなっているくせに、なんだか誇らしくて見上げる。
今度はポテトを手持ってる。
ケチャップを付けて、私に近づけてくる。
食べさせてくれるんだ!
嬉々として口を開けて待つ。
それなのに、そのポテトは口には入らず、頬に向かったのだ。
頬にケチャップの冷たさを感じた。
べちゃあ〜っと頬に塗られる。
わあ、顔にケチャップ!?
更に指で掬って、もっといっぱい塗り始めた。
頬とか口の周りとか!!
いやあ、そんなに顔中ケチャップにしないで〜。
あんまりたっぷり顔に付けたから、一滴スカートに垂れてしまった。
幸い黒いワンピースを着ていたから、それほど慌てることにはならなかったけど、そこで私もちょっと正気になって、もう一度那智さんを見上げた。
「あっははははは」
那智さんが思わず笑っている。
「いいよ、席に戻りな(笑)」
うけてる(泣)
SM的行為で「うけて」しまうことは、ちょっと避けたいな〜(泣)
カメラを出して、写真撮ってる。
ああ、どんな顔になってるんだろ。
誰もいないフロア。
でも、いつ人が来るかわからないことを思い出して、体を斜めに壁を向きうつむく。
「なんか、おかしくなっちゃったよ〜。」
「お笑いモード」が好きな那智さん、私をパンツ姿でダッシュさせたり、ハプニングバーで「はい!いってもいいですか!?」と大声で挙手させたり、だけど、今日の「笑い」は計らずもおかしいものになってしまったみたい。
「惨めにりん子を汚したい」と顔にケチャップを塗ったけど、見上げる私を見て思わず噴き出してしまった。
微笑ましかったんですって。
ほら、よく海外の投稿ビデオハプニング集みたいなので、白人の小さな子がいたずらして自分の顔にペイントしちゃうのあるでしょ?
あれに似た微笑ましさ。
なんだか私まで笑っちゃった。
でも、まだ「よし」が出てないから、ケチャップを付けたままだ。
我に返ってまた、うつむいて壁に向いて神妙にする。
いま人は来ても、困るな〜。
いじわるでなく「お笑い」になってしまった那智さんは、これ以上酷いことになることしないで「もういいよ」って言ってくれた。
ああ、よかった、顔拭ける。
そばにあった紙ナフキンでざっと拭う。
サッと席を立って、追加の紙ナフキンを取ってきてくれた。
それに、コーヒーを垂らして、簡易ウェットティッシュ(笑)
「えええ、コーヒーですか!?」
「油も入ってないし、いいだろ!」
そういって、濡れたフキンで顔を拭いてくれる。
いやん、私、こういうの好きなの。
那智さんが、私の世話を焼いてくれるの、好き。
されるがままで、その幸せを味わっていた。
さあ、そろそろ出ようということになって、お尻の尻尾の確認をする。
今日は膝より少し短い薄手のワンピース。
尻尾、まるわかり^^:
このときばかりは、真剣にお願いした。
「外させてください〜泣」
2回くらいお願いしてもダメだったから、諦める。
これ以上、拒否したら、もっと酷いことになりそうだ。
尻尾の紐を下着にくぐらせるようにすると、多少裾から出る量は減るんだけど、尻尾が下に垂れるというより、下着の上からニョキッと出てる感じになるから、変なくらい「ぼこ〜」っとお尻が出っ張ってしまう。
下着のしたから出せば、裾から20㎝は出てしまう。
変で目立つか、尻尾自体で目立つか!?
那智さんは、普通にワンピースから尻尾が出ている姿をかわいいと言ってくれてる。
かわいいだけを頼りに、尻尾をいっぱい見せたまま、マ○○を出る。
もう、腕組んで絶対離れない!!
早く、早く、ホテルに入りたい。
歩く度に「ぽんぽこ、ぽんぽこ」と左右の足に交互に尻尾が当たる
前を、年配女性の団体が歩いている。
すみません、どいてください…早くホテルに入りたいのです。
那智さんの腕を取って、私が先導するように早足で団体を抜かす。
ああ、「ぽんぽこ、ぽんぽこ」してる〜。
尻尾に気付いちゃうかしら。
最新のファッションって思ってくれないかしら。
次は、男の人。
急いで抜かす。
きっと私は「あわあわ」してるはずだ。
でも、もう一刻も早く、この場からいなくなりたい。
慌てて数人抜かして、前が詰まって速度が遅くなったとき、さっき抜かした男性が私たちを追い抜いた。
そして、振り返った。
「あの人、なにかわかってるね。」
いや!!!もう恥ずかしくて、恐くて、死にそう。
顔を伏せて歩く。
「ほら、また振り返ってる。」
ごめんなさい、どうか無視してください…。
命からがら、ホテルのそばのいつも飲み物を買う自販機まで辿り着いた。
そこで那智さんが
「あんなに、急いで抜かしたら、余計にたくさんの人に見られるのに(笑)」
ガーン、そうでした。
周りと同じ速度で歩いていれば、気付かれる確率は高いけど、人数は限られるものね…。
あわあわと早足で抜かしていけば、目立つしいっぱいの人に見られるものね…。
普通にしてればいいのはわかっているけど、できないの。
自分の浅はかさが恥ずかしくて情けなくて、更に早くホテルに入りたいと思うのでした。
まだ、続きます!
わんこと「汚されたい」3
非日常的な日常
ホテルに着いて、和やかな時間。
ケッチャップ顔や尻尾丸見え話で盛り上がり、わんこから一気になだれ込みという感じにはならなかった。
座椅子に腰掛ける那智さんのお腹に頬を付け、上半身を預けてくっついてる。
髪を撫で、煙草を吸う。
沸いたお湯でコーヒーを煎れてる。
太腿には尻尾の感触。
いいな〜、私ずっと那智さんの犬でいたい。
足の辺りをチラッと見ると、ワンピースが少しめくれて露になってるガーターの黒いストッキングと白い尻尾が幸せそう♪
うっとりと幸せに目を閉じていると、不意に膝の裏に強い刺激。
「ぎゃっ」っと体を強ばらせる。
お湯だ。
いま湧いた熱湯で煎れたコーヒーを垂らしてる。
火傷をするほどではないけど、不意の刺激は感覚を鋭くさせるみたい。
また、掬って、ポタポタ。
ポタポタ。
コーヒーカップの中は徐々に冷めてくる。
最初のころの刺激が減ってきて、私の反応がいまひとつにポタポタではつまらなくなったみたいで、腿の裏側に「だー」っとコーヒーを垂らす。
熱い!
でも、耐えられるかな、それより私さっきコーヒーで顔拭いてもらってるし、なんだかコーヒーまみれ(笑)
髪を掴まれて引かれた、那智さんの足に体を乗せるような位置になる。
ワンピースをめくられ、お尻をスパンキング。
何度も何度も叩かれて、痛いことが嬉しくて気持ち良くなる。
お尻への平手のスパンキングは、もう私には幸せな快感装置。
そんな甘美な時間は、今日はあまり与えてもらえなかった。
また髪を掴み、体を畳に投げ出された。
踏まれて、そして蹴りはじめた。
背中、お尻、お腹、太腿。
力を加減しながら、でも、痛いピンポイントを狙ってる。
踵を太腿に蹴り落とされて、痛さに体を仰け反らせる。
みぞおちを蹴られて、お腹を抱えて小さく丸まる。
足だけでグチャグチャにされて、のたうち回る私。
惨めな姿が嬉しい。
那智さんに酷くされるのが、嬉しい。
だけど、ちょっと不安になる。
冷静な視線で上から見下ろされ、ただ蹴られている。
惨めな様子が嬉しい反面、これが愛情から来るものだと確認したくなってしまう。
「那智さん、愛してる?」と蹴られながら聞く。
「ああ、愛してるよ。」蹴りながら答えてくれる。
ずいぶん長い間続いたと思う。
一回、お風呂にお湯を張りに行ったみたい。
髪を掴まれ引き起こされる。
唇に指。
ビンタの合図。
ビンタは、何度しても恐い。
怯えが消えることなく、恍惚がやってくる。
数発ビンタされ、また蹴りはじめた。
今度は、おまんこだ。
最初は軽かったけど、蹴る位置を少し左にずらしてから、力が入ってきた。
痛い。
痛い。
なんだかわならないけど、とっても痛い。
那智さんが蹴るたびに、何か固いものが当たっている。
それがおまんこに当たって、とっても痛い。
那智さん、痛い。
ここに何か当たって痛い。
きっと、尻尾のアナルパールが出てるんだ。
それが足とおまんこの間に挟まってるんだ。
だから、ゴツゴツと当たって、すごく痛いんだ。
ただ「痛い」とうわ言ののように繰り返す。
那智さんは、ずっと蹴り続ける。
那智さん、痛いよ。
助けて、固いのが痛い。
ここの固いのがあるから、痛い。
それを取って、取って、取って、お願い。
「痛い、痛い、痛い、いたいいたいいたい!!!!!!!」
外に聞こえてる。
絶対、大きい声のはず。
痛くてしかたがない、固い何かが気になっている、思考回路がちょっとおかしい。
ただ、たんに恥骨(っていうのかな?)に当たってるだけなのに、まったく冷静な判断できなかった。
痛くて絶叫して、それなのに快感で腰を振る。
その絶叫を合図に、お風呂のお湯を止めにいき、戻って来た。
また髪を鷲掴みにして、そのままバスルームに連れて行かれる。
???
お風呂じゃないの??
洋服を着て、ストッキングを履いたまま、バスルームに入る違和感。
さっき蹴られたおまんこがズキズキしている。
那智さんは、一言も発していない。
そして、髪を掴んだまま、私の顔をお湯の中に突っ込んだ。
ホテルに着いて、和やかな時間。
ケッチャップ顔や尻尾丸見え話で盛り上がり、わんこから一気になだれ込みという感じにはならなかった。
座椅子に腰掛ける那智さんのお腹に頬を付け、上半身を預けてくっついてる。
髪を撫で、煙草を吸う。
沸いたお湯でコーヒーを煎れてる。
太腿には尻尾の感触。
いいな〜、私ずっと那智さんの犬でいたい。
足の辺りをチラッと見ると、ワンピースが少しめくれて露になってるガーターの黒いストッキングと白い尻尾が幸せそう♪
うっとりと幸せに目を閉じていると、不意に膝の裏に強い刺激。
「ぎゃっ」っと体を強ばらせる。
お湯だ。
いま湧いた熱湯で煎れたコーヒーを垂らしてる。
火傷をするほどではないけど、不意の刺激は感覚を鋭くさせるみたい。
また、掬って、ポタポタ。
ポタポタ。
コーヒーカップの中は徐々に冷めてくる。
最初のころの刺激が減ってきて、私の反応がいまひとつにポタポタではつまらなくなったみたいで、腿の裏側に「だー」っとコーヒーを垂らす。
熱い!
でも、耐えられるかな、それより私さっきコーヒーで顔拭いてもらってるし、なんだかコーヒーまみれ(笑)
髪を掴まれて引かれた、那智さんの足に体を乗せるような位置になる。
ワンピースをめくられ、お尻をスパンキング。
何度も何度も叩かれて、痛いことが嬉しくて気持ち良くなる。
お尻への平手のスパンキングは、もう私には幸せな快感装置。
そんな甘美な時間は、今日はあまり与えてもらえなかった。
また髪を掴み、体を畳に投げ出された。
踏まれて、そして蹴りはじめた。
背中、お尻、お腹、太腿。
力を加減しながら、でも、痛いピンポイントを狙ってる。
踵を太腿に蹴り落とされて、痛さに体を仰け反らせる。
みぞおちを蹴られて、お腹を抱えて小さく丸まる。
足だけでグチャグチャにされて、のたうち回る私。
惨めな姿が嬉しい。
那智さんに酷くされるのが、嬉しい。
だけど、ちょっと不安になる。
冷静な視線で上から見下ろされ、ただ蹴られている。
惨めな様子が嬉しい反面、これが愛情から来るものだと確認したくなってしまう。
「那智さん、愛してる?」と蹴られながら聞く。
「ああ、愛してるよ。」蹴りながら答えてくれる。
ずいぶん長い間続いたと思う。
一回、お風呂にお湯を張りに行ったみたい。
髪を掴まれ引き起こされる。
唇に指。
ビンタの合図。
ビンタは、何度しても恐い。
怯えが消えることなく、恍惚がやってくる。
数発ビンタされ、また蹴りはじめた。
今度は、おまんこだ。
最初は軽かったけど、蹴る位置を少し左にずらしてから、力が入ってきた。
痛い。
痛い。
なんだかわならないけど、とっても痛い。
那智さんが蹴るたびに、何か固いものが当たっている。
それがおまんこに当たって、とっても痛い。
那智さん、痛い。
ここに何か当たって痛い。
きっと、尻尾のアナルパールが出てるんだ。
それが足とおまんこの間に挟まってるんだ。
だから、ゴツゴツと当たって、すごく痛いんだ。
ただ「痛い」とうわ言ののように繰り返す。
那智さんは、ずっと蹴り続ける。
那智さん、痛いよ。
助けて、固いのが痛い。
ここの固いのがあるから、痛い。
それを取って、取って、取って、お願い。
「痛い、痛い、痛い、いたいいたいいたい!!!!!!!」
外に聞こえてる。
絶対、大きい声のはず。
痛くてしかたがない、固い何かが気になっている、思考回路がちょっとおかしい。
ただ、たんに恥骨(っていうのかな?)に当たってるだけなのに、まったく冷静な判断できなかった。
痛くて絶叫して、それなのに快感で腰を振る。
その絶叫を合図に、お風呂のお湯を止めにいき、戻って来た。
また髪を鷲掴みにして、そのままバスルームに連れて行かれる。
???
お風呂じゃないの??
洋服を着て、ストッキングを履いたまま、バスルームに入る違和感。
さっき蹴られたおまんこがズキズキしている。
那智さんは、一言も発していない。
そして、髪を掴んだまま、私の顔をお湯の中に突っ込んだ。
ちょっと一服
独り言
すみれさんとのことが、少しずつ進んでいる。
スケジュールや内容。
忙しい那智さんに代わって、いろいろ動く私。
すみれさんの宿泊先のピックアップ(予約の手配は何かしらのリスクに備えて那智さんがしました)、いつも利用するホテルに問い合わせ(3人が可能かね)。
すみれさんと那智さんの意見や希望の仲介。
那智さんの意志を汲み取って、すみれさんに伝える。
すみれさんの心配事をひとつひとつ消してあげる。
もちろん、那智さんとすみれさんもやり取りをしている。
でも、忙しいから、わりと「重要なポイント」を中心に動いているみたい。
「怒らない私で思ったこと」に出てきた「被虐願望(性癖M)」と「従いたい願望(性格M)」。
このすみれさんの一件で、那智さんの手となり足となり私を動かすのは、性格Mだ。
那智さんの指示はもちろん、先回りしてみたり。
「おっ、偉い」とか言われると、嬉しい。
詳しい考察はいつかまた。
那智さんには、私の「性癖M」と「性格M」の両方を丸抱えしてもらって、なおかつ増長しないで、私を大切に扱ってもらうという、面倒臭く自制心の必要なことをお願いしているな〜と思ってる。
それでも、それをし続けてくれる那智さんのメリットってなんでしょうね。
とりあえず、3人で会ったとき、一服する間私が那智さんの手足になってすみれさんの相手をするという、メリットはありますね。
那智さんの役に立ちたい、でも、レズは戸惑う。
私が戸惑えば、すみれさんはもっと戸惑う。
(って、普通にレズとか書いてるけど、やったことないのよ!!すごーく戸惑ってるのですよ)
「どうか、その時は、飛ばしちゃってください〜」とお願いしてる最中です(泣)
そしたら、立派な「那智さんの手足」になれると、思うから…多分…。
わんこと「汚されたい」の続きは、また明日になります。
もうちょっと、待っててくださいね。
(こういう話、記事カテゴリーに迷いますね、独り言にしてるけど)
すみれさんとのことが、少しずつ進んでいる。
スケジュールや内容。
忙しい那智さんに代わって、いろいろ動く私。
すみれさんの宿泊先のピックアップ(予約の手配は何かしらのリスクに備えて那智さんがしました)、いつも利用するホテルに問い合わせ(3人が可能かね)。
すみれさんと那智さんの意見や希望の仲介。
那智さんの意志を汲み取って、すみれさんに伝える。
すみれさんの心配事をひとつひとつ消してあげる。
もちろん、那智さんとすみれさんもやり取りをしている。
でも、忙しいから、わりと「重要なポイント」を中心に動いているみたい。
「怒らない私で思ったこと」に出てきた「被虐願望(性癖M)」と「従いたい願望(性格M)」。
このすみれさんの一件で、那智さんの手となり足となり私を動かすのは、性格Mだ。
那智さんの指示はもちろん、先回りしてみたり。
「おっ、偉い」とか言われると、嬉しい。
詳しい考察はいつかまた。
那智さんには、私の「性癖M」と「性格M」の両方を丸抱えしてもらって、なおかつ増長しないで、私を大切に扱ってもらうという、面倒臭く自制心の必要なことをお願いしているな〜と思ってる。
それでも、それをし続けてくれる那智さんのメリットってなんでしょうね。
とりあえず、3人で会ったとき、一服する間私が那智さんの手足になってすみれさんの相手をするという、メリットはありますね。
那智さんの役に立ちたい、でも、レズは戸惑う。
私が戸惑えば、すみれさんはもっと戸惑う。
(って、普通にレズとか書いてるけど、やったことないのよ!!すごーく戸惑ってるのですよ)
「どうか、その時は、飛ばしちゃってください〜」とお願いしてる最中です(泣)
そしたら、立派な「那智さんの手足」になれると、思うから…多分…。
わんこと「汚されたい」の続きは、また明日になります。
もうちょっと、待っててくださいね。
(こういう話、記事カテゴリーに迷いますね、独り言にしてるけど)
わんこと「汚されたい」4
非日常的な日常
無言で髪を掴んまま歩き出す。
那智さんより背の高い私は当然のように、体を折り曲げながら歩く。
ジタバタとして歩きにくい、そんなことおかまいなしで引っ張られることが嬉しい。
バスルームに連れて行かれて、バスタブの前で「ぐい」っと力を入れて屈ませられる。
そうか、顔を入れられるんだと、その時に思った。
Mを自覚して旅をしていたころ、公衆の面前で頭から水をかけられるという夢を見て感じていた私。
10代の頃、雨に濡れるのが好きで、台風のときにわざと傘を閉じて雨風に晒されながら歩いた。
わざと下着を着けておもらしをしたこともある(わあ、恥ずかしいぞ)
水に濡れるというのは、私の何かを刺激する。
それは水に濡れた姿か、それともなす術なしの状態か、両方かもしれない。
いろんな場面で共通しているのは「ぐちゃぐちゃ」になりたいと思うことだ。
そして、それは心も姿も両方、そうしてほしいと思ってる。
「水(もしくは濡れる)」は、私のMとしての性癖の重要なファクターのひとつのはず。
顔を水に突っ込まれるというのは、憧れのひとつだった。
顔や髪が濡れて、息が苦しくむせて咳き込む。
姿も心もぐちゃぐちゃだ。
それが、実際自分の身に起こると思った瞬間、「憧れ」の光は瞬く間に恐怖に変わってしまった。
沈黙のまま顔を水に突っ込まれる。
その瞬間から、もう苦しい。
きっと息はまだ平気なんだけど、恐怖に身構えてしまった体がすぐに音を上げてしまう。
苦しい、違う、恐い。
バスタブをバンバン叩いて暴れる。
髪を引き一度顔を上げる。
はあはあと呼吸して、すぐまた水。
今度はさっきより空気は吸えたはずだから、少し我慢できるだろうと恐怖を払拭するように言い聞かせる。
洋服が濡れないようにしてくれたのか、時間の関係か、バスタブに半分くらいしか入っていない水に顔を押し込むから、頭を下にした状態になる。
そうすると余計に鼻に水が入ってきそうになって、やっぱり恐い。
大げさだけど、「死」を予感してしまった。
那智さんに首を絞められたこともある。
だけど、そのときは感じなかった「死」に対する恐怖を感じてしまったのだ。
首を絞めることで苦しくなるような、じわじわと歩み寄る「死」の予感ではなくて、鼻や気管に水が入ってむせかえる、瞬時に「死」が訪れるような恐さ。
ほんと大げさで弱虫。
だから、息を吸っても全然だめ。
恐い=苦しいになってしまって、だめ。
もう冷静な判断ができない。
苦しい、苦しい、苦しい。
恐い、恐い、恐い。
顔を上げられると、心の底から安堵する。
また入れられる。
何回か繰り返す。
多分呼吸自体はまだ耐えられるはずなんだけど、もう水に突っ込まれた途端に、恐怖で苦しくなる。
少し鼻に水が入ってきたのを感じた。
だめ、このままじゃ、むせる、死んじゃう。
那智さん、恐い、恐いよ!!!!
バスタブを叩き、足をばたつかせ暴れる。
もう無我夢中、なり振り構わず暴れてバスタブを叩いていた腕が水に入ってしまった。
着ていた上着の袖を濡らした。
那智さんが、私を引き上げた。
「ごめんなさい、ごめんなさい。恐いの、どうしても恐いの!!!!!」
バスルームの床にペタリと座り、垂れる水が洋服を濡らすことも構わず、泣く。
しょうがねーなーといった感じでバスタオルを投げてくれて、それに顔を押し当てて子供のように泣いた。
「なるべく濡れないようにしてやってたのに、自分で手を突っ込んじゃうんだもんな〜。」
濡れた上着をハンガーに掛けてエアコンのそばに下げてくれる。
「脱ぎな、風呂入ろ。」
そういってさっさと支度を始める。
私もワンピースを脱いであとに続く。
「死」を予感させるような追い詰められた状態で感じるであろう快感を、今日は感じることはできなかった。
死の予感のずーーーーーーっと手前でギブアップ。
憧れていたことなのに、那智さんのしてくれることは何でも幸せなんて言ってるくせに、ほんとへなちょこ。
水浸しでわんわん泣く、このずーーーーーーーーっと手前の甘い「ぐちゃぐちゃ」だけでも満足しちゃう、弱虫。
バスルームに入ったら「ちょうどいいや、おしっこ。」と那智さん。
足下にしゃがんだ。
「かけてあげるね。」
今日は飲むんじゃないのね。
濡れたついでにかけてくれるんだ。
体にかけてもらったことはあるけど、頭からははじめて。
嬉しい。
目を閉じておとなく待つ。
温かいおしっこがかかってきた。
それが顔に垂れてくる。
口に垂れたのを飲む。
嬉しい、那智さんのおしっこ。
頭に顔に体にかかってる。
それだけで感じる。
ああ、嬉しい、私をぐちゃぐちゃにして。
大好きな那智さんのおしっこをかけて喜ぶ私を愛でて。
那智さんのおしっこで、私を汚して。
でも、こんなに大好きな那智さんのおしっこが私を「汚す」ものに思えないよ。
愛されてるとしか思えないよ。
ただ愛されてる。
私汚れてないよ。
惨めな状態さえも、愛される姿。
あなたの手で、あなたにだけ私を惨めで幸せにすることができる。
一段落して、休憩しながらデジカメに収められてる画像を見る。
マ○○の床に四つん這いになってるもの。
尻尾を付けた後ろ姿。
ケチャップがべっとり塗られた顔。
確かに、それで満面の笑顔の私は、ちっとも「汚れて」ない。
那智さんのいう「子供のいたずら」っぽい微笑ましさも感じられる。
嬉しくて、冗談まじりにいう。
「那智さん、私のこと汚せないですね。だって、私幸せそうで汚くないもの。」
もっと調子に乗っていう(2人の間の戯れ言ですから、許してね)
「きれいだから、何しても汚くならないですものね。どうしましょ、ケチャップ塗られてもきれい。」
「じゃあ、うんこを顔に塗ったら?」
かなり呆れながら付き合ってくれる。
「うん、多分それでもきれい!!那智さん、どうにかして、私を汚して♪」
汚したり醜くしたりをしている人。
「させてる」人は、その汚くなったる姿を見て、どう思ってるんだろう。
本当に汚いと思ってるのかしら。
汚いけど、愛しい。
醜いけど、それがいい。
汚くなくて、美しい。
「されてる」人はどう思う?
醜いのは恥ずかしい(から感じる?)
汚れてる自分が好き。
この人に汚されるから、いい。
那智さんが愛情を持って私を汚す限り、私は汚れないと思ってしまう。
そして、私は、他の誰でもない那智さんに汚してほしいのだ。
この矛盾、どうやって解消しましょうか、那智さん。
わからないから、とりあえず言っとくわ。
「那智さん、私を汚して!!」
無言で髪を掴んまま歩き出す。
那智さんより背の高い私は当然のように、体を折り曲げながら歩く。
ジタバタとして歩きにくい、そんなことおかまいなしで引っ張られることが嬉しい。
バスルームに連れて行かれて、バスタブの前で「ぐい」っと力を入れて屈ませられる。
そうか、顔を入れられるんだと、その時に思った。
Mを自覚して旅をしていたころ、公衆の面前で頭から水をかけられるという夢を見て感じていた私。
10代の頃、雨に濡れるのが好きで、台風のときにわざと傘を閉じて雨風に晒されながら歩いた。
わざと下着を着けておもらしをしたこともある(わあ、恥ずかしいぞ)
水に濡れるというのは、私の何かを刺激する。
それは水に濡れた姿か、それともなす術なしの状態か、両方かもしれない。
いろんな場面で共通しているのは「ぐちゃぐちゃ」になりたいと思うことだ。
そして、それは心も姿も両方、そうしてほしいと思ってる。
「水(もしくは濡れる)」は、私のMとしての性癖の重要なファクターのひとつのはず。
顔を水に突っ込まれるというのは、憧れのひとつだった。
顔や髪が濡れて、息が苦しくむせて咳き込む。
姿も心もぐちゃぐちゃだ。
それが、実際自分の身に起こると思った瞬間、「憧れ」の光は瞬く間に恐怖に変わってしまった。
沈黙のまま顔を水に突っ込まれる。
その瞬間から、もう苦しい。
きっと息はまだ平気なんだけど、恐怖に身構えてしまった体がすぐに音を上げてしまう。
苦しい、違う、恐い。
バスタブをバンバン叩いて暴れる。
髪を引き一度顔を上げる。
はあはあと呼吸して、すぐまた水。
今度はさっきより空気は吸えたはずだから、少し我慢できるだろうと恐怖を払拭するように言い聞かせる。
洋服が濡れないようにしてくれたのか、時間の関係か、バスタブに半分くらいしか入っていない水に顔を押し込むから、頭を下にした状態になる。
そうすると余計に鼻に水が入ってきそうになって、やっぱり恐い。
大げさだけど、「死」を予感してしまった。
那智さんに首を絞められたこともある。
だけど、そのときは感じなかった「死」に対する恐怖を感じてしまったのだ。
首を絞めることで苦しくなるような、じわじわと歩み寄る「死」の予感ではなくて、鼻や気管に水が入ってむせかえる、瞬時に「死」が訪れるような恐さ。
ほんと大げさで弱虫。
だから、息を吸っても全然だめ。
恐い=苦しいになってしまって、だめ。
もう冷静な判断ができない。
苦しい、苦しい、苦しい。
恐い、恐い、恐い。
顔を上げられると、心の底から安堵する。
また入れられる。
何回か繰り返す。
多分呼吸自体はまだ耐えられるはずなんだけど、もう水に突っ込まれた途端に、恐怖で苦しくなる。
少し鼻に水が入ってきたのを感じた。
だめ、このままじゃ、むせる、死んじゃう。
那智さん、恐い、恐いよ!!!!
バスタブを叩き、足をばたつかせ暴れる。
もう無我夢中、なり振り構わず暴れてバスタブを叩いていた腕が水に入ってしまった。
着ていた上着の袖を濡らした。
那智さんが、私を引き上げた。
「ごめんなさい、ごめんなさい。恐いの、どうしても恐いの!!!!!」
バスルームの床にペタリと座り、垂れる水が洋服を濡らすことも構わず、泣く。
しょうがねーなーといった感じでバスタオルを投げてくれて、それに顔を押し当てて子供のように泣いた。
「なるべく濡れないようにしてやってたのに、自分で手を突っ込んじゃうんだもんな〜。」
濡れた上着をハンガーに掛けてエアコンのそばに下げてくれる。
「脱ぎな、風呂入ろ。」
そういってさっさと支度を始める。
私もワンピースを脱いであとに続く。
「死」を予感させるような追い詰められた状態で感じるであろう快感を、今日は感じることはできなかった。
死の予感のずーーーーーーっと手前でギブアップ。
憧れていたことなのに、那智さんのしてくれることは何でも幸せなんて言ってるくせに、ほんとへなちょこ。
水浸しでわんわん泣く、このずーーーーーーーーっと手前の甘い「ぐちゃぐちゃ」だけでも満足しちゃう、弱虫。
バスルームに入ったら「ちょうどいいや、おしっこ。」と那智さん。
足下にしゃがんだ。
「かけてあげるね。」
今日は飲むんじゃないのね。
濡れたついでにかけてくれるんだ。
体にかけてもらったことはあるけど、頭からははじめて。
嬉しい。
目を閉じておとなく待つ。
温かいおしっこがかかってきた。
それが顔に垂れてくる。
口に垂れたのを飲む。
嬉しい、那智さんのおしっこ。
頭に顔に体にかかってる。
それだけで感じる。
ああ、嬉しい、私をぐちゃぐちゃにして。
大好きな那智さんのおしっこをかけて喜ぶ私を愛でて。
那智さんのおしっこで、私を汚して。
でも、こんなに大好きな那智さんのおしっこが私を「汚す」ものに思えないよ。
愛されてるとしか思えないよ。
ただ愛されてる。
私汚れてないよ。
惨めな状態さえも、愛される姿。
あなたの手で、あなたにだけ私を惨めで幸せにすることができる。
一段落して、休憩しながらデジカメに収められてる画像を見る。
マ○○の床に四つん這いになってるもの。
尻尾を付けた後ろ姿。
ケチャップがべっとり塗られた顔。
確かに、それで満面の笑顔の私は、ちっとも「汚れて」ない。
那智さんのいう「子供のいたずら」っぽい微笑ましさも感じられる。
嬉しくて、冗談まじりにいう。
「那智さん、私のこと汚せないですね。だって、私幸せそうで汚くないもの。」
もっと調子に乗っていう(2人の間の戯れ言ですから、許してね)
「きれいだから、何しても汚くならないですものね。どうしましょ、ケチャップ塗られてもきれい。」
「じゃあ、うんこを顔に塗ったら?」
かなり呆れながら付き合ってくれる。
「うん、多分それでもきれい!!那智さん、どうにかして、私を汚して♪」
汚したり醜くしたりをしている人。
「させてる」人は、その汚くなったる姿を見て、どう思ってるんだろう。
本当に汚いと思ってるのかしら。
汚いけど、愛しい。
醜いけど、それがいい。
汚くなくて、美しい。
「されてる」人はどう思う?
醜いのは恥ずかしい(から感じる?)
汚れてる自分が好き。
この人に汚されるから、いい。
那智さんが愛情を持って私を汚す限り、私は汚れないと思ってしまう。
そして、私は、他の誰でもない那智さんに汚してほしいのだ。
この矛盾、どうやって解消しましょうか、那智さん。
わからないから、とりあえず言っとくわ。
「那智さん、私を汚して!!」
お尻
独特な幸福感
お尻の穴を使ってセックスをすること。
「独特な幸福感」の「何のことだかわかりますか?」とか「お尻のこと」で書いているけど、また。
以前付き合っていたSMの相手に無理矢理入れられそうになったのがはじめてで、それから「恐いもの」になっていた。
だって、そうよね!?
おちんちんみたいな太いものを、お尻の穴をこじ開けて、めり込ませて、ねじ込む…なんて考えたら、痛そうで痛そうで、「無理!!」って思うよね。
私もそうでした。
そんな私に那智さんは言ってた。
生まれたときから使ってる場所で、しかも排泄の心地よさを感じ続けているんだから、気持ちいいに決まってる。
はじめて会ったときに、アナルセックスをした。
丁寧にゆっくりほぐしてくれて、多少引きつる痛みはあったけど思ったより問題なかった。
終始「リラックスして」となだめてくれる。
そのときのおまじないが「お腹と肩で大きく息をして」という言葉。
その通りにすると、なんだか大丈夫な気持ちになるから、しばらくはいつも聞いていた「お腹と肩で息するんですよね?」って。
「そう。」と言ってもらうと、リラックスできた。
それから数年。
何度、お尻に入れてもらったかしら。
いつから、そのおまじないを使わずにできるようになったかしら。
もう快感を知っているから大丈夫だけど、それでも時々かすかな痛みを感じるときは、大きく息を吐きリラックスするように心掛ける。
もうはっきりわかるくらい大きく深呼吸するの。
那智さんが気持ち良くしてくれるって、絶対に痛くしないって、思って。
お尻に入れてもらうのは、おまんことは違う気持ち良さがある。
お尻がおちんちんでいっぱいになって圧迫されるような感じ。
指を入れてもらうのも気持ちいい。
排泄に使う場所で快感を得ているという背徳感を差し引いても、自分がケダモノになっていってしまうようだ。
あそこは精神的にケダモノにするだけじゃなくて、あの快感だけでも人間を手放してしまうような種類の気持ち良さがある。
だから、それをしてもらっているときの私の声は、多分セックスをしているときと違うと思う。
もっと低く太く唸ってるんじゃないかな。
そこに背徳感が加わるから、人間とそうじゃないものの狭間で独特の気持ち良さ。
嬉しそうに呻いていると「こうしてほしかったんだ?」と、那智さんは聞く。
そうです、こうしてほしかったの、お尻の穴で感じる生き物になりたかったの。
声にならない呻き声で答える。
那智さんがしてくれることで、私の中で「〜していただく」という気持ちはほとんどないのだけど、このお尻に関してだけは「入れてもらう(それでも『いただく』とは思えない)」という気持ちになる。
自分でも不思議なんだけど、なぜかお尻のときは、ちょっとご褒美をもらう感じになるみたい。
だから「入れてもらう」。
お尻の穴なのにね^^;
お尻の穴を使ってセックスをすること。
「独特な幸福感」の「何のことだかわかりますか?」とか「お尻のこと」で書いているけど、また。
以前付き合っていたSMの相手に無理矢理入れられそうになったのがはじめてで、それから「恐いもの」になっていた。
だって、そうよね!?
おちんちんみたいな太いものを、お尻の穴をこじ開けて、めり込ませて、ねじ込む…なんて考えたら、痛そうで痛そうで、「無理!!」って思うよね。
私もそうでした。
そんな私に那智さんは言ってた。
生まれたときから使ってる場所で、しかも排泄の心地よさを感じ続けているんだから、気持ちいいに決まってる。
はじめて会ったときに、アナルセックスをした。
丁寧にゆっくりほぐしてくれて、多少引きつる痛みはあったけど思ったより問題なかった。
終始「リラックスして」となだめてくれる。
そのときのおまじないが「お腹と肩で大きく息をして」という言葉。
その通りにすると、なんだか大丈夫な気持ちになるから、しばらくはいつも聞いていた「お腹と肩で息するんですよね?」って。
「そう。」と言ってもらうと、リラックスできた。
それから数年。
何度、お尻に入れてもらったかしら。
いつから、そのおまじないを使わずにできるようになったかしら。
もう快感を知っているから大丈夫だけど、それでも時々かすかな痛みを感じるときは、大きく息を吐きリラックスするように心掛ける。
もうはっきりわかるくらい大きく深呼吸するの。
那智さんが気持ち良くしてくれるって、絶対に痛くしないって、思って。
お尻に入れてもらうのは、おまんことは違う気持ち良さがある。
お尻がおちんちんでいっぱいになって圧迫されるような感じ。
指を入れてもらうのも気持ちいい。
排泄に使う場所で快感を得ているという背徳感を差し引いても、自分がケダモノになっていってしまうようだ。
あそこは精神的にケダモノにするだけじゃなくて、あの快感だけでも人間を手放してしまうような種類の気持ち良さがある。
だから、それをしてもらっているときの私の声は、多分セックスをしているときと違うと思う。
もっと低く太く唸ってるんじゃないかな。
そこに背徳感が加わるから、人間とそうじゃないものの狭間で独特の気持ち良さ。
嬉しそうに呻いていると「こうしてほしかったんだ?」と、那智さんは聞く。
そうです、こうしてほしかったの、お尻の穴で感じる生き物になりたかったの。
声にならない呻き声で答える。
那智さんがしてくれることで、私の中で「〜していただく」という気持ちはほとんどないのだけど、このお尻に関してだけは「入れてもらう(それでも『いただく』とは思えない)」という気持ちになる。
自分でも不思議なんだけど、なぜかお尻のときは、ちょっとご褒美をもらう感じになるみたい。
だから「入れてもらう」。
お尻の穴なのにね^^;
胸いっぱいの…
独特な幸福感
一年前の6月13日に、このブログをはじめました。
今日で一年経ちました。
あっという間に一年経っちゃいました。
はじめは、ただ吐き出したい、テキストにしたいというだけではじめたのだけど、那智さんに「わかってもらおう」と示されて長々と生い立ちや出会いを書き、ブログ向きじゃないよねと思いながら一年過ぎました。
日々増えていくカウンターの嬉しさと比例して、来てくださる方を意識して顔色を伺うようになっていき、「それじゃダメだ。自信のない私の自由な場所にするんだ」と鼓舞して、一年が経ちました。
幸せとばかり書いていて、幸せなものを目にした時に自分に起こる意地悪な気持ちを思い出し、カウンターの中の数%の負のオーラの存在を想像して、逃げ出したくなったときもあったけど、「書きたいから書く、同情も共感も求めない、いつかそれはご褒美のように付いて来てくれる」と必死に言い聞かせているときもありました。
でも、人の顔色を伺う性格は、簡単に消し去ることができずに、何度も那智さんに泣きつきました。
那智さんの楽しみのため、私の楽しみのため、ハツカネズミさん対策、そして、ほんの少し「SM(愛情)のひとつのサンプル」として。
そうして一年を迎えました。
自分の考えを整理し、確認できて、新しい発見もあり、那智さんに告白に近いこともした。
ちょっとだけど、素敵な大切な出会いもあった。
気が付けば、私はいま伸び伸びとしている。
ここでも、那智さんの前でも、一年前より自由だ。(那智さんはいっぱい変態を見せられて、辟易?歓迎?)
それは、一年間続けられたからだ。
だから、私は、訪れてくれたすべての人に感謝します。
そして、コメントしづらい私の文章に、ちょっと勇気を出してコメントをくれた人に感謝します。
こっそりとメッセージBOXにメッセージをくれた人に感謝します。
読ませていただいて、栄養をくださったサイトやブログの運営者の皆さんにも、感謝します。
的外れかもしれないけど、土日に仕事をさせてくれて、平日にこれを書く時間をくれた家族にも感謝します。
そして、全部全部、那智さんに感謝します。
「ありがとう」
たかがブログの一年に大げさだけど、私はいまとっても晴れやかです。(確かに大げさ、いつものことで、すみません)
はじめの頃から読んでくださっている方も、途中からお気に入りになってくれた方も、何を楽しんでくれているんだろう?
もし楽しんでいただけていたら、とっても嬉しい。
この形態でいつまで続けるか、考えないといけないかな〜と思ったりもしてるけど、今日は嬉しい一年記念。
ほんとに、ほんとに、ありがとうございました。
胸いっぱいの感謝の気持ちで、これぞ「薬指の刺青」、リボンを掛けてのし付けて襟を正して正座して、バカなノロケ話をお送りします(笑)
『りん子のメチャクチャぶり』
ちょっと私の痛い部分が、時々那智さんをこう呼びたくなる。
「お父さん」って。
かなり勇気のいることだから、我慢して、それでも「ダメ、言いたい!!」と思った時にお願いする。
「お父さんって呼んでもいいですか?」って。
先日、またちょっとこの「痛い」状態で、「うわ〜、何感じてるのわたし!?」ってなってしまったのだけど、そのとき以来、「お父さんにしちゃう」ハードルがちょっと下がった感じがする。
そんな私のメチャクチャぶり。
デートの最後に一杯。
ヘトヘトになったあとだから、すぐほろ酔いの良い気分になるの。
いろんな話しをしているうちに、ドラマとかにあるような「お嬢さんをください」のシーンの話になった。
「娘をよろしく」と涙を堪えていう父親、みたいなね。
那智さんが、那智さんなりに思うそのシーンの台詞を言う。
「俺なら、こういうな〜」って。
いいな、いいな、私、自分が結婚するとき(二度とも^^;)そんなシーンなかったのよね。
密かに、憧れてるわ。
ハートフル父親像。
那智さんの台詞を聞いたら、私の娘心に火が着いてしまった。
「いいな〜、那智さん。私言ってもらってないのですよ。…那智さん、言って(笑)」
「はあ!?」
「娘をよろしくって(笑)」
「俺が!?りん子を嫁に出すの!?」
「そうです。」
「誰に嫁に出すの!?」
「ああ、そうか〜、この設定だったらもらうのも那智さんですものね。じゃあ、一人二役で!!(笑)」
「はあ!?意味不明。」
娘は、ちょっとくらい意味不明なこと言っても、許してもらえそうでメチャクチャが増している、今日この頃なのでした。
ああ、これね、いつ表に出そうかなって下書きしてあったのです。
あんまり「バカ」だから、出すの勇気いるな〜って。
一周年の勢いで出しちゃった。
感謝の言葉だけでよかったかな〜^^;
まあ、いっか、ということで、これからもよろしくお願いします^^
一年前の6月13日に、このブログをはじめました。
今日で一年経ちました。
あっという間に一年経っちゃいました。
はじめは、ただ吐き出したい、テキストにしたいというだけではじめたのだけど、那智さんに「わかってもらおう」と示されて長々と生い立ちや出会いを書き、ブログ向きじゃないよねと思いながら一年過ぎました。
日々増えていくカウンターの嬉しさと比例して、来てくださる方を意識して顔色を伺うようになっていき、「それじゃダメだ。自信のない私の自由な場所にするんだ」と鼓舞して、一年が経ちました。
幸せとばかり書いていて、幸せなものを目にした時に自分に起こる意地悪な気持ちを思い出し、カウンターの中の数%の負のオーラの存在を想像して、逃げ出したくなったときもあったけど、「書きたいから書く、同情も共感も求めない、いつかそれはご褒美のように付いて来てくれる」と必死に言い聞かせているときもありました。
でも、人の顔色を伺う性格は、簡単に消し去ることができずに、何度も那智さんに泣きつきました。
那智さんの楽しみのため、私の楽しみのため、ハツカネズミさん対策、そして、ほんの少し「SM(愛情)のひとつのサンプル」として。
そうして一年を迎えました。
自分の考えを整理し、確認できて、新しい発見もあり、那智さんに告白に近いこともした。
ちょっとだけど、素敵な大切な出会いもあった。
気が付けば、私はいま伸び伸びとしている。
ここでも、那智さんの前でも、一年前より自由だ。(那智さんはいっぱい変態を見せられて、辟易?歓迎?)
それは、一年間続けられたからだ。
だから、私は、訪れてくれたすべての人に感謝します。
そして、コメントしづらい私の文章に、ちょっと勇気を出してコメントをくれた人に感謝します。
こっそりとメッセージBOXにメッセージをくれた人に感謝します。
読ませていただいて、栄養をくださったサイトやブログの運営者の皆さんにも、感謝します。
的外れかもしれないけど、土日に仕事をさせてくれて、平日にこれを書く時間をくれた家族にも感謝します。
そして、全部全部、那智さんに感謝します。
「ありがとう」
たかがブログの一年に大げさだけど、私はいまとっても晴れやかです。(確かに大げさ、いつものことで、すみません)
はじめの頃から読んでくださっている方も、途中からお気に入りになってくれた方も、何を楽しんでくれているんだろう?
もし楽しんでいただけていたら、とっても嬉しい。
この形態でいつまで続けるか、考えないといけないかな〜と思ったりもしてるけど、今日は嬉しい一年記念。
ほんとに、ほんとに、ありがとうございました。
胸いっぱいの感謝の気持ちで、これぞ「薬指の刺青」、リボンを掛けてのし付けて襟を正して正座して、バカなノロケ話をお送りします(笑)
『りん子のメチャクチャぶり』
ちょっと私の痛い部分が、時々那智さんをこう呼びたくなる。
「お父さん」って。
かなり勇気のいることだから、我慢して、それでも「ダメ、言いたい!!」と思った時にお願いする。
「お父さんって呼んでもいいですか?」って。
先日、またちょっとこの「痛い」状態で、「うわ〜、何感じてるのわたし!?」ってなってしまったのだけど、そのとき以来、「お父さんにしちゃう」ハードルがちょっと下がった感じがする。
そんな私のメチャクチャぶり。
デートの最後に一杯。
ヘトヘトになったあとだから、すぐほろ酔いの良い気分になるの。
いろんな話しをしているうちに、ドラマとかにあるような「お嬢さんをください」のシーンの話になった。
「娘をよろしく」と涙を堪えていう父親、みたいなね。
那智さんが、那智さんなりに思うそのシーンの台詞を言う。
「俺なら、こういうな〜」って。
いいな、いいな、私、自分が結婚するとき(二度とも^^;)そんなシーンなかったのよね。
密かに、憧れてるわ。
ハートフル父親像。
那智さんの台詞を聞いたら、私の娘心に火が着いてしまった。
「いいな〜、那智さん。私言ってもらってないのですよ。…那智さん、言って(笑)」
「はあ!?」
「娘をよろしくって(笑)」
「俺が!?りん子を嫁に出すの!?」
「そうです。」
「誰に嫁に出すの!?」
「ああ、そうか〜、この設定だったらもらうのも那智さんですものね。じゃあ、一人二役で!!(笑)」
「はあ!?意味不明。」
娘は、ちょっとくらい意味不明なこと言っても、許してもらえそうでメチャクチャが増している、今日この頃なのでした。
ああ、これね、いつ表に出そうかなって下書きしてあったのです。
あんまり「バカ」だから、出すの勇気いるな〜って。
一周年の勢いで出しちゃった。
感謝の言葉だけでよかったかな〜^^;
まあ、いっか、ということで、これからもよろしくお願いします^^
暗闇の安息
独特な幸福感
また、「尊重」の話です。
でも、いつも言ってるけど、もっと大変な人はたくさんいて、私の書くことはそこだけにスポットを当てているだけのこと。
そして、岩月謙司さんの著書の記憶を頼りに自分と照らし合わせているので、いまだからそう思えるという気持ちで書いてます。
最近重たい話が続いてしまって、それでも読んでくれる皆さんに感謝しながら、長いけど一気に出しちゃお♪
ある人が、私に純粋な疑問を投げかけてくれた。
「りん子さんは、なぜ自分に自信がないの?だって、過去の職業や画像の雰囲気を見る限りでは、決して周りと見劣りすることないと思うのに。周りと比べれば自信持てるんじゃない?」
それを、そのまま那智さんに投げかけてみた。
「なぜ、私は自信がないんでしょう。」
「りん子は、自分に自信がないんじゃない。周りと比べたら自信があるんだ。だけど、自己評価が低いだけなんだよ。」
ああ、そうなの。
私は、自分に自信はあるの。(多少ね、でもここは話を進めやすくするために、高飛車な言い方させてね)
見た目は抜群ではないけど、悪くない。
性格だって、いいと思ってる。
学校のお勉強はいまひとつだったけど、いまは周りのママさんたちに比べたら、本も読んでると思う。
だから、人と比べて自分が劣ってるという、劣等感ではないものが私を押さえつけてる。
その自己評価の低さは、「勉強できない」とか「不細工」というのではなく、「私には、愛される価値がない」というもの。
大切にされるに値しない。
尊重されるはずがない。
なぜなら、無償の愛をくれるはずだった父から、もらえないほどの女なのだから。
という、自己評価の低さが、どんなに周りより「顔の作りが悪くなく」ても、性格も悪くなくても、刷り込まれて植え付けられて、どうにもならないのだ。
子供のころ、死活問題だった父からの愛情。
それをくれないのは、お父さんが悪いんじゃない、私にその価値がないから、私が尊重されないという種類の子だから、そう思うことで幼い私は生き抜いた。
くれないお父さんなんて嫌い、くれないお父さんに問題があるって、思えないのだ。
なぜなら、女の子にとって、お父さんはナイトじゃなきゃいけない、だから、愛がほしいと望む一方で、その愛情欠如の父親をかばおうと必死になるのだ。
お父さんが悪いんじゃない。
私に価値がない。
お父さんが悪いと認めることは、自分に価値がないと認めるよりも、幼い子には絶望だったのだろう。
だって、私が問題ならいつかもらえるかもしれないけど、お父さんに問題があったら一生もらえない。
周りと比べて、「悪くない」はずの自分が、どうしても「愛される価値がある」と思えないことが私の長い間のジレンマだった。
幼いころは「お人形さんみたい」と言われていた。
でも、思春期に入ると、自分に自信のある早熟な子が「かわいい」と言われるようになる。
ジレンマを微かに感じながら、でも、漠然として「価値がない」という不安と諦めが私を支配している。
社会人になって、華やかな職業に就いて、私の中の「私は見た目が悪くない」という自信を持つことができた。
たくさんの人の注目を浴び、いろんな男性から誘われる。
きれいに着飾って、雑誌の取材とかも受けたことがある。
そこで私が持つことができた感覚。
「私には、価値がある」ではなくて、「私には、商品価値がある」だったのだ。
どんなにきれいともてはやされても、素直に価値があると思えない。
落ち着くのは「商品価値」だった。(別に体を売ったりしたんじゃないけど)
要するに、無条件に愛されるはずないと思ってるの。
商品のように、何かしらのメリットを相手に与えないと愛されないと思ってる。
どうすることもできない、幼い頃から刷り込まれ植え付けられた生きる術だったのだから。
だから、私は、恋人に「尊重されない」ように振る舞う。
自分を低く低く見せる。
「ね、価値ないでしょ!?」「いいよ、偉そうにして。」
どんどん低くなって、相手は増長する。
ああ、やっぱり、大切にされないんだって、諦める。
半分は私の責任だ。(そのくせ、最後はこっぴどくふる、わたし)
価値がないと思って、わざと尊重されないように振る舞うのは、私の体に染み付いてどうすることもできない。
那智さんに出会った。
ずっとずっと、根気強く「愛してる」と言い続けてくれて、こうやって客観的に自分を書けるようになってきた。
一生懸命自分の心を確認して、いま自分は傷付いているのか見極めようとして訓練している。
そして、先日「怒らない私」と「怒らない私で思ったこと」を書いた。
那智さんの感想は「りん子を大切にしなきゃと思った」と嬉しいものだった。
そして、もうひとつ。
「あれを読んで思ったけど、りん子、尊重しないでほしいと思ってないか?」
え?
私は耳を疑った。
那智さん何を言い出すの?
私、尊重してほしいって、ずっと訓練してるのに。
驚きを隠せない。
でも、同時に涙が溢れてきている。
その涙にも、驚く。
「私、まだ尊重されない空気を出してるんですか?」
「他の人に対してはわからない。でも、俺はあれを読んで、りん子は俺に尊重しないでほしいと望んでいるように、少し感じた。」
耳を疑った。
でも、尊重しないでほしいという、その言葉に諦めと微かな安堵を感じてしまった。
こんなにも、根深く私に染み付いているものの大きさに、諦念のため息。
尊重してほしい、大切にしてもらうことが幸せ、一生懸命心を伝える。
あれほど言い聞かせているはずなのに、私に付着した「自分を低く」してしまう空気は、簡単には消えてなくならないのだろうか。
そう感じたら、涙が止まらない。
私は「尊重される」ことを自ら捨てているの?
一生、手に入らないことなの?
でも、この涙は悲しみだけじゃない、この消えない暗闇をわかってもらえたという安心感もある。
気を抜けば「尊重しないでほしい」という言葉で感じた微かな安堵に身を置いてしまいそうだ。
それほどまでに、負の居心地に捕われているのか。
もう那智さんになんとかしてもらうしか考えられない。
泣きながらお願いする。
「他の人はどう感じるかわからないのは、もうそれはいいです。でも、那智さんがそう感じるなら、私は那智さんにはそれを発しているんだと思います。
発しているとして、いまの私にはこれが精一杯です。だから、那智さん、私がどんなに『私を尊重しないで』という空気を出しても、どうか尊重してください。」
「そうだね。」
私は那智さんにそこまで要求している。
私はあなたのもの、あなたの幸せが私の幸せ、あなたのしてくれることは何でも嬉しい。
私の髪を引っ張って、頬を叩いて、おしっこをかけて、あなたの手で酷く惨めにして。
性的なことじゃなくても嬉しい、お仕事の手伝いも頼まれ事も、私は那智さんの役に立つことが嬉しい。
犬が寝転んでお腹を見せて服従を表すように、私は私の全部を並べて「お好きなように」とにっこり微笑む。
できることは、素直に伝えるということだけ。
そして、それらを全部並べてお願いする。
「どうか私を尊重していてください。」
どうか、那智さん、あなたがご自身を律してください。
理不尽なわがままを言えない私の、唯一最大の「理不尽」。
凄い自制を要求していると思ってるけど、那智さんだけが頼り。
刷り込まれた「価値がない」という自己評価。
それは簡単に払拭でいない。
頑張ってプライドを持とうとしても、染み付いた影は常に私に付いて回る。
「あなたの良いように」そうやってにっこり微笑むしおらしい私は、そこに負の暗闇の安息を感じている。
すべてを曝け出す。
それは、私の場合「自己主張」とか「わがまま」とかではないように思う。
私が曝け出すのは、他者と比べて自信があるという部分を認めてもらった上で、暗闇を見せて安心してプライドを捨てることだと気付いた。
そして、それを全部抱えて「大切にして」と、那智さんにお願いしているのだ。
「りん子は、いつになったら自信が持てる?」
「那智さんに出会うのに30数年かかったから、あと30数年後かな(笑)」
「70になったらってこと!?ふっざけるな!!(笑)』
そうやって、ずっと暗闇の安息を抱えた私を、笑い飛ばしていてくださいと願うのだ。
また、「尊重」の話です。
でも、いつも言ってるけど、もっと大変な人はたくさんいて、私の書くことはそこだけにスポットを当てているだけのこと。
そして、岩月謙司さんの著書の記憶を頼りに自分と照らし合わせているので、いまだからそう思えるという気持ちで書いてます。
最近重たい話が続いてしまって、それでも読んでくれる皆さんに感謝しながら、長いけど一気に出しちゃお♪
ある人が、私に純粋な疑問を投げかけてくれた。
「りん子さんは、なぜ自分に自信がないの?だって、過去の職業や画像の雰囲気を見る限りでは、決して周りと見劣りすることないと思うのに。周りと比べれば自信持てるんじゃない?」
それを、そのまま那智さんに投げかけてみた。
「なぜ、私は自信がないんでしょう。」
「りん子は、自分に自信がないんじゃない。周りと比べたら自信があるんだ。だけど、自己評価が低いだけなんだよ。」
ああ、そうなの。
私は、自分に自信はあるの。(多少ね、でもここは話を進めやすくするために、高飛車な言い方させてね)
見た目は抜群ではないけど、悪くない。
性格だって、いいと思ってる。
学校のお勉強はいまひとつだったけど、いまは周りのママさんたちに比べたら、本も読んでると思う。
だから、人と比べて自分が劣ってるという、劣等感ではないものが私を押さえつけてる。
その自己評価の低さは、「勉強できない」とか「不細工」というのではなく、「私には、愛される価値がない」というもの。
大切にされるに値しない。
尊重されるはずがない。
なぜなら、無償の愛をくれるはずだった父から、もらえないほどの女なのだから。
という、自己評価の低さが、どんなに周りより「顔の作りが悪くなく」ても、性格も悪くなくても、刷り込まれて植え付けられて、どうにもならないのだ。
子供のころ、死活問題だった父からの愛情。
それをくれないのは、お父さんが悪いんじゃない、私にその価値がないから、私が尊重されないという種類の子だから、そう思うことで幼い私は生き抜いた。
くれないお父さんなんて嫌い、くれないお父さんに問題があるって、思えないのだ。
なぜなら、女の子にとって、お父さんはナイトじゃなきゃいけない、だから、愛がほしいと望む一方で、その愛情欠如の父親をかばおうと必死になるのだ。
お父さんが悪いんじゃない。
私に価値がない。
お父さんが悪いと認めることは、自分に価値がないと認めるよりも、幼い子には絶望だったのだろう。
だって、私が問題ならいつかもらえるかもしれないけど、お父さんに問題があったら一生もらえない。
周りと比べて、「悪くない」はずの自分が、どうしても「愛される価値がある」と思えないことが私の長い間のジレンマだった。
幼いころは「お人形さんみたい」と言われていた。
でも、思春期に入ると、自分に自信のある早熟な子が「かわいい」と言われるようになる。
ジレンマを微かに感じながら、でも、漠然として「価値がない」という不安と諦めが私を支配している。
社会人になって、華やかな職業に就いて、私の中の「私は見た目が悪くない」という自信を持つことができた。
たくさんの人の注目を浴び、いろんな男性から誘われる。
きれいに着飾って、雑誌の取材とかも受けたことがある。
そこで私が持つことができた感覚。
「私には、価値がある」ではなくて、「私には、商品価値がある」だったのだ。
どんなにきれいともてはやされても、素直に価値があると思えない。
落ち着くのは「商品価値」だった。(別に体を売ったりしたんじゃないけど)
要するに、無条件に愛されるはずないと思ってるの。
商品のように、何かしらのメリットを相手に与えないと愛されないと思ってる。
どうすることもできない、幼い頃から刷り込まれ植え付けられた生きる術だったのだから。
だから、私は、恋人に「尊重されない」ように振る舞う。
自分を低く低く見せる。
「ね、価値ないでしょ!?」「いいよ、偉そうにして。」
どんどん低くなって、相手は増長する。
ああ、やっぱり、大切にされないんだって、諦める。
半分は私の責任だ。(そのくせ、最後はこっぴどくふる、わたし)
価値がないと思って、わざと尊重されないように振る舞うのは、私の体に染み付いてどうすることもできない。
那智さんに出会った。
ずっとずっと、根気強く「愛してる」と言い続けてくれて、こうやって客観的に自分を書けるようになってきた。
一生懸命自分の心を確認して、いま自分は傷付いているのか見極めようとして訓練している。
そして、先日「怒らない私」と「怒らない私で思ったこと」を書いた。
那智さんの感想は「りん子を大切にしなきゃと思った」と嬉しいものだった。
そして、もうひとつ。
「あれを読んで思ったけど、りん子、尊重しないでほしいと思ってないか?」
え?
私は耳を疑った。
那智さん何を言い出すの?
私、尊重してほしいって、ずっと訓練してるのに。
驚きを隠せない。
でも、同時に涙が溢れてきている。
その涙にも、驚く。
「私、まだ尊重されない空気を出してるんですか?」
「他の人に対してはわからない。でも、俺はあれを読んで、りん子は俺に尊重しないでほしいと望んでいるように、少し感じた。」
耳を疑った。
でも、尊重しないでほしいという、その言葉に諦めと微かな安堵を感じてしまった。
こんなにも、根深く私に染み付いているものの大きさに、諦念のため息。
尊重してほしい、大切にしてもらうことが幸せ、一生懸命心を伝える。
あれほど言い聞かせているはずなのに、私に付着した「自分を低く」してしまう空気は、簡単には消えてなくならないのだろうか。
そう感じたら、涙が止まらない。
私は「尊重される」ことを自ら捨てているの?
一生、手に入らないことなの?
でも、この涙は悲しみだけじゃない、この消えない暗闇をわかってもらえたという安心感もある。
気を抜けば「尊重しないでほしい」という言葉で感じた微かな安堵に身を置いてしまいそうだ。
それほどまでに、負の居心地に捕われているのか。
もう那智さんになんとかしてもらうしか考えられない。
泣きながらお願いする。
「他の人はどう感じるかわからないのは、もうそれはいいです。でも、那智さんがそう感じるなら、私は那智さんにはそれを発しているんだと思います。
発しているとして、いまの私にはこれが精一杯です。だから、那智さん、私がどんなに『私を尊重しないで』という空気を出しても、どうか尊重してください。」
「そうだね。」
私は那智さんにそこまで要求している。
私はあなたのもの、あなたの幸せが私の幸せ、あなたのしてくれることは何でも嬉しい。
私の髪を引っ張って、頬を叩いて、おしっこをかけて、あなたの手で酷く惨めにして。
性的なことじゃなくても嬉しい、お仕事の手伝いも頼まれ事も、私は那智さんの役に立つことが嬉しい。
犬が寝転んでお腹を見せて服従を表すように、私は私の全部を並べて「お好きなように」とにっこり微笑む。
できることは、素直に伝えるということだけ。
そして、それらを全部並べてお願いする。
「どうか私を尊重していてください。」
どうか、那智さん、あなたがご自身を律してください。
理不尽なわがままを言えない私の、唯一最大の「理不尽」。
凄い自制を要求していると思ってるけど、那智さんだけが頼り。
刷り込まれた「価値がない」という自己評価。
それは簡単に払拭でいない。
頑張ってプライドを持とうとしても、染み付いた影は常に私に付いて回る。
「あなたの良いように」そうやってにっこり微笑むしおらしい私は、そこに負の暗闇の安息を感じている。
すべてを曝け出す。
それは、私の場合「自己主張」とか「わがまま」とかではないように思う。
私が曝け出すのは、他者と比べて自信があるという部分を認めてもらった上で、暗闇を見せて安心してプライドを捨てることだと気付いた。
そして、それを全部抱えて「大切にして」と、那智さんにお願いしているのだ。
「りん子は、いつになったら自信が持てる?」
「那智さんに出会うのに30数年かかったから、あと30数年後かな(笑)」
「70になったらってこと!?ふっざけるな!!(笑)』
そうやって、ずっと暗闇の安息を抱えた私を、笑い飛ばしていてくださいと願うのだ。
テレクラの夜1
非日常的な日常
先日の記事「変な願望かな…」で私がお願いしたことが実行に移す夜がきた。
那智さんがテレクラに電話するのを聞くのだ。
本当に変な願望。
それをされても不快感が湧かないと想像できてしまう自分を、プライドを持てと自戒を込めて「怒らない私」で掘り下げてみた。
そして、昨日の記事の「暗闇の安息」になった。
育った環境も生まれ持った資質もあるでしょうけど、多分私は「人より優位に立とう」という気持ちが少ないみたい。
だから、「尊重されていないか」アンテナを張り巡らせるのが難しいし、苦しい。
それなら、私は低くしてます、だから、あなたが私を大切にしてと言えてしまう那智さんとの関係が、とても落ち着くのだ。
そういう考えに至ったら、この記事をアップする気持ちになりました。
これなら、そんなことしても「怒らない」でいる私に、私自身が納得できたので。
ということで、長い前振りをしてから(笑)
那智さんがテレクラに電話をするのを盗み聞きする悪趣味話!
女性に限らず、私は那智さんが他の人と話してるのを盗み聞きするのが好き。
私と電話中に事務所に電話がかかってくると、私との携帯はそのままで、お仕事のお話しはじめたりするのを、じっと聞いてる。
私以外の他者に発する那智さんの声をうっとりしながら聞くのだ(例え相手が仕事先のおじさんだったとしても^^;)
私に向ける時の声との、違いや共通点をぼんやりと聞き分けたりして、幸せに過ごす。
それが、女性で口説くなんて状態なのだ、うっとりの倍増。
事務所の電話でテレクラにかける。
私とは携帯電話で繋がってる。
これは那智さんと私が知り合ったSM専用の電話。
繋がるまでは私と会話してる。
「どんな設定にするのですか?」
「え?別に嘘付かないよ、パートナーがいて遊べる人探してるっていう。りん子を電話に出させようかな!?」
そういって事務所の受話器と携帯をくっつけて、私に音声の確認をさせたりしてる。
そ、そんなこと、無理に決まってますよ!!!
慌ててるとオンフックにしてるスピーカーが繋がったことを知らせる。
携帯を握る手に力が入る。
わああ、とうとうこの時が来たわ!!
那智さんが丁寧に挨拶から会話を始める。
わわわ、すごいドキドキ、なんだか掌に汗かいちゃう。
自己紹介をして相手の名前を聞いてる。
その名前に「さん」を付けるかまで聞いてる。
呼び捨てをリクエストされたんだ。
私以外の女性を呼び捨てにしている、なんだか作り物っぽいインチキな感じ。
ほとんど、他に話していない段階で「自分にはパートナーがいて、遊べる人を捜してる」と言い出してる。
ええ、やっぱり嘘付かないの?そんなこと言っていいのですか!?那智さん。
そんなんじゃあ、引っ掛かりませんよ!
聞いてるこっちは、もうハラハラ。
あれ?私は「聞きたい」だけじゃなかったの?
なぜ「失敗」を回避しようとしてるの?
「お話しのお相手が変わります。」と事務所の電話から、かすかにアナウンスが漏れる。
ほら、やっぱりいきなりパートナーいるじゃ、びっくりしちゃうよ〜。
次の相手を告げるアナウンスが続けて聞こえてくる。
きゃあ、また、繋がった!!
もう私盗み聞きの悪趣味状態で、大興奮。
「こんばんは。……ごめんね、男の子はだめなんだ。」
わあ、男性!?
そういうこともあるのね…。
なんだか驚きの連発。
次、また繋がった。
「こんばんは。私は那智と申しますが、何と呼んだらいいですか?」
「…えりさん。私は4○才ですが、えりさんはおいくつですか?…28才。」
多分相手の女性のいうことを繰り返しているのは、私に伝わるようにだ。
でも、ちょっと口調に手を抜いている感じがする。
少しやり取りをして、またこう切り出した。
「実は、パートナーがいまして、彼女と3人で遊べる人を探しているんです。」
正直な那智さん。
でも、、そのあと飛び上がってしまうようなことを言い出した。
「いま彼女に代わりますから、話しをしてくれませんか?聞きたいことがあれば聞いてください。ただ、いまのえりさんの声だと彼女には聞こえないと思うから、もう少し大きな声でね。」
ええええ???本当に私が話すの?
さっき試したように、事務所の電話と携帯をくっつけてるんだ。
「もしもし、はじめまして。」
慌てて会話を始めた。
何を話したらいいの!?
「……」
何か言っているかもわからない、遠くて全然聞き取れない。
どうしよう、でも、とにかく必死に話す。
「ごめんなさい、実は私はいま電話越しに話してまして、あなたの声がこちらには全然聞こえないので、もしよかったらもう少し大きな声を出していただけますか?それが精一杯なら、それでかまいません。」
「……」
やっぱり聞こえない。
「ごめんなさい、聞こえないから、あなたの言葉にちゃんとお返事ができないけど許してくださいね。」
「……」
しかたがない、一方的に話すしかないわ。
「聞き取れないから、私たちのこと話しますね、もし興味があったら後で彼に代わるからそのまま待っててくださいね。…私は○○才で、彼と付き合って○年です。…。」
何を話したかあんまり覚えてないけど、とにかく私はその場を繋げようと必死に独り言を言い続けた。
「ピ、お話しのお相手が代わります。次のお相手が見つかるまでしばらくお待ちください。」
はっきりとした音声でアナウンスが流れた。
切れちゃった。
残念やら腹立たしいやら。
無言の相手に向かって一方的に話し続けて切られてしまうという状況に惨めな思いだ。
それをさせた那智さんに腹立たしさを覚える。
そして、ここが私の厄介なところで、失敗した自分を責めてしまうのだ。
「私のせい」と思ってしまう悪い癖。
「なんで、私に話しをさせるの、那智さん。全然聞こえないし、心構えも言われてないし、私困ってしまいます!!!」
「りん子は、自分を責めないこと。俺が判断して、したくてしてるんだから、もし上手くいかなくてもりん子の責任じゃない。そろそろと思えば俺が代わるから、話しが進まなくてもりん子は好きなようにしてればいい。でも、いまの子は、ちょっと声が遠過ぎたね、ごめんね。でも、次も話しをさせるよ。」
複雑な、でも、なんとも言えない高揚感。
それでも、待機の音楽がオンフックした電話からずっと聞こえたまま。
なかなか次のM女性がいないみたい。
昔テレクラにはまっていたころ、ひっきりなしにS男性と繋がったことを思い出して、M女性は人手不足なのかな?なんて呑気に思う自分がちょっとおかしかった。
さあ、次はどんな人に繋がって、那智さんはどんな素敵な声を聞かせてくれるのかしら。
そして、私の複雑な高揚感はこれからどうなっていくのかしら。
テレクラの夜は、まだ続くのでした。
先日の記事「変な願望かな…」で私がお願いしたことが実行に移す夜がきた。
那智さんがテレクラに電話するのを聞くのだ。
本当に変な願望。
それをされても不快感が湧かないと想像できてしまう自分を、プライドを持てと自戒を込めて「怒らない私」で掘り下げてみた。
そして、昨日の記事の「暗闇の安息」になった。
育った環境も生まれ持った資質もあるでしょうけど、多分私は「人より優位に立とう」という気持ちが少ないみたい。
だから、「尊重されていないか」アンテナを張り巡らせるのが難しいし、苦しい。
それなら、私は低くしてます、だから、あなたが私を大切にしてと言えてしまう那智さんとの関係が、とても落ち着くのだ。
そういう考えに至ったら、この記事をアップする気持ちになりました。
これなら、そんなことしても「怒らない」でいる私に、私自身が納得できたので。
ということで、長い前振りをしてから(笑)
那智さんがテレクラに電話をするのを盗み聞きする悪趣味話!
女性に限らず、私は那智さんが他の人と話してるのを盗み聞きするのが好き。
私と電話中に事務所に電話がかかってくると、私との携帯はそのままで、お仕事のお話しはじめたりするのを、じっと聞いてる。
私以外の他者に発する那智さんの声をうっとりしながら聞くのだ(例え相手が仕事先のおじさんだったとしても^^;)
私に向ける時の声との、違いや共通点をぼんやりと聞き分けたりして、幸せに過ごす。
それが、女性で口説くなんて状態なのだ、うっとりの倍増。
事務所の電話でテレクラにかける。
私とは携帯電話で繋がってる。
これは那智さんと私が知り合ったSM専用の電話。
繋がるまでは私と会話してる。
「どんな設定にするのですか?」
「え?別に嘘付かないよ、パートナーがいて遊べる人探してるっていう。りん子を電話に出させようかな!?」
そういって事務所の受話器と携帯をくっつけて、私に音声の確認をさせたりしてる。
そ、そんなこと、無理に決まってますよ!!!
慌ててるとオンフックにしてるスピーカーが繋がったことを知らせる。
携帯を握る手に力が入る。
わああ、とうとうこの時が来たわ!!
那智さんが丁寧に挨拶から会話を始める。
わわわ、すごいドキドキ、なんだか掌に汗かいちゃう。
自己紹介をして相手の名前を聞いてる。
その名前に「さん」を付けるかまで聞いてる。
呼び捨てをリクエストされたんだ。
私以外の女性を呼び捨てにしている、なんだか作り物っぽいインチキな感じ。
ほとんど、他に話していない段階で「自分にはパートナーがいて、遊べる人を捜してる」と言い出してる。
ええ、やっぱり嘘付かないの?そんなこと言っていいのですか!?那智さん。
そんなんじゃあ、引っ掛かりませんよ!
聞いてるこっちは、もうハラハラ。
あれ?私は「聞きたい」だけじゃなかったの?
なぜ「失敗」を回避しようとしてるの?
「お話しのお相手が変わります。」と事務所の電話から、かすかにアナウンスが漏れる。
ほら、やっぱりいきなりパートナーいるじゃ、びっくりしちゃうよ〜。
次の相手を告げるアナウンスが続けて聞こえてくる。
きゃあ、また、繋がった!!
もう私盗み聞きの悪趣味状態で、大興奮。
「こんばんは。……ごめんね、男の子はだめなんだ。」
わあ、男性!?
そういうこともあるのね…。
なんだか驚きの連発。
次、また繋がった。
「こんばんは。私は那智と申しますが、何と呼んだらいいですか?」
「…えりさん。私は4○才ですが、えりさんはおいくつですか?…28才。」
多分相手の女性のいうことを繰り返しているのは、私に伝わるようにだ。
でも、ちょっと口調に手を抜いている感じがする。
少しやり取りをして、またこう切り出した。
「実は、パートナーがいまして、彼女と3人で遊べる人を探しているんです。」
正直な那智さん。
でも、、そのあと飛び上がってしまうようなことを言い出した。
「いま彼女に代わりますから、話しをしてくれませんか?聞きたいことがあれば聞いてください。ただ、いまのえりさんの声だと彼女には聞こえないと思うから、もう少し大きな声でね。」
ええええ???本当に私が話すの?
さっき試したように、事務所の電話と携帯をくっつけてるんだ。
「もしもし、はじめまして。」
慌てて会話を始めた。
何を話したらいいの!?
「……」
何か言っているかもわからない、遠くて全然聞き取れない。
どうしよう、でも、とにかく必死に話す。
「ごめんなさい、実は私はいま電話越しに話してまして、あなたの声がこちらには全然聞こえないので、もしよかったらもう少し大きな声を出していただけますか?それが精一杯なら、それでかまいません。」
「……」
やっぱり聞こえない。
「ごめんなさい、聞こえないから、あなたの言葉にちゃんとお返事ができないけど許してくださいね。」
「……」
しかたがない、一方的に話すしかないわ。
「聞き取れないから、私たちのこと話しますね、もし興味があったら後で彼に代わるからそのまま待っててくださいね。…私は○○才で、彼と付き合って○年です。…。」
何を話したかあんまり覚えてないけど、とにかく私はその場を繋げようと必死に独り言を言い続けた。
「ピ、お話しのお相手が代わります。次のお相手が見つかるまでしばらくお待ちください。」
はっきりとした音声でアナウンスが流れた。
切れちゃった。
残念やら腹立たしいやら。
無言の相手に向かって一方的に話し続けて切られてしまうという状況に惨めな思いだ。
それをさせた那智さんに腹立たしさを覚える。
そして、ここが私の厄介なところで、失敗した自分を責めてしまうのだ。
「私のせい」と思ってしまう悪い癖。
「なんで、私に話しをさせるの、那智さん。全然聞こえないし、心構えも言われてないし、私困ってしまいます!!!」
「りん子は、自分を責めないこと。俺が判断して、したくてしてるんだから、もし上手くいかなくてもりん子の責任じゃない。そろそろと思えば俺が代わるから、話しが進まなくてもりん子は好きなようにしてればいい。でも、いまの子は、ちょっと声が遠過ぎたね、ごめんね。でも、次も話しをさせるよ。」
複雑な、でも、なんとも言えない高揚感。
それでも、待機の音楽がオンフックした電話からずっと聞こえたまま。
なかなか次のM女性がいないみたい。
昔テレクラにはまっていたころ、ひっきりなしにS男性と繋がったことを思い出して、M女性は人手不足なのかな?なんて呑気に思う自分がちょっとおかしかった。
さあ、次はどんな人に繋がって、那智さんはどんな素敵な声を聞かせてくれるのかしら。
そして、私の複雑な高揚感はこれからどうなっていくのかしら。
テレクラの夜は、まだ続くのでした。
テレクラの夜2
非日常的な日常
なかなか次の相手に繋がらない。
繋がっても、ひやかしみたいなのとか、すぐ切ってしまったりとかで、まともな相手がいない。
M女不足なのかな、これじゃあ私がはまってたころ貴重がられるはずだわ。
まともな会話にならないことに、那智さんは慣れた様子で普通にしれるけど、私のほうが「ハラハラ、やきもき」してきてしまう。
これは、前回書いた私の悪い癖の表れもある。
那智さんが退屈しちゃう。
それは、きっと私のせいだ。
最近は、「りん子のせいじゃない」と言われ続けてるので、これで苦しく辛くなることはないけど、古傷が疼くくらいに心がチクチクする。
大丈夫、私のせいじゃない、退屈なら那智さんはやめるはず、やめないってことはこれでいいんだと言い聞かせて、私も「ハラハラ」を楽しむようにする。
「お相手に繋がりました。」
アナウンスが聞こえた。
次は、どんな人!?
「こんばんは。」
「私は那智と言います。何とお呼びしたらいいですか?…まりさん。…」
どうやら会話が続いている。
軽く自己紹介が済んで、彼女のことを聞いている。
その言葉に耳を傾ける行為の、なんとも歪んだ、そして、甘いことか。
でも、やっぱり少し手を抜いてる感じがするよ、那智さん。
しばらく話した後「付き合ってる彼女がいて、彼女と話しをしてみてください。」とまた切り出した。
うわあ、また話すの!?
那智さんが心構えを教えてくれたから、さっきよりは気が楽だけど、それでも緊張するよ〜。
「もしもし、はじめまして。」
「…はじめまして。」
すごーく遠いけど、なんとか聞き取ることができる。
「いきなり女性の私に代わってしまってすみません。驚いちゃいますよね。」
「…、はい。」
「経験はあるんですか?3人ということに興味はあるんですか?」
「経験は少しです、興味はあります。…普段はどんなことをしてるんですか?」
ああ、なんて答えようか。
犬になってマ○○で四つん這いになってます?
お口に排泄してもらってます?
女の子になってます?
私たちらしい何を言っても引かれてしまいそう(笑)
でも、ちょっと引かせてみたい気持ちにもなったりするけど、それも悪趣味だからやめにします。
「愛情表現として、彼のしたいことをしてもらってます。」
なんとも抽象的でわかりにくい答えをしてしまった。
これなら引かれるようなこと言ったほうが、まだ理解されたかもしれないわ。
いやいや、普通(?)に、縛られてるとか言っとくべきだったかしら。
わかりにくい答えに困ってるだろうと、こちらから話題を変えてみる。
「どんなことに興味があるのですか?」
「羞恥とか、軽い露出とか…。そういうのしたことあります?」
「は、はい、あります。(ありまくりです^^;)」
そんなやり取りを少しした。
あちらから質問してくれる場面もあったから助かったわ。
会話が途切れたけど、それでもかまわないと言われていたから、そのまま黙ってたら那智さんが代わってくれた。
「どうですか?私たちに興味を持ってくれましたか?…じゃあ、具体的に話したいのですが(ってことは話しが進んでるの!?)、お住まいはどちらですか?……、そうですか、ちょっと離れてますね。では、またの機会に。」
そう言って、相手を替える。
なに?なに?なにがあったの!?
興奮して聞く私に「○○に住んでるんだって。だから、ダメ。それに多分「さくら」だよ、いまの子。」と、あっさりしたもの。
ええ?「さくら」!?
そうか、だから、あちらから会話を続けてくれたのね。
最初から那智さんはわかっていたみたい、だから、声が手抜きな感じだったのだろう。
なかなかうまくいきませんね。
私は那智さんの声が聞けて嬉しいけど、ちょっと手抜きな感じが物足りないわ。
那智さんも同じように思ったのか「次は、ちょっと本気出すかな〜。」と言った。
本気…。
ああ、聞きたい。
本気出して、女の人を口説いて、聞かせて。
次の人。
同じように丁寧な自己紹介。
名前を聞き、年齢を聞く。
「なおさんは、19才…。本当はもっと若いよね?もし19才ならそれでいいけど、違ったら本当のことを言ってくれないかな。…16才。」
じゅ、じゅうろくさい!!!!!
続くっ!!
なかなか次の相手に繋がらない。
繋がっても、ひやかしみたいなのとか、すぐ切ってしまったりとかで、まともな相手がいない。
M女不足なのかな、これじゃあ私がはまってたころ貴重がられるはずだわ。
まともな会話にならないことに、那智さんは慣れた様子で普通にしれるけど、私のほうが「ハラハラ、やきもき」してきてしまう。
これは、前回書いた私の悪い癖の表れもある。
那智さんが退屈しちゃう。
それは、きっと私のせいだ。
最近は、「りん子のせいじゃない」と言われ続けてるので、これで苦しく辛くなることはないけど、古傷が疼くくらいに心がチクチクする。
大丈夫、私のせいじゃない、退屈なら那智さんはやめるはず、やめないってことはこれでいいんだと言い聞かせて、私も「ハラハラ」を楽しむようにする。
「お相手に繋がりました。」
アナウンスが聞こえた。
次は、どんな人!?
「こんばんは。」
「私は那智と言います。何とお呼びしたらいいですか?…まりさん。…」
どうやら会話が続いている。
軽く自己紹介が済んで、彼女のことを聞いている。
その言葉に耳を傾ける行為の、なんとも歪んだ、そして、甘いことか。
でも、やっぱり少し手を抜いてる感じがするよ、那智さん。
しばらく話した後「付き合ってる彼女がいて、彼女と話しをしてみてください。」とまた切り出した。
うわあ、また話すの!?
那智さんが心構えを教えてくれたから、さっきよりは気が楽だけど、それでも緊張するよ〜。
「もしもし、はじめまして。」
「…はじめまして。」
すごーく遠いけど、なんとか聞き取ることができる。
「いきなり女性の私に代わってしまってすみません。驚いちゃいますよね。」
「…、はい。」
「経験はあるんですか?3人ということに興味はあるんですか?」
「経験は少しです、興味はあります。…普段はどんなことをしてるんですか?」
ああ、なんて答えようか。
犬になってマ○○で四つん這いになってます?
お口に排泄してもらってます?
女の子になってます?
私たちらしい何を言っても引かれてしまいそう(笑)
でも、ちょっと引かせてみたい気持ちにもなったりするけど、それも悪趣味だからやめにします。
「愛情表現として、彼のしたいことをしてもらってます。」
なんとも抽象的でわかりにくい答えをしてしまった。
これなら引かれるようなこと言ったほうが、まだ理解されたかもしれないわ。
いやいや、普通(?)に、縛られてるとか言っとくべきだったかしら。
わかりにくい答えに困ってるだろうと、こちらから話題を変えてみる。
「どんなことに興味があるのですか?」
「羞恥とか、軽い露出とか…。そういうのしたことあります?」
「は、はい、あります。(ありまくりです^^;)」
そんなやり取りを少しした。
あちらから質問してくれる場面もあったから助かったわ。
会話が途切れたけど、それでもかまわないと言われていたから、そのまま黙ってたら那智さんが代わってくれた。
「どうですか?私たちに興味を持ってくれましたか?…じゃあ、具体的に話したいのですが(ってことは話しが進んでるの!?)、お住まいはどちらですか?……、そうですか、ちょっと離れてますね。では、またの機会に。」
そう言って、相手を替える。
なに?なに?なにがあったの!?
興奮して聞く私に「○○に住んでるんだって。だから、ダメ。それに多分「さくら」だよ、いまの子。」と、あっさりしたもの。
ええ?「さくら」!?
そうか、だから、あちらから会話を続けてくれたのね。
最初から那智さんはわかっていたみたい、だから、声が手抜きな感じだったのだろう。
なかなかうまくいきませんね。
私は那智さんの声が聞けて嬉しいけど、ちょっと手抜きな感じが物足りないわ。
那智さんも同じように思ったのか「次は、ちょっと本気出すかな〜。」と言った。
本気…。
ああ、聞きたい。
本気出して、女の人を口説いて、聞かせて。
次の人。
同じように丁寧な自己紹介。
名前を聞き、年齢を聞く。
「なおさんは、19才…。本当はもっと若いよね?もし19才ならそれでいいけど、違ったら本当のことを言ってくれないかな。…16才。」
じゅ、じゅうろくさい!!!!!
続くっ!!
テレクラの夜3
非日常的な日常
じゅ、じゅうろくさい!!!!!
そのときは感じなかったけど、いりん子れを書いていて胸がぎゅっと掴まれた感じがする。
那智さんが、その子を「娘」扱いしたら、私気が狂いそうになるわ、きっと。
でも、そのときは、そういう感覚は起こらなかった。
ただただ、16才!!!!
会話は続く。
那智さんの本気とは、私の存在を出さずに話しを進めることのよう。
嘘を付いて口説くのだ。(それにしても16才…)
その子の願望や、なぜ相手が見つからないか、などいろいろ話している。
那智さんの言葉しか聞こえないから推測だけど、そのなおさんは「命令されたり、強制されたりしたい」ということを言ってるみたい。
そして、そういうことをしてくれる相手を捜しているらしい。
「なおさんが、そうしてほしいのはわかるけど、すぐにはしないよ。なおさんが私を恐くないと信じられるまで話す。そして、信じてもらえたらするし、そうなったらなおさんが泣いてもする。」
これはかなりまとめて書いたけど、多分「M=酷いことされる」というイメージを、「信頼の元に酷いことをする」に変えようとしているのが、わかる。
那智さんらしいな。
丁寧に、ゆっくりと言い含めるように話す那智さんの声は、とろけそうなほど素敵。
なんだか私は那智さんの膝の上に抱かれているみたいに、うっとりとしている。
それにしても、自分のちょっと病んでる感は否めない!
それも含めて「甘い蜜」。
「まりは…」
あ、那智さん名前間違えてる。
その前の人とごっちゃになっちゃったのね。
急いで「なおさんですよ」とメールする。
こんな協力をしてる、不思議な私。
(あとでわかるけど、この時那智さんは「名前なんだっけ?」と私にメールしてる。同時にメールしたみたい)
そのうち会話は続いているけど、私は電話を切らなければいけない時間になってしまった。
パソコンにメールを入れる。
「私はもう切ります。どういう結果になったかだけメールをください。では、おやすみなさい。」
だってどうなっていったか、気になるもの。
深夜にチェックしたメールには「切られちゃった!!」とだけ、一言。
ああ、残念でした…。
翌日、聞いた話しによると。
那智さんはその子に、オナニーをさせたらしい(その子がしたそうだったから?)。
そして、「ああ、いく〜」って時で切れちゃったのだそうです^^;
年齢が年齢だけに電話番号を教えるわけにもいかず、なす術無しだったみたい?
幼声のさくらだったら、それはそれでスーパーテク?
結局、その晩は那智さん的には「収穫なし」。
まあ、聞かせるだけが目的じゃ、つまんないですものね。
私としては、とろけるような「甘い蜜」を味わって、なんだか満足だった。
私が聞きたいと言ったことが発端のことお遊び、この先どうなるかな那智さん次第。
「で、この話のオチはどうするの?」
第一話を読んで、那智さんが聞いてきた。
「女子高生のオナニーに付き合って最後切られた、必死な感じの情けない俺っていうのが、オチ?(笑)」
自嘲して言う。
面白い、那智さん、そういうオチは読者の皆さんには新鮮でいいかも!?
でも、オチは違うの、私らしく「こってり」と。
翌日に顛末を聞いて、私の気持ちを話した。
那智さんが、16才を丁寧に口説いてるとき、私は、嫉妬も性的興奮も感じてなかった。
うっとりとしていることと、なんだか一所懸命だった。
それを話したら那智さんが言った。
「りん子は、俺と同化してるんだよ、それが嬉しいの。『那智さん、頑張れ、那智さん、頑張れ』ってなってるんじゃない?」
そうね、名前の間違いを指摘するあたり、そんな感じですよね。
那智さんがうまくいくことを望んでる。
那智さんの、役に立ちたいと思ってる。
私は、やっぱり「性格M」だ。
もうひとつ、お父さんと同化したがる娘(笑)
お父さんのために一所懸命^^;「たばこ買ってこーい!」って言われて、大人の大きめのつっかけサンダル履いて、背伸びして自動販売機のボタンを押してる、4才^^;(あれ?先日までは6才が定番でしたのに?)
最近、このふたつが私の落ち着き場所です。
怒りが湧かないのは私の性格等々もあるけど、那智さんの心がこちらを向いていてくれているからだと、16才の子のことを書いていて思った。
2人の関係において必要(ちょっと大げさだけど、このテレクラに関しては、2人の楽しみ程度かな)なことと思えているから、やきもちは焼くけど、怒りにはならないという感じかな。
でも、那智さんが「怒らせよう、傷付けてやろう」と意図的(意図することが重要ね)に私じゃない他の子のほうを向いたら、私は傷付き悲しみ、それでも、いいと思ってしまいそうだ。(これ、またひとつの話にできるわ)
実は、これを書いている今日、数年前の今日、私は那智さんとテレクラの電話ではじめて繋がった。
雨の降るお昼だった。
ということで、出会った記念に「テレクラ話」、これがオチかな!?
じゅ、じゅうろくさい!!!!!
そのときは感じなかったけど、いりん子れを書いていて胸がぎゅっと掴まれた感じがする。
那智さんが、その子を「娘」扱いしたら、私気が狂いそうになるわ、きっと。
でも、そのときは、そういう感覚は起こらなかった。
ただただ、16才!!!!
会話は続く。
那智さんの本気とは、私の存在を出さずに話しを進めることのよう。
嘘を付いて口説くのだ。(それにしても16才…)
その子の願望や、なぜ相手が見つからないか、などいろいろ話している。
那智さんの言葉しか聞こえないから推測だけど、そのなおさんは「命令されたり、強制されたりしたい」ということを言ってるみたい。
そして、そういうことをしてくれる相手を捜しているらしい。
「なおさんが、そうしてほしいのはわかるけど、すぐにはしないよ。なおさんが私を恐くないと信じられるまで話す。そして、信じてもらえたらするし、そうなったらなおさんが泣いてもする。」
これはかなりまとめて書いたけど、多分「M=酷いことされる」というイメージを、「信頼の元に酷いことをする」に変えようとしているのが、わかる。
那智さんらしいな。
丁寧に、ゆっくりと言い含めるように話す那智さんの声は、とろけそうなほど素敵。
なんだか私は那智さんの膝の上に抱かれているみたいに、うっとりとしている。
それにしても、自分のちょっと病んでる感は否めない!
それも含めて「甘い蜜」。
「まりは…」
あ、那智さん名前間違えてる。
その前の人とごっちゃになっちゃったのね。
急いで「なおさんですよ」とメールする。
こんな協力をしてる、不思議な私。
(あとでわかるけど、この時那智さんは「名前なんだっけ?」と私にメールしてる。同時にメールしたみたい)
そのうち会話は続いているけど、私は電話を切らなければいけない時間になってしまった。
パソコンにメールを入れる。
「私はもう切ります。どういう結果になったかだけメールをください。では、おやすみなさい。」
だってどうなっていったか、気になるもの。
深夜にチェックしたメールには「切られちゃった!!」とだけ、一言。
ああ、残念でした…。
翌日、聞いた話しによると。
那智さんはその子に、オナニーをさせたらしい(その子がしたそうだったから?)。
そして、「ああ、いく〜」って時で切れちゃったのだそうです^^;
年齢が年齢だけに電話番号を教えるわけにもいかず、なす術無しだったみたい?
幼声のさくらだったら、それはそれでスーパーテク?
結局、その晩は那智さん的には「収穫なし」。
まあ、聞かせるだけが目的じゃ、つまんないですものね。
私としては、とろけるような「甘い蜜」を味わって、なんだか満足だった。
私が聞きたいと言ったことが発端のことお遊び、この先どうなるかな那智さん次第。
「で、この話のオチはどうするの?」
第一話を読んで、那智さんが聞いてきた。
「女子高生のオナニーに付き合って最後切られた、必死な感じの情けない俺っていうのが、オチ?(笑)」
自嘲して言う。
面白い、那智さん、そういうオチは読者の皆さんには新鮮でいいかも!?
でも、オチは違うの、私らしく「こってり」と。
翌日に顛末を聞いて、私の気持ちを話した。
那智さんが、16才を丁寧に口説いてるとき、私は、嫉妬も性的興奮も感じてなかった。
うっとりとしていることと、なんだか一所懸命だった。
それを話したら那智さんが言った。
「りん子は、俺と同化してるんだよ、それが嬉しいの。『那智さん、頑張れ、那智さん、頑張れ』ってなってるんじゃない?」
そうね、名前の間違いを指摘するあたり、そんな感じですよね。
那智さんがうまくいくことを望んでる。
那智さんの、役に立ちたいと思ってる。
私は、やっぱり「性格M」だ。
もうひとつ、お父さんと同化したがる娘(笑)
お父さんのために一所懸命^^;「たばこ買ってこーい!」って言われて、大人の大きめのつっかけサンダル履いて、背伸びして自動販売機のボタンを押してる、4才^^;(あれ?先日までは6才が定番でしたのに?)
最近、このふたつが私の落ち着き場所です。
怒りが湧かないのは私の性格等々もあるけど、那智さんの心がこちらを向いていてくれているからだと、16才の子のことを書いていて思った。
2人の関係において必要(ちょっと大げさだけど、このテレクラに関しては、2人の楽しみ程度かな)なことと思えているから、やきもちは焼くけど、怒りにはならないという感じかな。
でも、那智さんが「怒らせよう、傷付けてやろう」と意図的(意図することが重要ね)に私じゃない他の子のほうを向いたら、私は傷付き悲しみ、それでも、いいと思ってしまいそうだ。(これ、またひとつの話にできるわ)
実は、これを書いている今日、数年前の今日、私は那智さんとテレクラの電話ではじめて繋がった。
雨の降るお昼だった。
ということで、出会った記念に「テレクラ話」、これがオチかな!?
なんのオーラ?
独り言
他の人と比べたことないけど、多分わりと私は「声を掛けられやすい」タイプだと思う。
道を訪ねられることからはじまって、パンツ売ってとか「二万円で」とか、「ヌード写真を撮らないか」とか…。(んん?若い頃は普通にナンパもされたけど、最近は特に「商売」に偏ってる!?巷では熟女流行?)
この商売に関わる声かけは、那智さんは喜ぶけど、私は複雑だ。
それと、あとよくお声が掛かるのが「宗教の勧誘」。
その手の声掛けには特徴があって、面と向かって声は掛けないの。
狙いを定めて近寄って、すれ違う一歩手前で「すいません」とか小さな声で呼び止めるのだ。
多分私の推測なんだけど、それで立ち止まる人は「無意識に何か乾いてる」と判断されるんじゃないかな。
だから、弱味に付け込める?
私は、長年の接客業の癖でなのか、過剰な自意識故にか、「すいません」とささやかれると、ふと立ち止まってしまうのだ。
だから、余計に彼らの「カモ」になりやすいみたい。
「すいません」
すれ違い様に小声で聞こえた声に反応して立ち止まる。
私より少し若い女性だ。
那智さんと知り合って一年くらい過ぎた頃。
その日はデートでいつもの街に来ていた。
少し早く到着したから、スタバにでも入っていようと駅前をのんびり歩いているところだった。
なんかの勧誘だな〜とわかったから、いいや暇つぶしに付き合ってしまおうと「何ですか?」と返事をする。
「すみません、私いま占いの勉強をしているんです。それで歩いてたらあなたがちょっと気になったから…。もしよかったら少しみさせてもらえませんか?」
「はあ…。」曖昧に答える。
「私ね、ちょっと霊感もあって、それでそれを人の役に立たせたいと思って、占いの勉強をはじめたんです。だから、感じるんだけど、あなたいま人生の転機ですね。ご自分でも転換期だと感じていませんか?」
「そういえば…そうですね…。」(確かに那智さんに出会って、転機と言えばそうかしら、とりあえず肯定してみる)
「これから、あなたの人生を左右する重要な人との出会いがあると霊気が示しています。その人があなたの人生を好転させてくれますね。」
「はあ、そうですか?」(那智さんとは出会ってるし、これより凄い出会いが待ってるの!?)
「だから、いま、とても大事な時期です。…だけど、ひとつ気にかかるものが見えます…。」
「なんですか!?」(ちょっと慌ててみる^^)
「あなたは自ら運気を逃がしているところがある。それは自分に自信がないからです。」
「ああ、そうですか…。」(当たってなくもないけど)
「誰も自分をわかってくれないと思ってませんか!?」
「こんなに一生懸命やってるのに、誰も認めてくれないと思ってませんか!?」
「空回りしていると感じませんか!?」
これでもかってくらい、「何かポイント」を突いてくる。
こういう言葉って、ちょっとグラッとくるよね。
「今日はちょうど私の占いの師匠が、近くの事務所にいます。そのあなたの運気を逃がしてしまうところを払ってもらいませんか?」
そうきたか〜!!
ちょっと行ってみたい気もするけど、そろそろ待ち合わせの時間だわ。
いい暇つぶしができました、ありがとう^^
「ごめんなさい、待ち合わせをしていて、時間がないんです。」
「ああ、そうですか…、それは残念です。では、ひとつだけ良いことを教えてあげましょう。今日お話したことは、誰にも言ってはいけませんよ。運気は口から逃げて行くのです。話したら全部逃げていきますよ。そして、そこから来る災いは、数年後あなたが孤独になるという形で表れますから…。」
へぇ〜、運気は口から出ちゃうの〜!!
「私はうんこをお口に入れてるけど」、なんてお下品な暴露をしたくなってしまうけど、我慢してその場を立ち去る。
もう、面白くてすぐ那智さんにも話す。
別なときに友達にも話す。
いろんな人に話しまくり、仕舞にはブログのネタにもしちゃってる。
だから、その人の言うことが正しかったら、私の運気は逃げちゃって孤独が待っていることになる。
それが間違ってるって証明するためにも、私が孤独にならないように那智さんにお願いしなくちゃ^^;
それが「正しい」かどうかはわからないけど、私は信じようとは思ってない。
だけど、「誰もわかってくれないでしょ?」なんて言葉は、心がちょっと弱ってるときならつい引き込まれてしまうそうな、甘い言葉だ。
つい、それにすがりたくなってしまう気持ちもわからないでもないかな。
それでも、なんだか「災い」とか「孤独」とかって、後味が悪い。
後味悪いのは、信じないほうがいいですよね。
でも、私、占いで、あんまり良いこと言われたことないのよね。
石を買うの勧められたり…。
要するに、私の「何かオーラ」が招いているということなのか!?
他の人と比べたことないけど、多分わりと私は「声を掛けられやすい」タイプだと思う。
道を訪ねられることからはじまって、パンツ売ってとか「二万円で」とか、「ヌード写真を撮らないか」とか…。(んん?若い頃は普通にナンパもされたけど、最近は特に「商売」に偏ってる!?巷では熟女流行?)
この商売に関わる声かけは、那智さんは喜ぶけど、私は複雑だ。
それと、あとよくお声が掛かるのが「宗教の勧誘」。
その手の声掛けには特徴があって、面と向かって声は掛けないの。
狙いを定めて近寄って、すれ違う一歩手前で「すいません」とか小さな声で呼び止めるのだ。
多分私の推測なんだけど、それで立ち止まる人は「無意識に何か乾いてる」と判断されるんじゃないかな。
だから、弱味に付け込める?
私は、長年の接客業の癖でなのか、過剰な自意識故にか、「すいません」とささやかれると、ふと立ち止まってしまうのだ。
だから、余計に彼らの「カモ」になりやすいみたい。
「すいません」
すれ違い様に小声で聞こえた声に反応して立ち止まる。
私より少し若い女性だ。
那智さんと知り合って一年くらい過ぎた頃。
その日はデートでいつもの街に来ていた。
少し早く到着したから、スタバにでも入っていようと駅前をのんびり歩いているところだった。
なんかの勧誘だな〜とわかったから、いいや暇つぶしに付き合ってしまおうと「何ですか?」と返事をする。
「すみません、私いま占いの勉強をしているんです。それで歩いてたらあなたがちょっと気になったから…。もしよかったら少しみさせてもらえませんか?」
「はあ…。」曖昧に答える。
「私ね、ちょっと霊感もあって、それでそれを人の役に立たせたいと思って、占いの勉強をはじめたんです。だから、感じるんだけど、あなたいま人生の転機ですね。ご自分でも転換期だと感じていませんか?」
「そういえば…そうですね…。」(確かに那智さんに出会って、転機と言えばそうかしら、とりあえず肯定してみる)
「これから、あなたの人生を左右する重要な人との出会いがあると霊気が示しています。その人があなたの人生を好転させてくれますね。」
「はあ、そうですか?」(那智さんとは出会ってるし、これより凄い出会いが待ってるの!?)
「だから、いま、とても大事な時期です。…だけど、ひとつ気にかかるものが見えます…。」
「なんですか!?」(ちょっと慌ててみる^^)
「あなたは自ら運気を逃がしているところがある。それは自分に自信がないからです。」
「ああ、そうですか…。」(当たってなくもないけど)
「誰も自分をわかってくれないと思ってませんか!?」
「こんなに一生懸命やってるのに、誰も認めてくれないと思ってませんか!?」
「空回りしていると感じませんか!?」
これでもかってくらい、「何かポイント」を突いてくる。
こういう言葉って、ちょっとグラッとくるよね。
「今日はちょうど私の占いの師匠が、近くの事務所にいます。そのあなたの運気を逃がしてしまうところを払ってもらいませんか?」
そうきたか〜!!
ちょっと行ってみたい気もするけど、そろそろ待ち合わせの時間だわ。
いい暇つぶしができました、ありがとう^^
「ごめんなさい、待ち合わせをしていて、時間がないんです。」
「ああ、そうですか…、それは残念です。では、ひとつだけ良いことを教えてあげましょう。今日お話したことは、誰にも言ってはいけませんよ。運気は口から逃げて行くのです。話したら全部逃げていきますよ。そして、そこから来る災いは、数年後あなたが孤独になるという形で表れますから…。」
へぇ〜、運気は口から出ちゃうの〜!!
「私はうんこをお口に入れてるけど」、なんてお下品な暴露をしたくなってしまうけど、我慢してその場を立ち去る。
もう、面白くてすぐ那智さんにも話す。
別なときに友達にも話す。
いろんな人に話しまくり、仕舞にはブログのネタにもしちゃってる。
だから、その人の言うことが正しかったら、私の運気は逃げちゃって孤独が待っていることになる。
それが間違ってるって証明するためにも、私が孤独にならないように那智さんにお願いしなくちゃ^^;
それが「正しい」かどうかはわからないけど、私は信じようとは思ってない。
だけど、「誰もわかってくれないでしょ?」なんて言葉は、心がちょっと弱ってるときならつい引き込まれてしまうそうな、甘い言葉だ。
つい、それにすがりたくなってしまう気持ちもわからないでもないかな。
それでも、なんだか「災い」とか「孤独」とかって、後味が悪い。
後味悪いのは、信じないほうがいいですよね。
でも、私、占いで、あんまり良いこと言われたことないのよね。
石を買うの勧められたり…。
要するに、私の「何かオーラ」が招いているということなのか!?
ぬるま湯VS負けず嫌い
独特な幸福感
那智さんは、あまり自分のことを話さない。
だから、こちらからたくさん質問する。
質問すれば答えてくてる。
「あのときはどう感じましたか?」
「今日のご予定は?」
「○○はいかがでしたか?」
きっと「ペラペラしゃべるもんじゃない」っていうのが、那智さんの「かっこいい」なんだと思う。
那智さんの「美意識(って言葉があってるかわかんないけど)」、「嫉妬は格好悪い」とか「感情の上下を見せない」とか、それらは無意識の意識のようでかなり那智さんに浸透している。
だから、それほど苦労してその美意識を保っているわけじゃないと思うんだけど、意識無意識どちらにしてもそれを「負けず嫌いさん」が支えているって感じ。
だから、自分のことを自分からしゃべらないのも、負けず嫌いさんが支えてると思うの。
ランチの約束をした朝。
仕事でちょっとトラブルがあって、12時より遅れるかもしれないから、それでも大丈夫ならおいでということを言われた。
「1時間くらいなら待てますけど、それより遅くなる可能性があるなら、行かれないです。」
「う〜ん、それが解決するかどうかわかるのが10時過ぎなんだよね…、りん子10時過ぎの返事を待ってからでも支度して来られる?」
「はい。」
何やら話が込み入ってきてる?
とりあえず、タイムリミットやGOサインなどの決め事をして、話は一段落。
まだ、朝の電話タイムの時間は残ってる。
さあ、そこで私は考えた。
これ以上私が聞かない限り那智さんのお仕事の話はおしまいになるだろう。
いつものように私があれこれ話題提供して、私に起こった出来事を話し、そこから枝葉が別れて、はいお話しタイム終了〜としてもいいんだけど。
トラブル発生とまで聞いていて、話し始めないから話題を私の方に変えることを、ちょっとためらったのだ。
何度か出ているけど、私は男の人を甘やかせるのが、得意。(最近思うけど、得意というより甘えん坊の男子を呼び寄せてしまう資質があるだけかもしれない)
突然、そのパワーが湧いちゃったのね。
那智さんが「トラブル」と言っているのに、さっさと他愛もない話にしちゃっていいのかしら。
もしかして、聞いてほしかったりして!?
「那智さん、トラブルって何ですか?聞いてもいいですか?」
「聞きたければ聞けばいいし、聞きたくなければ聞かなくてもいいし…。」
「那智さんは話したくないですか?」
「う〜ん、別に…。」
「じゃあ、聞きますね、トラブルって何ですか?」
「○○で○○で…。」
「それで?」
「その返事をもらえるのが、10時なんだよね。」
「それで、その返事がよい返事じゃなかったら?」
「○○で、それで○○して〜。」
仕事の話だからわかるような、わからないような。
大方、トラブルの話はおしまいになった。
「そうか〜、那智さん大変ですね。」
「まあ、大したことないよ。」
「なんかね、那智さんがトラブルって言ってるのに、話題変えちゃうのためらっちゃって。」
「別に、どっちでもいいよ。」
「でも、那智さん、話聞いてもらうのって、嬉しくありません?」
「まあね。」
「那智さんはね、『いまトラブルでね〜』とか泣き言いうのいやでしょうけど、話してみたらそれはそれで気分良くありません?」
「そうかもね。」
「だからね、いま計画立てました。私の『ぬるま湯攻撃』で、那智さんをよしよしってして良い気分に浸らせて、『もう、りん子聞いて聞いて〜』って、聞いてほしくてたまらない人にしちゃう。」
「はあ〜!?絶対ないね。」
「いや、いますぐは無理かもしれないけど、10年計画とかで。」
「ははは、それなら可能性あるかもね。」
あんなに「みんな増長する!!」なんて言っておきながら、こんなふうにふざけて「ぬるま湯攻撃」とか言っていられるのは、那智さんがそういう人じゃないってわかってるから。
でも、心の片隅で、その「ぬるま湯の魔力」の底力をみてごらんなさい〜とか、ちょっと思ってる。
10年後には「りん子ちゃん〜、聞いてよ〜、グスン。」なんて人になってるかもしれない(笑)
そしたら、どうしてくれよう、こっぴどくフルか!?
自分で計画立てて、フルなんて考えてる^^
ぬるま湯VS負けず嫌い
ああ、ダメだ、私だいたいのことが長続きしないんだ。
だから、10年計画なんて、私が無理でした。
那智さんは、私の書くことで、こういう「くだらない」話が一番好きなんだそうです。
このトラブルの話はちょっと前のことだからもう解決してるんだけど、最近ちょっとお疲れ気味の那智さんに「元気になってくださいね」という気持ちを込めて、長々と「くだらない」話でした^^
朝の電車で楽しんでもらえますように♪
那智さんは、あまり自分のことを話さない。
だから、こちらからたくさん質問する。
質問すれば答えてくてる。
「あのときはどう感じましたか?」
「今日のご予定は?」
「○○はいかがでしたか?」
きっと「ペラペラしゃべるもんじゃない」っていうのが、那智さんの「かっこいい」なんだと思う。
那智さんの「美意識(って言葉があってるかわかんないけど)」、「嫉妬は格好悪い」とか「感情の上下を見せない」とか、それらは無意識の意識のようでかなり那智さんに浸透している。
だから、それほど苦労してその美意識を保っているわけじゃないと思うんだけど、意識無意識どちらにしてもそれを「負けず嫌いさん」が支えているって感じ。
だから、自分のことを自分からしゃべらないのも、負けず嫌いさんが支えてると思うの。
ランチの約束をした朝。
仕事でちょっとトラブルがあって、12時より遅れるかもしれないから、それでも大丈夫ならおいでということを言われた。
「1時間くらいなら待てますけど、それより遅くなる可能性があるなら、行かれないです。」
「う〜ん、それが解決するかどうかわかるのが10時過ぎなんだよね…、りん子10時過ぎの返事を待ってからでも支度して来られる?」
「はい。」
何やら話が込み入ってきてる?
とりあえず、タイムリミットやGOサインなどの決め事をして、話は一段落。
まだ、朝の電話タイムの時間は残ってる。
さあ、そこで私は考えた。
これ以上私が聞かない限り那智さんのお仕事の話はおしまいになるだろう。
いつものように私があれこれ話題提供して、私に起こった出来事を話し、そこから枝葉が別れて、はいお話しタイム終了〜としてもいいんだけど。
トラブル発生とまで聞いていて、話し始めないから話題を私の方に変えることを、ちょっとためらったのだ。
何度か出ているけど、私は男の人を甘やかせるのが、得意。(最近思うけど、得意というより甘えん坊の男子を呼び寄せてしまう資質があるだけかもしれない)
突然、そのパワーが湧いちゃったのね。
那智さんが「トラブル」と言っているのに、さっさと他愛もない話にしちゃっていいのかしら。
もしかして、聞いてほしかったりして!?
「那智さん、トラブルって何ですか?聞いてもいいですか?」
「聞きたければ聞けばいいし、聞きたくなければ聞かなくてもいいし…。」
「那智さんは話したくないですか?」
「う〜ん、別に…。」
「じゃあ、聞きますね、トラブルって何ですか?」
「○○で○○で…。」
「それで?」
「その返事をもらえるのが、10時なんだよね。」
「それで、その返事がよい返事じゃなかったら?」
「○○で、それで○○して〜。」
仕事の話だからわかるような、わからないような。
大方、トラブルの話はおしまいになった。
「そうか〜、那智さん大変ですね。」
「まあ、大したことないよ。」
「なんかね、那智さんがトラブルって言ってるのに、話題変えちゃうのためらっちゃって。」
「別に、どっちでもいいよ。」
「でも、那智さん、話聞いてもらうのって、嬉しくありません?」
「まあね。」
「那智さんはね、『いまトラブルでね〜』とか泣き言いうのいやでしょうけど、話してみたらそれはそれで気分良くありません?」
「そうかもね。」
「だからね、いま計画立てました。私の『ぬるま湯攻撃』で、那智さんをよしよしってして良い気分に浸らせて、『もう、りん子聞いて聞いて〜』って、聞いてほしくてたまらない人にしちゃう。」
「はあ〜!?絶対ないね。」
「いや、いますぐは無理かもしれないけど、10年計画とかで。」
「ははは、それなら可能性あるかもね。」
あんなに「みんな増長する!!」なんて言っておきながら、こんなふうにふざけて「ぬるま湯攻撃」とか言っていられるのは、那智さんがそういう人じゃないってわかってるから。
でも、心の片隅で、その「ぬるま湯の魔力」の底力をみてごらんなさい〜とか、ちょっと思ってる。
10年後には「りん子ちゃん〜、聞いてよ〜、グスン。」なんて人になってるかもしれない(笑)
そしたら、どうしてくれよう、こっぴどくフルか!?
自分で計画立てて、フルなんて考えてる^^
ぬるま湯VS負けず嫌い
ああ、ダメだ、私だいたいのことが長続きしないんだ。
だから、10年計画なんて、私が無理でした。
那智さんは、私の書くことで、こういう「くだらない」話が一番好きなんだそうです。
このトラブルの話はちょっと前のことだからもう解決してるんだけど、最近ちょっとお疲れ気味の那智さんに「元気になってくださいね」という気持ちを込めて、長々と「くだらない」話でした^^
朝の電車で楽しんでもらえますように♪
i podくん
独り言
私の夫は自他共に認める「マックマニア」。
マクドナルドじゃなくて、パソコンのMacね。
どんなに高くても、Mac。
キーボードもマウスも、Mac。
「大学生の時にはじめてMacを触って、俺の人生は決まった」と言ってしまうほど^^;
時々買い替えられる安くないパソコンを、「そんなもんかな~」と否定もしないけど肯定もしない気持ちで物欲のあまりない私は眺めていた。(そうはいっても、私の仕事やこのブログを書くことができるのも、その恩恵と思って感謝してます)
それでも、一度だけ心の底から、「Macマニア」に感謝したことがある。
それは、数年前。
父が癌で手術して、肺炎を起こし呼吸困難で集中治療室に入れられた夜。(これは「惹かれ合う理由」の「お父さん」に書いてあるけど、長いから「是非読んで!」とは言いにくいです^^;)
翌朝、朝一ではじめて集中治療室を訪ねて、体中管だらけで口を不自然なほど大きく開けられ人工呼吸器をねじ込まれて強制的に呼吸させられ、鎮静剤で眠らされてる父を見た。
その父の姿。
あんなに病院が大嫌いだった父のその姿を見て、かわそうでかわいそうで、その場に立っていられないほどだった日。
家に戻ると、まだ夫が出勤前だった。
父の様子を少し話してから、出勤する夫に当時彼が買ったばかりの「i pod」を貸してくれるようにお願いした。
夫は快く貸してくれた。
中に入れる曲を私仕様に変えてくれて、出勤していった。(そんなこともできないアナログな私)
夫の前では我慢していたけど、ひとりになったらお父さんの姿を思い出して、不憫でしょうがなくて涙が出て来てしまった。
シンクに溜まった食器を洗いながらあとからあとから溢れる涙に、私はとても傷付いているんだなと感じていた。
気を紛らわせようとi podのスイッチをオンにした。
入ってる曲は「ユーミン」と「シンディ ローパー」、両方ともベストアルバムだから、好きな曲ばかり。(年代を感じる?)
このi podは「shuffle」。
いまは当たり前なのかな?入ってる曲を勝手にシャッフルして流してくれる。
これがとってもよかったの。
泣きながらお皿を洗い、イヤホンから一曲目「真珠のピアス」が流れてくる。
「ああ、ちょっと切ないな」なんて思っていると、今度は「サーフ天国スキー天国」。
「うん、いい感じ^^」少し気分も晴れる気がする。
「girl's just wanna have fun」(スペルあってる?それにしてもこれの邦題「ハイスクールはダンステリア…って…)
「おお、シンディ登場ね!」違った展開に、にっこり。
その次、「埠頭を渡る風」。
「ええ~、そう来るか!?」追い立てるようなイントロに、i podに軽くツッコミを入れてしまう。
いつの間にか、私は「泣き笑い」状態で、感傷に浸ることを忘れていた。
父の状態に変わりはないけど、ここで悲しんでてもしかたがない。
なんだか、そのi podに人格を感じてしまって一人の台所が寂しいものじゃなくなった。
アップルコンピューターにもMacマニアの夫にも、心から感謝したときのお話。
なぜいきなりこんな話かというと、最近私はスポーツクラブに通いはじめたの。
体力も筋力も落ちる一方だからね…。
そこで延々と自転車を漕ぐ退屈しのぎに、またそのi pod君にご登場願ったわけです。
自転車を漕ぎながら、彼の選曲を楽しんでいるわけですね。
そこに、新たに夫が仕入れた「懐かしのユーロビート」的なのが加わって(そんなのも好きな彼)、「ユーミン」「シンディ ローパー」「ユーロビート」さらに「椎名林檎」とメチャクチャな状態になってるの。
で、その「懐かしのユーロビート」を聞いていたら、かつて私が「お立ち台ギャル」(死語!!もうこれだけで恥ずかしいわ)だったころを思い出して、そのときの話が書きたくなってしまったわけです。
父性を欲して、怒らない私。
それも本当の私。
でも、スポットを当てていなかった私も登場させたくなってしまったのだ!
いままで築き上げた「りん子像」を裏切ることになってしまう?(いや、そもそも築けてないか!?)
でも全部私。
きっと那智さんも知らない、私?
たまには趣向を変えて。
でも、最後はちゃんと「りん子」っぽく繋げますから、お付き合いくださいね。
と、またまた長い前振りでした^^
私の夫は自他共に認める「マックマニア」。
マクドナルドじゃなくて、パソコンのMacね。
どんなに高くても、Mac。
キーボードもマウスも、Mac。
「大学生の時にはじめてMacを触って、俺の人生は決まった」と言ってしまうほど^^;
時々買い替えられる安くないパソコンを、「そんなもんかな~」と否定もしないけど肯定もしない気持ちで物欲のあまりない私は眺めていた。(そうはいっても、私の仕事やこのブログを書くことができるのも、その恩恵と思って感謝してます)
それでも、一度だけ心の底から、「Macマニア」に感謝したことがある。
それは、数年前。
父が癌で手術して、肺炎を起こし呼吸困難で集中治療室に入れられた夜。(これは「惹かれ合う理由」の「お父さん」に書いてあるけど、長いから「是非読んで!」とは言いにくいです^^;)
翌朝、朝一ではじめて集中治療室を訪ねて、体中管だらけで口を不自然なほど大きく開けられ人工呼吸器をねじ込まれて強制的に呼吸させられ、鎮静剤で眠らされてる父を見た。
その父の姿。
あんなに病院が大嫌いだった父のその姿を見て、かわそうでかわいそうで、その場に立っていられないほどだった日。
家に戻ると、まだ夫が出勤前だった。
父の様子を少し話してから、出勤する夫に当時彼が買ったばかりの「i pod」を貸してくれるようにお願いした。
夫は快く貸してくれた。
中に入れる曲を私仕様に変えてくれて、出勤していった。(そんなこともできないアナログな私)
夫の前では我慢していたけど、ひとりになったらお父さんの姿を思い出して、不憫でしょうがなくて涙が出て来てしまった。
シンクに溜まった食器を洗いながらあとからあとから溢れる涙に、私はとても傷付いているんだなと感じていた。
気を紛らわせようとi podのスイッチをオンにした。
入ってる曲は「ユーミン」と「シンディ ローパー」、両方ともベストアルバムだから、好きな曲ばかり。(年代を感じる?)
このi podは「shuffle」。
いまは当たり前なのかな?入ってる曲を勝手にシャッフルして流してくれる。
これがとってもよかったの。
泣きながらお皿を洗い、イヤホンから一曲目「真珠のピアス」が流れてくる。
「ああ、ちょっと切ないな」なんて思っていると、今度は「サーフ天国スキー天国」。
「うん、いい感じ^^」少し気分も晴れる気がする。
「girl's just wanna have fun」(スペルあってる?それにしてもこれの邦題「ハイスクールはダンステリア…って…)
「おお、シンディ登場ね!」違った展開に、にっこり。
その次、「埠頭を渡る風」。
「ええ~、そう来るか!?」追い立てるようなイントロに、i podに軽くツッコミを入れてしまう。
いつの間にか、私は「泣き笑い」状態で、感傷に浸ることを忘れていた。
父の状態に変わりはないけど、ここで悲しんでてもしかたがない。
なんだか、そのi podに人格を感じてしまって一人の台所が寂しいものじゃなくなった。
アップルコンピューターにもMacマニアの夫にも、心から感謝したときのお話。
なぜいきなりこんな話かというと、最近私はスポーツクラブに通いはじめたの。
体力も筋力も落ちる一方だからね…。
そこで延々と自転車を漕ぐ退屈しのぎに、またそのi pod君にご登場願ったわけです。
自転車を漕ぎながら、彼の選曲を楽しんでいるわけですね。
そこに、新たに夫が仕入れた「懐かしのユーロビート」的なのが加わって(そんなのも好きな彼)、「ユーミン」「シンディ ローパー」「ユーロビート」さらに「椎名林檎」とメチャクチャな状態になってるの。
で、その「懐かしのユーロビート」を聞いていたら、かつて私が「お立ち台ギャル」(死語!!もうこれだけで恥ずかしいわ)だったころを思い出して、そのときの話が書きたくなってしまったわけです。
父性を欲して、怒らない私。
それも本当の私。
でも、スポットを当てていなかった私も登場させたくなってしまったのだ!
いままで築き上げた「りん子像」を裏切ることになってしまう?(いや、そもそも築けてないか!?)
でも全部私。
きっと那智さんも知らない、私?
たまには趣向を変えて。
でも、最後はちゃんと「りん子」っぽく繋げますから、お付き合いくださいね。
と、またまた長い前振りでした^^
またまた、ありがとう
独り言
4万件になりました!!
この前、一周年で「感謝」をしたばかりですが、またまた感謝です。
一周年は、続けるパワーをいただけたことに感謝の気持ちでした。
ついでに自分への労いも込めて。
件数が積み重なっていくということは、もう純粋に感謝です。
「薬指の刺青」と検索をすると、このブログはもちろん「刺青」でヒットしているものもあったりします。
その中で、どなたか管理をされている方がいるのか、仕組みはわからないのだけどいろんな「SMブログ」の更新をお知らせしているサイト(?)に出会います。
たくさんピックアップされている中に、「薬指の刺青」の文字を見つけたときは、なんだかご褒美をもらったような気分になりました。
一日の件数がたくさんの人気のあるブログや、画像から愛情や興奮の伝わってくるもの、ご主人様への思いが綴られた可愛らしいもの、その中のひとつに「薬指の刺青」があることが、嬉しくて不思議でたまりませんでした。
でも、冷静に考えたら、私のブログ、ちっともSMじゃないし、主従でもないし、ただ「那智さん大好き」って、これでもかってほどしつこくしつこく書いてるだけで、なんだか管理されてる方に申し訳なく思ってしまったのも、事実でした。
そんなブログでも、多少の上下はあれど日々来てくださる方が確実にいることは、とても嬉しい。
那智さんはいつも「俺だったら読まない」と言ってる。
何を楽しんでくれているのかわからないけど、それでも一年間同じこと書いていて、それでも来てくださるということは、もう特殊な経験も心の歪みもとほほ話も、全部含めて「那智さん大好き」を肯定していただけてるのだろうと、勝手に解釈してます。
来てくださる皆さんを、この「完全垂れ流し放題」の共犯に仕立て上げ、伸び伸びさせていただいてます。
心強い共犯者の皆様、いつもいつも来てくださって、ありがとう。
一日で数千、数万件カウンターが回るところには、太刀打ちできないし(しようと思わないけど)、たかだか1万の積み重ねにひとり興奮しております。
しかも、4万にしてはじめて「キリ番」というのを見ることができました^^
といことで、興奮冷めやらぬうちに、4万件感謝記念です。
<私たちのしているところを見てみたい>
これははじめてのパターン。
参加は抵抗あるけど、見るだけならという方。
こちらは、女性限定で。
<私たちとお茶でもしませんか?>
これも新しい試み。
お茶でもお酒でもお食事でも、こちらは女性かカップルです。
一年続けられて4万件になって、どんな人が来てくださっているのか、どんな気持ちで読んでくださっているのか、来てくださる方とお会いしたいと思ったのです。
以上の2つを募集いたします。
いつものように、基本的に一回限りで、女性は多少でもM、カップルの男性は多少でもSの方。
住んでいる場所などに制限があると思うので、時間がかかるあもしれないし、実現できない場合もあると思いますが、条件があって、興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、メッセージBOXにメッセージをくださいませ。
最後に、もう一度。
いつも、来てくださってありがとうございます。
これからもどうぞ「薬指の刺青」を可愛がってやってくださいね。
一周年で「おめでとう」言ってもらったばっかりだけど、一周年でコメントくださった方も、コメントしそびれちゃった人も、もう全然遠慮なんてしないで、私と一緒にお祝いしてくださいね〜♪
大切な共犯者の皆さんの「おめでとう」は何回言ってもらっても嬉しいもの。(勝手に共犯にしてます^^)
また、それをパワーに頑張ります♪
4万件になりました!!
この前、一周年で「感謝」をしたばかりですが、またまた感謝です。
一周年は、続けるパワーをいただけたことに感謝の気持ちでした。
ついでに自分への労いも込めて。
件数が積み重なっていくということは、もう純粋に感謝です。
「薬指の刺青」と検索をすると、このブログはもちろん「刺青」でヒットしているものもあったりします。
その中で、どなたか管理をされている方がいるのか、仕組みはわからないのだけどいろんな「SMブログ」の更新をお知らせしているサイト(?)に出会います。
たくさんピックアップされている中に、「薬指の刺青」の文字を見つけたときは、なんだかご褒美をもらったような気分になりました。
一日の件数がたくさんの人気のあるブログや、画像から愛情や興奮の伝わってくるもの、ご主人様への思いが綴られた可愛らしいもの、その中のひとつに「薬指の刺青」があることが、嬉しくて不思議でたまりませんでした。
でも、冷静に考えたら、私のブログ、ちっともSMじゃないし、主従でもないし、ただ「那智さん大好き」って、これでもかってほどしつこくしつこく書いてるだけで、なんだか管理されてる方に申し訳なく思ってしまったのも、事実でした。
そんなブログでも、多少の上下はあれど日々来てくださる方が確実にいることは、とても嬉しい。
那智さんはいつも「俺だったら読まない」と言ってる。
何を楽しんでくれているのかわからないけど、それでも一年間同じこと書いていて、それでも来てくださるということは、もう特殊な経験も心の歪みもとほほ話も、全部含めて「那智さん大好き」を肯定していただけてるのだろうと、勝手に解釈してます。
来てくださる皆さんを、この「完全垂れ流し放題」の共犯に仕立て上げ、伸び伸びさせていただいてます。
心強い共犯者の皆様、いつもいつも来てくださって、ありがとう。
一日で数千、数万件カウンターが回るところには、太刀打ちできないし(しようと思わないけど)、たかだか1万の積み重ねにひとり興奮しております。
しかも、4万にしてはじめて「キリ番」というのを見ることができました^^
といことで、興奮冷めやらぬうちに、4万件感謝記念です。
<私たちのしているところを見てみたい>
これははじめてのパターン。
参加は抵抗あるけど、見るだけならという方。
こちらは、女性限定で。
<私たちとお茶でもしませんか?>
これも新しい試み。
お茶でもお酒でもお食事でも、こちらは女性かカップルです。
一年続けられて4万件になって、どんな人が来てくださっているのか、どんな気持ちで読んでくださっているのか、来てくださる方とお会いしたいと思ったのです。
以上の2つを募集いたします。
いつものように、基本的に一回限りで、女性は多少でもM、カップルの男性は多少でもSの方。
住んでいる場所などに制限があると思うので、時間がかかるあもしれないし、実現できない場合もあると思いますが、条件があって、興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、メッセージBOXにメッセージをくださいませ。
最後に、もう一度。
いつも、来てくださってありがとうございます。
これからもどうぞ「薬指の刺青」を可愛がってやってくださいね。
一周年で「おめでとう」言ってもらったばっかりだけど、一周年でコメントくださった方も、コメントしそびれちゃった人も、もう全然遠慮なんてしないで、私と一緒にお祝いしてくださいね〜♪
大切な共犯者の皆さんの「おめでとう」は何回言ってもらっても嬉しいもの。(勝手に共犯にしてます^^)
また、それをパワーに頑張ります♪
別なりん子1
独り言
K君と別れて、Yさんと半彼女状態だったころ、そのYさんと仲間たちに、当時大盛況だった「ディスコ」に連れて行ってもらった。(登場人物に関して興味のある方は「過去の恋愛」や「怒らない私」シリーズをご覧ください。もう年表作ろうかしら!)
内蔵を揺さぶる大音響、悪趣味なほどの豪華絢爛なインテリア、制服ごとに階級が決まってる黒服と呼ばれる男性店員。
何もかもが「大人の世界」。
遊びを覚えはじめた20そこそこの私には、それらが目映いばかりに輝いて見えた。
それをきっかけに私はそのディスコに時々遊びに行くようになる。
Yさんとやっと彼女になれた、でも、すぐ彼の心がS子さんに向かってしまったつらい時期、それを紛らわすように、私はたくさん遊んだ。
お酒を飲んで酔っぱらい、家に帰ってそのまま布団に倒れ込み眠る。
朝になればまたYさんのことでつらくなるのはわかっていたけど、それでも眠りに落ちながら「お酒って、一瞬紛らわしてくれるな〜」と寂しく感心しているような日を過ごしていた。
その遊びにディスコも入っていた。
その場所を私はとてもお気に入りになって、Yさんがまた私がいいと言ってくれていてからも、もちろんYさん公認で友人たちと一緒に遊びに行っていたのだ。
エレベーターガールの派手な女の子が数人、何度か通えば当然お店の人とも顔見知りになる。
特に、私とあと2人くらいは、週一回くらいは行っていたから、お馴染み。
私の勤めていた百貨店の定休日前日の曜日が、たまたま「サービスDAY」で、メンバーズカードを持っていれば女性は1000円だったのだ。
それで、ちょっと飲んでちょっと食べれる^^
だから、「明日はお休み〜、Yさんは麻雀」って日はだいたい遊びに行っていた。
常連。
メンバーズカードを忘れても会員価格。
通される席は、だいたい決まってる。
最初にビールを一杯。
ジャラジャラと派手で下品なアクセサリーをこれでもかってほど飾って、ミニスカートから伸びた足を組む。
一息ついたらリクエストカードに、いつも同じ曲をふたつ「りん子」と書いてBOXに入れる。
まだ混み合う前のおとなしい店内、音量もテンポもおとなしめ。
ほどなくしてDJの「りん子さんのリクエストで」という声で私の好きな曲が流れ始める。
それを合図にしたように、証明も音量も派手になっていく。
楽しい時間の幕開け。
でも、他のそういう場所をほとんど知らないからなんとも言えないのだけど、まだ「ジュリアナ」とかが流行るすこーし前のディスコは良く言えば「ほのぼの」していた。
扇子を持って下着が見えそうな服をきて腰をくねらせるイメージの「お立ち台ギャル」が話題になる少し前で、もちろん体に張り付くような服を着て派手にしているときもあるけど、ジーンズにスニーカーなんてときもあった。
中には、ナンパとか黒服と恋愛とかもあったと思うのだけど、私と友人たちにはそんな空気はなくて、もうね、スポーツ(笑)
いまでいう「パラパラ」のはしりで、曲に合わせて振りがあるのね。
それをいち早く習得して「どうだ〜」って披露する。
もう汗だくで友達と合わせる。
盆踊りとかフォークダンス状態^^;
大音響の中の深夜のフォークダンスは、すごく気持ちいい。
しかも、ダンスフロアの四隅にある半畳くらいのお立ち台に乗ってそれをするの。(ああ、恥ずかしい^^;)
隣や向かいに乗ってる友達とちゃんと合ったときなんかは、もう気分すっきり。
振りを知らないフロアで踊る人たちは私たちを見上げてマネをする。
もう、その快感といったら…。
「私について来なさーい!」って感じ。(は〜、書いてて赤面です)
その快感が病みつきになってるから、ナンパなんかされないし、黒服とも恋愛なんて興味なーし!!
軽い「ランナーズハイ」状態。
最後までいて、深夜の街に放り出される。
そのディスコは二部制みたいになっていて、その「ノリノリ」健全タイムから、後半はもう少し雰囲気が変わるのだ。
夜のお仕事をしている女性の早めの仕事帰りの遊び場になる後半の前に、一部は終了。
そこで、私たちは外に出る。
販売機でコーラを買って「はあ〜疲れたね〜」「楽しかったね〜」とか言いながら友達と別れる。
部活動帰りの高校生みたい。
いろんなイベントもあった。
大晦日のカウントダウンやクリスマス。
なかでもハロウィンのの時は、ちょっと力がはいっちゃう。
仮装して出かけるの。
黒服も何かしらの仕掛けをしていて、男性客のなかにはふざけて全身タイツの人もいたり。
私たちは6人くらいで、衣替えして着なくなったエレベーターガールの制服を着て手袋をはめて、髪はスカーフやリボンやカチューシャで思い思いに飾り立てて出かけていった。
同じ制服が6人も揃うとけっこう圧巻で、もう自己満足の世界(笑)
お立ち台に乗って良い気分でいたら、無理矢理割り込んで乗って来た女の子が思い切り私を押し、私はよろけて「あ〜れ〜」と大勢の人が踊る中に堕ちていってしまった。
そばにいた友達は怒りまくっていたけど、私は「まあ、目立ったからいいか!」くらいに能天気に思っていた。
しかも、後日制服を外に持ち出したことが上司に知られて、厳重注意されたというおまけ付きのハロウィンの思い出。
そんな健全な夜遊びをしていたハロウィンパーティの翌週、私は一人の男の子と出会った。
K君と別れて、Yさんと半彼女状態だったころ、そのYさんと仲間たちに、当時大盛況だった「ディスコ」に連れて行ってもらった。(登場人物に関して興味のある方は「過去の恋愛」や「怒らない私」シリーズをご覧ください。もう年表作ろうかしら!)
内蔵を揺さぶる大音響、悪趣味なほどの豪華絢爛なインテリア、制服ごとに階級が決まってる黒服と呼ばれる男性店員。
何もかもが「大人の世界」。
遊びを覚えはじめた20そこそこの私には、それらが目映いばかりに輝いて見えた。
それをきっかけに私はそのディスコに時々遊びに行くようになる。
Yさんとやっと彼女になれた、でも、すぐ彼の心がS子さんに向かってしまったつらい時期、それを紛らわすように、私はたくさん遊んだ。
お酒を飲んで酔っぱらい、家に帰ってそのまま布団に倒れ込み眠る。
朝になればまたYさんのことでつらくなるのはわかっていたけど、それでも眠りに落ちながら「お酒って、一瞬紛らわしてくれるな〜」と寂しく感心しているような日を過ごしていた。
その遊びにディスコも入っていた。
その場所を私はとてもお気に入りになって、Yさんがまた私がいいと言ってくれていてからも、もちろんYさん公認で友人たちと一緒に遊びに行っていたのだ。
エレベーターガールの派手な女の子が数人、何度か通えば当然お店の人とも顔見知りになる。
特に、私とあと2人くらいは、週一回くらいは行っていたから、お馴染み。
私の勤めていた百貨店の定休日前日の曜日が、たまたま「サービスDAY」で、メンバーズカードを持っていれば女性は1000円だったのだ。
それで、ちょっと飲んでちょっと食べれる^^
だから、「明日はお休み〜、Yさんは麻雀」って日はだいたい遊びに行っていた。
常連。
メンバーズカードを忘れても会員価格。
通される席は、だいたい決まってる。
最初にビールを一杯。
ジャラジャラと派手で下品なアクセサリーをこれでもかってほど飾って、ミニスカートから伸びた足を組む。
一息ついたらリクエストカードに、いつも同じ曲をふたつ「りん子」と書いてBOXに入れる。
まだ混み合う前のおとなしい店内、音量もテンポもおとなしめ。
ほどなくしてDJの「りん子さんのリクエストで」という声で私の好きな曲が流れ始める。
それを合図にしたように、証明も音量も派手になっていく。
楽しい時間の幕開け。
でも、他のそういう場所をほとんど知らないからなんとも言えないのだけど、まだ「ジュリアナ」とかが流行るすこーし前のディスコは良く言えば「ほのぼの」していた。
扇子を持って下着が見えそうな服をきて腰をくねらせるイメージの「お立ち台ギャル」が話題になる少し前で、もちろん体に張り付くような服を着て派手にしているときもあるけど、ジーンズにスニーカーなんてときもあった。
中には、ナンパとか黒服と恋愛とかもあったと思うのだけど、私と友人たちにはそんな空気はなくて、もうね、スポーツ(笑)
いまでいう「パラパラ」のはしりで、曲に合わせて振りがあるのね。
それをいち早く習得して「どうだ〜」って披露する。
もう汗だくで友達と合わせる。
盆踊りとかフォークダンス状態^^;
大音響の中の深夜のフォークダンスは、すごく気持ちいい。
しかも、ダンスフロアの四隅にある半畳くらいのお立ち台に乗ってそれをするの。(ああ、恥ずかしい^^;)
隣や向かいに乗ってる友達とちゃんと合ったときなんかは、もう気分すっきり。
振りを知らないフロアで踊る人たちは私たちを見上げてマネをする。
もう、その快感といったら…。
「私について来なさーい!」って感じ。(は〜、書いてて赤面です)
その快感が病みつきになってるから、ナンパなんかされないし、黒服とも恋愛なんて興味なーし!!
軽い「ランナーズハイ」状態。
最後までいて、深夜の街に放り出される。
そのディスコは二部制みたいになっていて、その「ノリノリ」健全タイムから、後半はもう少し雰囲気が変わるのだ。
夜のお仕事をしている女性の早めの仕事帰りの遊び場になる後半の前に、一部は終了。
そこで、私たちは外に出る。
販売機でコーラを買って「はあ〜疲れたね〜」「楽しかったね〜」とか言いながら友達と別れる。
部活動帰りの高校生みたい。
いろんなイベントもあった。
大晦日のカウントダウンやクリスマス。
なかでもハロウィンのの時は、ちょっと力がはいっちゃう。
仮装して出かけるの。
黒服も何かしらの仕掛けをしていて、男性客のなかにはふざけて全身タイツの人もいたり。
私たちは6人くらいで、衣替えして着なくなったエレベーターガールの制服を着て手袋をはめて、髪はスカーフやリボンやカチューシャで思い思いに飾り立てて出かけていった。
同じ制服が6人も揃うとけっこう圧巻で、もう自己満足の世界(笑)
お立ち台に乗って良い気分でいたら、無理矢理割り込んで乗って来た女の子が思い切り私を押し、私はよろけて「あ〜れ〜」と大勢の人が踊る中に堕ちていってしまった。
そばにいた友達は怒りまくっていたけど、私は「まあ、目立ったからいいか!」くらいに能天気に思っていた。
しかも、後日制服を外に持ち出したことが上司に知られて、厳重注意されたというおまけ付きのハロウィンの思い出。
そんな健全な夜遊びをしていたハロウィンパーティの翌週、私は一人の男の子と出会った。
別なりん子2
独り言
そんな健全な夜遊びをしていたハロウィンパーティの翌週、私は一人の男の子と出会った。
注:いつものことですが、すごーく個人的で長いです。「だから、何?」ってなってもかまわないと思う方はどうかお付き合いくださいね。
ハロウィンパーティの翌週で、今週は人が少ないかもね、などなど言いながら飽きもせずまた出かけていた。
普段とそれほど変わらない店内。
一杯飲んで、フロアで音楽に身を任せていたとき、台の上にいる2人の男の子が視界に入った。
一人は背の高いなかなかのハンサム顔。
もう一人は、細くて背が小さくて、面長に切れ長の目が可愛らしい、もうほんとに「男の子」。
どう見ても、背の高いほうに視線が行くはずなのだけど、当時「母性本能をくすぐる」タイプが好みだった私はその子には目もくれず、スルー。
その隣の小さい子に「か、かわいい!!」となってしまったのだ。
まるでターミネーターが獲物に照準を合わせるように「キュイーン」とその子に私の視線は釘付け。
紺のブレザーにデニムにローファーのお上品な格好をした少年。
高校生!?と思うほど、幼く見える。
もう、かわいい、仲良くなりたい。
そのディスコでは、目的が「フォークダンスのランナーズハイ」だから、そういう感情ははじめて。
でも、少なからずその場所では「常連」のうちの一人という自負もあって、私はためらいなくその子に近づいて行った。(ここで、ターミネーターの音楽ね)
もうまったく図々しいにもほどがあるけど、おかまいなしでその子の台に乗っかる。
いまでいう「逆ナン」ってやつだ。(ああ、何やってんのあたしったら)
「はじめて会うよね?」
「ううん、僕は知ってたよ。」
大音響の中、それほど会話はできない。
とりあえずもう一人の男の子とも挨拶して、一段落するまでそのまま。
席を一緒にしてもらって、はじめてまともな会話をする。
「いくつ?」
「19才」
私よりちょっと年下。
「え〜、絶対仲良くなりたい。お友達になってくれる?」
「うん、いいよ。」
「じゃあ、名前付けていい?君は今日から『ゆうじくん』ね。」
なんとも横暴な私。
初対面の名前も知らない子に勝手な名前を付けてる。
なんだかね、その場所では、そういうキャラの私が許されてる気がしてたんだ。
もう一人の子も、とてもいい子で私たちと意気投合して、その夜は楽しく過ごした。
ディスコを出て、みんなでお茶をする。
聞くと2、3ヶ月前から私たちのことは知っていたらしい。
毎週同じ曜日に来る派手な人たちと思ってた。
その当時、私とあと2人が中心で、あとはその週によって人数が増えたりメンバーが変わったりしてたから、そのゆうじくんたちは、私たちが現れるたびに「今週の○○さんたち」と私たちの勤め先の百貨店にさんを付けて呼んでいたのだそうだ。(なぜか知られてた)
「ハロウィンのときも来てたでしょ?制服着て。」
「そう、ゆうじくんもいたの!?気付かなかった!なんで私に声掛けないの?」
この自分勝手な態度に出てしまえることが、気持ち良かった。
でも、その日はそのまま、バイバイした。
私はこのときYさんとお付き合いをしていた。
だから、遊びに行った先で「お友達」ができたという枠から、はみ出さないように「また、○○で会おうね〜。」と、バイバイした。
結局、YさんがS子さんより私がいいと言ってくれていても、私はどこかで私を抑えていたのかもしれない。
まあ、それは言い訳かな、いま思えばこの時の私もYさんも、お互いを心底必要としている関係ではなかったのだろう。
Yさんは密かにS子さんと連絡を取り続け、私はディスコで内緒の友達を作る。
「怒らない私」で書いたように、私だけが被害者とは思ってないのね、怒らないということが言いたかったから、Yさんの酷いことも書いたけど、全体的に見ればお互い誠実に付き合う関係を築けなかった同罪だと思ってます。
ああ、言い訳してますね。
詳しい経緯は飛ばしちゃうけど、私はゆうじくんと、もっと仲良くなってしまう。
ただの可愛らしい男の子かと思っていたけど、このゆうじくんはとてもユニークな人だった。
最初は年上のお姉さんぶっていたけど、私はその魅力にぐいぐいと引かれていった。
隣の地方から専門学校に通うため、この地域に独り暮らしをしている。
学校には、あまり合う人がいないらしく、自分の気に入ったお店を見つけては、そこに通い続け、お店の人と仲良しになるという方法で、独り暮らしを満喫していた。
一緒にディスコに来ていた子とも、その子のバイト先のコーヒー屋に通いつめて友達になったそうだ。
普通の客席から死角になってる特等席があって、そこでいつも煙草を吸っていた。
私たちは、急激に仲良くなった。
親友のような双子の兄弟のような、恋人のような、不思議な関係だった。
ゆうじくんの部屋に何回か泊まったこともある。
一度だけキスをして、一度だけ抱き合った(抱かれたという感覚ではなかったな)。
それ以外は、ずっと笑っていた。
毛布にくるまったり、お酒を飲んだりしながら、ずっと笑っていた。
私にはYさんという彼がいて、ゆうじくんには同じ専門学校に通う年下の彼女がいた。
2人とも、決定的ななにかを避けるように、この不思議な関係を保っていた。
テレビは見ないと部屋にはテレビがなく、家具は似合わないからと洋服は皮のトランクに収納している。
寝具は全部ブルーで、カーテンなどのファブリックは全部茶色。
リーガルの靴しか履かない。
オレンジジュースが恥ずかしくって、ストローも恥ずかしい。
サイコロの出た目で住む場所を決める。
ドーナツを買うときには、店員さんに「おいしいの3つ」なんて言い方をする。
メニューのカクテルを、りん子が上からひとつずつ飲んでいって、俺が下から飲むから、真ん中でぶつかったお酒を記念のお酒にしよう、なんて言う。(飲みきれず、2人してゲーゲー吐いたけど^^;)
とにかく自分のお気に入りの方法で、お気に入りの暮らしを手に入れているような子だった。
ゆうじくんのお気に入りで過ごすのは、なんだかとっても楽しかった。
ゆうじくんのお気に入りの空気が充満している部屋は、なんだか私の隠れ家のようだった。
私も始発に乗っていきなり部屋に押し掛けていったり、深夜に2時間車を飛ばしてバイト先のガソリンスタンドに、わざわざ給油だけしにいったり。
私のサプライズもゆうじくんのお気に入りにさせてしまっていた。
こんなことがあった。(あれ?やっと別なりん子になるかな?)
まだ仲良くなって間もないころ。
居酒屋でお酒を飲んだ。
その居酒屋を出て、大酔っぱらいで路上のベンチに腰掛けて、別の電車に乗るのを惜しむようにおしゃべりに興じていた。
そこで、はじめてゆうじくんに彼女がいることを教えてもらったのだ。
まだ、この時はゆうじくんが「自分のお気に入り」で豊かに生きてることをそれほど知らなくて、勝手に「地元を離れて独り暮らしの、ちょっと寂しい男の子」と思っていた。
だから、彼女がいるって聞いたとき、安心して、私はその場で泣いてしまったのだ。
「ゆうじくん、一人じゃないんだね〜。」って、まったく大きなお世話だけどね。
酔った勢いもあって、ベンチで号泣してしまっていた。
そしたら、何か冷たいものが飛んできた感じがして、顔を上げてみたら、目の前にこちらも酔っぱらってる男性が立っていた。
ろれつが回らないようで何を言ってるのかはっきりわからないのだけど、泣いてることが目障りなのか文句を言っているみたい。
それだけなら、まだ許せるけど、手に持っている缶ジュースの中身を私にかけたらしいのだ。
それで冷たいもの。
数滴だったけど、確実の私のコートを濡らした。
「はあ〜、信じらんない!!」
「なんだよぉぉぉぉぉ」ヨロヨロしてる。
「どうしてくれんの!?これ高かったんだから!!」(嘘、バーゲンで安かった^^)
「どうでも、好きにすればぁぁぁぁ」ずっとヨロヨロしてる。
もう腹立つ!!
「そう、好きにしていいのね、じゃあそれ貸して。」
そういって、そいつの持ってた缶ジュースをもらって、頭からそのジュースをかけてやった。
はあ〜、気分いい。
「てめぇ!!」
そいつがつかみ掛かってこようとしたとき、「すいません!!」そいつの連れが羽交い締めにして、謝ってきた。
「こちらこそすみません。」とゆうじくんが私を制して、その場は収まった。
でも、腹が立ってるのは収まらない。
その2人が立ち食いそば屋に入ったのを見つけて、追いかけてその2人の食べてる後ろ姿に向かってガラス戸を蹴っ飛ばしてやった。
幸いそれはガラスじゃなくて、プラスチックの合成なんとかみたいな戸だったから割れずにすんだけど、激しい音に私自身もびっくりして、ゆうじくんの手を掴んでダッシュして逃げた。
寒い冬の夜。
思いっきり走って、酔いも回って、繁華街で2人で大笑いした。
なんて、自分勝手で、なんて伸び伸びした夜。
「独特な幸福感」の「ピンク」で書いていますが、私の本来のキャラはどちらかというと、こっち。
さすがに喧嘩はこの時だけだけど、けっして「可愛らしい」とは言い難い。
どっちもほんとの私。
この時は、楽しくてそうしていたのだけど、なんだかいまの方が満たされてるな。
いま、思えば、私が付き合った男の人で、もしかしたらこのゆうじくんが那智さん以外で「父性」に近いものを持っていた数少ない人ではないかなと、「父性」を知って改めて思う。
自分のお気に入りを見つけられ、自分の足で立ってるように思えるから、そう感じるのかな。
本来の「父性」とは違うかもしれないけど、私の求めていた「父性」に近いもの。
彼の前では、私は「価値がある」と思えていたな。
自分を上にも下にもしないで、フラットに自由にできていたと思う。
それは、那智さんで感じるものに似ていると思うからだ。
ただ、あの時私は、私の心の歪みを自覚していなかった。
ほんの少し「生きにくい」と思っていただけだった。
だから、このフラットな感覚の心地よさを見つけられるほど、自分の心と向き合ってなかった。
そして、ゆうじくんも若く、私がYさんと婚約していくのをどうすることもできず、彼女とも別れずにいた。
それから、いろんな経験をしていろんな思いを重ねて、泣いてもがいて、やっと那智さんに出会った。
その時には、自分に足りないものがあるということは、気付きはじめていた。
そして那智さんは若くなく、見抜く力と、自分の力で私を引き寄せる術を知っていた。
タイミングだ。
私たちは、希少な出会いをした。
もしかしたら、同じような、もしかしたらもっと合う人が世界中を探せばいるかもしれない。
でも、私たちは出会えた。
そして、このタイミングで出会えた。
きっと、このタイミングも必然だと思いたい。
はあ、長いのにお付き合いくださった方、最後までありがとうございました。
お疲れさまでした。
こんな話、困っちゃいますよね。
私も書いてて、戸惑いました、「何書いてんだろ?」って。
戸惑うような内容だから、分けないで一気に終わらせちゃった。
ほんと自己満足で失礼しました。
でも、いちおう最後は、那智さんに繋げたから、私的にはよしとしよう^^
そんな健全な夜遊びをしていたハロウィンパーティの翌週、私は一人の男の子と出会った。
注:いつものことですが、すごーく個人的で長いです。「だから、何?」ってなってもかまわないと思う方はどうかお付き合いくださいね。
ハロウィンパーティの翌週で、今週は人が少ないかもね、などなど言いながら飽きもせずまた出かけていた。
普段とそれほど変わらない店内。
一杯飲んで、フロアで音楽に身を任せていたとき、台の上にいる2人の男の子が視界に入った。
一人は背の高いなかなかのハンサム顔。
もう一人は、細くて背が小さくて、面長に切れ長の目が可愛らしい、もうほんとに「男の子」。
どう見ても、背の高いほうに視線が行くはずなのだけど、当時「母性本能をくすぐる」タイプが好みだった私はその子には目もくれず、スルー。
その隣の小さい子に「か、かわいい!!」となってしまったのだ。
まるでターミネーターが獲物に照準を合わせるように「キュイーン」とその子に私の視線は釘付け。
紺のブレザーにデニムにローファーのお上品な格好をした少年。
高校生!?と思うほど、幼く見える。
もう、かわいい、仲良くなりたい。
そのディスコでは、目的が「フォークダンスのランナーズハイ」だから、そういう感情ははじめて。
でも、少なからずその場所では「常連」のうちの一人という自負もあって、私はためらいなくその子に近づいて行った。(ここで、ターミネーターの音楽ね)
もうまったく図々しいにもほどがあるけど、おかまいなしでその子の台に乗っかる。
いまでいう「逆ナン」ってやつだ。(ああ、何やってんのあたしったら)
「はじめて会うよね?」
「ううん、僕は知ってたよ。」
大音響の中、それほど会話はできない。
とりあえずもう一人の男の子とも挨拶して、一段落するまでそのまま。
席を一緒にしてもらって、はじめてまともな会話をする。
「いくつ?」
「19才」
私よりちょっと年下。
「え〜、絶対仲良くなりたい。お友達になってくれる?」
「うん、いいよ。」
「じゃあ、名前付けていい?君は今日から『ゆうじくん』ね。」
なんとも横暴な私。
初対面の名前も知らない子に勝手な名前を付けてる。
なんだかね、その場所では、そういうキャラの私が許されてる気がしてたんだ。
もう一人の子も、とてもいい子で私たちと意気投合して、その夜は楽しく過ごした。
ディスコを出て、みんなでお茶をする。
聞くと2、3ヶ月前から私たちのことは知っていたらしい。
毎週同じ曜日に来る派手な人たちと思ってた。
その当時、私とあと2人が中心で、あとはその週によって人数が増えたりメンバーが変わったりしてたから、そのゆうじくんたちは、私たちが現れるたびに「今週の○○さんたち」と私たちの勤め先の百貨店にさんを付けて呼んでいたのだそうだ。(なぜか知られてた)
「ハロウィンのときも来てたでしょ?制服着て。」
「そう、ゆうじくんもいたの!?気付かなかった!なんで私に声掛けないの?」
この自分勝手な態度に出てしまえることが、気持ち良かった。
でも、その日はそのまま、バイバイした。
私はこのときYさんとお付き合いをしていた。
だから、遊びに行った先で「お友達」ができたという枠から、はみ出さないように「また、○○で会おうね〜。」と、バイバイした。
結局、YさんがS子さんより私がいいと言ってくれていても、私はどこかで私を抑えていたのかもしれない。
まあ、それは言い訳かな、いま思えばこの時の私もYさんも、お互いを心底必要としている関係ではなかったのだろう。
Yさんは密かにS子さんと連絡を取り続け、私はディスコで内緒の友達を作る。
「怒らない私」で書いたように、私だけが被害者とは思ってないのね、怒らないということが言いたかったから、Yさんの酷いことも書いたけど、全体的に見ればお互い誠実に付き合う関係を築けなかった同罪だと思ってます。
ああ、言い訳してますね。
詳しい経緯は飛ばしちゃうけど、私はゆうじくんと、もっと仲良くなってしまう。
ただの可愛らしい男の子かと思っていたけど、このゆうじくんはとてもユニークな人だった。
最初は年上のお姉さんぶっていたけど、私はその魅力にぐいぐいと引かれていった。
隣の地方から専門学校に通うため、この地域に独り暮らしをしている。
学校には、あまり合う人がいないらしく、自分の気に入ったお店を見つけては、そこに通い続け、お店の人と仲良しになるという方法で、独り暮らしを満喫していた。
一緒にディスコに来ていた子とも、その子のバイト先のコーヒー屋に通いつめて友達になったそうだ。
普通の客席から死角になってる特等席があって、そこでいつも煙草を吸っていた。
私たちは、急激に仲良くなった。
親友のような双子の兄弟のような、恋人のような、不思議な関係だった。
ゆうじくんの部屋に何回か泊まったこともある。
一度だけキスをして、一度だけ抱き合った(抱かれたという感覚ではなかったな)。
それ以外は、ずっと笑っていた。
毛布にくるまったり、お酒を飲んだりしながら、ずっと笑っていた。
私にはYさんという彼がいて、ゆうじくんには同じ専門学校に通う年下の彼女がいた。
2人とも、決定的ななにかを避けるように、この不思議な関係を保っていた。
テレビは見ないと部屋にはテレビがなく、家具は似合わないからと洋服は皮のトランクに収納している。
寝具は全部ブルーで、カーテンなどのファブリックは全部茶色。
リーガルの靴しか履かない。
オレンジジュースが恥ずかしくって、ストローも恥ずかしい。
サイコロの出た目で住む場所を決める。
ドーナツを買うときには、店員さんに「おいしいの3つ」なんて言い方をする。
メニューのカクテルを、りん子が上からひとつずつ飲んでいって、俺が下から飲むから、真ん中でぶつかったお酒を記念のお酒にしよう、なんて言う。(飲みきれず、2人してゲーゲー吐いたけど^^;)
とにかく自分のお気に入りの方法で、お気に入りの暮らしを手に入れているような子だった。
ゆうじくんのお気に入りで過ごすのは、なんだかとっても楽しかった。
ゆうじくんのお気に入りの空気が充満している部屋は、なんだか私の隠れ家のようだった。
私も始発に乗っていきなり部屋に押し掛けていったり、深夜に2時間車を飛ばしてバイト先のガソリンスタンドに、わざわざ給油だけしにいったり。
私のサプライズもゆうじくんのお気に入りにさせてしまっていた。
こんなことがあった。(あれ?やっと別なりん子になるかな?)
まだ仲良くなって間もないころ。
居酒屋でお酒を飲んだ。
その居酒屋を出て、大酔っぱらいで路上のベンチに腰掛けて、別の電車に乗るのを惜しむようにおしゃべりに興じていた。
そこで、はじめてゆうじくんに彼女がいることを教えてもらったのだ。
まだ、この時はゆうじくんが「自分のお気に入り」で豊かに生きてることをそれほど知らなくて、勝手に「地元を離れて独り暮らしの、ちょっと寂しい男の子」と思っていた。
だから、彼女がいるって聞いたとき、安心して、私はその場で泣いてしまったのだ。
「ゆうじくん、一人じゃないんだね〜。」って、まったく大きなお世話だけどね。
酔った勢いもあって、ベンチで号泣してしまっていた。
そしたら、何か冷たいものが飛んできた感じがして、顔を上げてみたら、目の前にこちらも酔っぱらってる男性が立っていた。
ろれつが回らないようで何を言ってるのかはっきりわからないのだけど、泣いてることが目障りなのか文句を言っているみたい。
それだけなら、まだ許せるけど、手に持っている缶ジュースの中身を私にかけたらしいのだ。
それで冷たいもの。
数滴だったけど、確実の私のコートを濡らした。
「はあ〜、信じらんない!!」
「なんだよぉぉぉぉぉ」ヨロヨロしてる。
「どうしてくれんの!?これ高かったんだから!!」(嘘、バーゲンで安かった^^)
「どうでも、好きにすればぁぁぁぁ」ずっとヨロヨロしてる。
もう腹立つ!!
「そう、好きにしていいのね、じゃあそれ貸して。」
そういって、そいつの持ってた缶ジュースをもらって、頭からそのジュースをかけてやった。
はあ〜、気分いい。
「てめぇ!!」
そいつがつかみ掛かってこようとしたとき、「すいません!!」そいつの連れが羽交い締めにして、謝ってきた。
「こちらこそすみません。」とゆうじくんが私を制して、その場は収まった。
でも、腹が立ってるのは収まらない。
その2人が立ち食いそば屋に入ったのを見つけて、追いかけてその2人の食べてる後ろ姿に向かってガラス戸を蹴っ飛ばしてやった。
幸いそれはガラスじゃなくて、プラスチックの合成なんとかみたいな戸だったから割れずにすんだけど、激しい音に私自身もびっくりして、ゆうじくんの手を掴んでダッシュして逃げた。
寒い冬の夜。
思いっきり走って、酔いも回って、繁華街で2人で大笑いした。
なんて、自分勝手で、なんて伸び伸びした夜。
「独特な幸福感」の「ピンク」で書いていますが、私の本来のキャラはどちらかというと、こっち。
さすがに喧嘩はこの時だけだけど、けっして「可愛らしい」とは言い難い。
どっちもほんとの私。
この時は、楽しくてそうしていたのだけど、なんだかいまの方が満たされてるな。
いま、思えば、私が付き合った男の人で、もしかしたらこのゆうじくんが那智さん以外で「父性」に近いものを持っていた数少ない人ではないかなと、「父性」を知って改めて思う。
自分のお気に入りを見つけられ、自分の足で立ってるように思えるから、そう感じるのかな。
本来の「父性」とは違うかもしれないけど、私の求めていた「父性」に近いもの。
彼の前では、私は「価値がある」と思えていたな。
自分を上にも下にもしないで、フラットに自由にできていたと思う。
それは、那智さんで感じるものに似ていると思うからだ。
ただ、あの時私は、私の心の歪みを自覚していなかった。
ほんの少し「生きにくい」と思っていただけだった。
だから、このフラットな感覚の心地よさを見つけられるほど、自分の心と向き合ってなかった。
そして、ゆうじくんも若く、私がYさんと婚約していくのをどうすることもできず、彼女とも別れずにいた。
それから、いろんな経験をしていろんな思いを重ねて、泣いてもがいて、やっと那智さんに出会った。
その時には、自分に足りないものがあるということは、気付きはじめていた。
そして那智さんは若くなく、見抜く力と、自分の力で私を引き寄せる術を知っていた。
タイミングだ。
私たちは、希少な出会いをした。
もしかしたら、同じような、もしかしたらもっと合う人が世界中を探せばいるかもしれない。
でも、私たちは出会えた。
そして、このタイミングで出会えた。
きっと、このタイミングも必然だと思いたい。
はあ、長いのにお付き合いくださった方、最後までありがとうございました。
お疲れさまでした。
こんな話、困っちゃいますよね。
私も書いてて、戸惑いました、「何書いてんだろ?」って。
戸惑うような内容だから、分けないで一気に終わらせちゃった。
ほんと自己満足で失礼しました。
でも、いちおう最後は、那智さんに繋げたから、私的にはよしとしよう^^
渇き中
独特な幸福感
「那智さん〜、那智さん〜、那智さ〜ん、」
朝の電話、何とはなしに呼んでみる。
ああ、ちょっと嘘、漠然としてるけどわかってる。
だから、どこからそんな声出してんの!?ってくらいの猫なで声で「那智さ〜ん」と呼ぶ。
「何。」
「那智さ〜ん。」
「だから、何。…わかったオナニーしたいの!?」
ガーン、やっぱりそうなのね、この漠然とした何かは「欲情」だったのね。
何をしてもらえれば満足するのか、どれくらい時間が空けば足りなくなるのか、それはわからないけど、とにかくいまは渇いてる。
那智さんで満たされたいな〜と思う。
この前のランチが普通のランチだったからかな、たったその週何もないだけなのに?
それで平気なときもあるし、ダメなときもある^^;
それは「オナニー」でなんとかあるもんじゃないような感じがする。
「オナニーでどうにかなるもんじゃないです。」
「じゃあ、またランチに来る?カラオケでしてやろっか?」
うへ〜、それで出ていけば、もう「欲情してます、してください」状態じゃない!?
それは、さすがにためらうわ。
そこちょっとプライドが許さない。
「いえ、行きません。」
「なんで?欲情してるんだろ?」来たらしてやるよ。」
「それで出ていくわけないじゃないですか!?」
「そう?俺はどっちでもいいよ。でも、きっと気持ちいいよ〜(笑)」
うう、負けそう…。
「いえ、行きません。」
「便宜上『来なさい』って言ってもらったほうが良ければそうお願いしなよ。言ってやるからさ。『してほしいから出ていきやすいように、命令してください』ってさ(笑)」
「言いません!!那智さん、私はいままで一度たりとも、そのためだけにあなたに会いに行ったこと、ないのですよ!!だから、出ていきません!!見くびらないでください!」
「じゃあ、今日来たら『そのためだけ』になるから、来ないんだね。ってことは欲情してるって認めてることになるね。」
………、日本語って難しい。
「那智さん〜、那智さん〜、那智さ〜ん、」
朝の電話、何とはなしに呼んでみる。
ああ、ちょっと嘘、漠然としてるけどわかってる。
だから、どこからそんな声出してんの!?ってくらいの猫なで声で「那智さ〜ん」と呼ぶ。
「何。」
「那智さ〜ん。」
「だから、何。…わかったオナニーしたいの!?」
ガーン、やっぱりそうなのね、この漠然とした何かは「欲情」だったのね。
何をしてもらえれば満足するのか、どれくらい時間が空けば足りなくなるのか、それはわからないけど、とにかくいまは渇いてる。
那智さんで満たされたいな〜と思う。
この前のランチが普通のランチだったからかな、たったその週何もないだけなのに?
それで平気なときもあるし、ダメなときもある^^;
それは「オナニー」でなんとかあるもんじゃないような感じがする。
「オナニーでどうにかなるもんじゃないです。」
「じゃあ、またランチに来る?カラオケでしてやろっか?」
うへ〜、それで出ていけば、もう「欲情してます、してください」状態じゃない!?
それは、さすがにためらうわ。
そこちょっとプライドが許さない。
「いえ、行きません。」
「なんで?欲情してるんだろ?」来たらしてやるよ。」
「それで出ていくわけないじゃないですか!?」
「そう?俺はどっちでもいいよ。でも、きっと気持ちいいよ〜(笑)」
うう、負けそう…。
「いえ、行きません。」
「便宜上『来なさい』って言ってもらったほうが良ければそうお願いしなよ。言ってやるからさ。『してほしいから出ていきやすいように、命令してください』ってさ(笑)」
「言いません!!那智さん、私はいままで一度たりとも、そのためだけにあなたに会いに行ったこと、ないのですよ!!だから、出ていきません!!見くびらないでください!」
「じゃあ、今日来たら『そのためだけ』になるから、来ないんだね。ってことは欲情してるって認めてることになるね。」
………、日本語って難しい。
本当に恥ずかしいのは?
独り言
四つん這いになってお尻を高く突き上げさせられて、「こんなに濡れていやらしね」なんてじっくりと観察される。
いやらしい下着姿で鏡の前に連れて行かれて「恥ずかしい姿だね」と、言葉でいじめられる。
羞恥心を刺激するような「羞恥プレイ」?
確かに、恥ずかしい。
でも、何度となく恥ずかしい思いをさせられてきた私は思う、「本当に恥ずかしいことは、それとは違う!!」と。
(私の拙い経験からなので、的外れはお許しください)
想像の設定は、大好きなS男性とMのあなたとさせていただきます。
「エッチなことで恥ずかしさを煽る」
これは上に書いているようなこと。
四つん這いになって恥ずかしいところ眺められたりね。
そして、それより恥ずかしいことに、「不細工、醜い、汚い」的なことがあります。
鼻フックとか、浣腸して排泄とか、ね。
これらもかなり恥ずかしい。
でも、これで終わりじゃないのです。
私が思う、一番恥ずかしいこと、それは「性的でもSM的でもない感じで変なこと」。
鼻フックや浣腸には、まだSM色があって、どこか淫靡な悦びもある?
例えば「手を引かれてスニーカーにパンツ丸出しでダッシュ」などのように、始まりは露出だったけど、気が付けば「大とほほ」な状態。(「非日常的な日常」の「みっともない私」で経験)
その身も蓋もない様子の恥ずかしさは、SM的な恥ずかしさを凌駕すると思います。
そして、それらをヴァージョンアップさせるアイテムもあります。
それは「受動」か「能動」かということです。
この場合「能動」がヴァージョンアップ。
まず「エッチなことで煽る」、四つん這いを眺められるような恥ずかしさに能動を加えると…例えば「オナニーしているところを見られる」というようになります。
どうですか?恥ずかしさ増しませんか?
次、「不細工、醜い、汚い」これらに「能動」テイストを加えると、「ちょっと夢中になってフェラチオをしていて、それを写真に撮られて、あとで一緒に見た ら、目は半開きでお腹に押し付けていた鼻が豚みたいになってしまっているのを発見してしまった」、こんな感じになります。
自分で招いた分恥ずかしさも、ひとしお?
単純に、浣腸させられて排泄よりも、普通にしたくて排泄するところを見られるほうが恥ずかしいという感じと言ったらわかりやすいかな。
そして、最後。
「性的でもSM的でもなく変なこと」を自らが動いて行うこと、この大トホホな恥ずかしさ。
簡単なところから、「鼻くそが小鼻の淵についているのを指摘される」
能動というには無理があるかもしれないけど、自ら招き、しかも気付かずにすましていての指摘、恥ずかしい…。
それとかね、すね毛を処理していてガニ股気味になってるところを見られるとかね、これなら受動でいやらしい「おまんこの毛を剃ってもらう」なんてほうが、よっぽど官能だわ。(「独り言」の「羞恥責め」で経験済み)
これのりん子史上最強が、「セクシーダンスを踊りながら服を脱ぐ」だ。
想像してみてください、例えご主人様の命令とはいえ、あなたがセクシーダンスを踊りながら洋服を脱いでいかなければならない、この恥ずかしさ。
それをするくらいなら「はい、浣腸してください。」「どうぞ、オナニー見てください。」だ。(と言い切ると後が恐いので、那智さんこれは比喩です。)
一見「セクシー」という言葉に、性的なものを感じるかもしれないが、プロのダンサーじゃあるまいし素人の私が「セクシー」に踊るなんて不可能。
故に、もうそれは「エッチなことで恥ずかしい」ではなくて「変なことで大トホホ」なのだ。
それを、自分で動いて披露するのよ。
(命令だったとしても、こんなことを受け入れて実行するという時点で「能動」と言わせていただきましょう。)
かなり私的なポイントなので、一般的な感覚と合っているかはわかりませんが、これこそ私の思う一番恥ずかしいことなのです。
要するに、どこかに責任転嫁したいのですね。
「SMなんだから」とか「命令なんだから」とかね。
それができない、「変なこと」や「自分でする」ことが恥ずかしい。
とにかく、「エッチで恥ずかしい」のは可愛らしい恥ずかしさに、憧れます。
で、その「セクシーダンス」の顛末も書かせてくださいませ。
付き合ってまだ数ヶ月のころ、「ストリッパーのようにセクシーダンスを踊りながら服を脱ぐ」と、この次会ったときの指示があった。
ええっ、絶対無理。
でも、まだ付き合いも浅いころ、私は那智さんの要求になんとかして答えたいと必死だった。
無理、でも、きっとなんにもしないで、はなから無理は納得してくれない(これはいまでもそう)、僅かな記憶を頼りに映画「ナインハーフ」を借りた。
確か、主人公の女性が踊りながら脱いでいるのが記憶にあったからだ。
自分でダンスを考えるなんて、自分のノリで体を動かしながら脱ぐなんて、絶対無理。
だけど、もしお手本があって、それをそのままなぞればいいということであれば、できるかもしれない。
かつてお立ち台ギャルで、エアロビも嗜んだ私ならお手本さえあれば、できるかもしれない。
そう思って、テープを早回しして、そのシーンを見た。
…、数十秒後、私は打ちひしがれて、頭を垂れる。
短い、そして、あんな成りきりダンスは、無理。
想像しただけで、恥ずかしさのあまり悶え苦しんでしまう。
そのシーンを一回見ただけで、まるでそれが災いの元と言わんばかりに、そそくさとレンタル屋に返しにいった。
どうにかして、これを回避する方法を考える。
「セクシーダンスは、セクシーに踊らないとセクシーダンスにならないですよね。恥ずかしがっていてはセクシーにはなれません。ということは、セクシーに踊るためには、那智さんのお好きな『羞恥心』を捨てないといけないのです。私は羞恥心を捨てたくないので、できません。」
これで、回避することができたの。
しかし、いま再び、私にそのピンチが訪れています。
次は「パラパラ」…、どうしよう。
ただいま、回避法思案中。
四つん這いになってお尻を高く突き上げさせられて、「こんなに濡れていやらしね」なんてじっくりと観察される。
いやらしい下着姿で鏡の前に連れて行かれて「恥ずかしい姿だね」と、言葉でいじめられる。
羞恥心を刺激するような「羞恥プレイ」?
確かに、恥ずかしい。
でも、何度となく恥ずかしい思いをさせられてきた私は思う、「本当に恥ずかしいことは、それとは違う!!」と。
(私の拙い経験からなので、的外れはお許しください)
想像の設定は、大好きなS男性とMのあなたとさせていただきます。
「エッチなことで恥ずかしさを煽る」
これは上に書いているようなこと。
四つん這いになって恥ずかしいところ眺められたりね。
そして、それより恥ずかしいことに、「不細工、醜い、汚い」的なことがあります。
鼻フックとか、浣腸して排泄とか、ね。
これらもかなり恥ずかしい。
でも、これで終わりじゃないのです。
私が思う、一番恥ずかしいこと、それは「性的でもSM的でもない感じで変なこと」。
鼻フックや浣腸には、まだSM色があって、どこか淫靡な悦びもある?
例えば「手を引かれてスニーカーにパンツ丸出しでダッシュ」などのように、始まりは露出だったけど、気が付けば「大とほほ」な状態。(「非日常的な日常」の「みっともない私」で経験)
その身も蓋もない様子の恥ずかしさは、SM的な恥ずかしさを凌駕すると思います。
そして、それらをヴァージョンアップさせるアイテムもあります。
それは「受動」か「能動」かということです。
この場合「能動」がヴァージョンアップ。
まず「エッチなことで煽る」、四つん這いを眺められるような恥ずかしさに能動を加えると…例えば「オナニーしているところを見られる」というようになります。
どうですか?恥ずかしさ増しませんか?
次、「不細工、醜い、汚い」これらに「能動」テイストを加えると、「ちょっと夢中になってフェラチオをしていて、それを写真に撮られて、あとで一緒に見た ら、目は半開きでお腹に押し付けていた鼻が豚みたいになってしまっているのを発見してしまった」、こんな感じになります。
自分で招いた分恥ずかしさも、ひとしお?
単純に、浣腸させられて排泄よりも、普通にしたくて排泄するところを見られるほうが恥ずかしいという感じと言ったらわかりやすいかな。
そして、最後。
「性的でもSM的でもなく変なこと」を自らが動いて行うこと、この大トホホな恥ずかしさ。
簡単なところから、「鼻くそが小鼻の淵についているのを指摘される」
能動というには無理があるかもしれないけど、自ら招き、しかも気付かずにすましていての指摘、恥ずかしい…。
それとかね、すね毛を処理していてガニ股気味になってるところを見られるとかね、これなら受動でいやらしい「おまんこの毛を剃ってもらう」なんてほうが、よっぽど官能だわ。(「独り言」の「羞恥責め」で経験済み)
これのりん子史上最強が、「セクシーダンスを踊りながら服を脱ぐ」だ。
想像してみてください、例えご主人様の命令とはいえ、あなたがセクシーダンスを踊りながら洋服を脱いでいかなければならない、この恥ずかしさ。
それをするくらいなら「はい、浣腸してください。」「どうぞ、オナニー見てください。」だ。(と言い切ると後が恐いので、那智さんこれは比喩です。)
一見「セクシー」という言葉に、性的なものを感じるかもしれないが、プロのダンサーじゃあるまいし素人の私が「セクシー」に踊るなんて不可能。
故に、もうそれは「エッチなことで恥ずかしい」ではなくて「変なことで大トホホ」なのだ。
それを、自分で動いて披露するのよ。
(命令だったとしても、こんなことを受け入れて実行するという時点で「能動」と言わせていただきましょう。)
かなり私的なポイントなので、一般的な感覚と合っているかはわかりませんが、これこそ私の思う一番恥ずかしいことなのです。
要するに、どこかに責任転嫁したいのですね。
「SMなんだから」とか「命令なんだから」とかね。
それができない、「変なこと」や「自分でする」ことが恥ずかしい。
とにかく、「エッチで恥ずかしい」のは可愛らしい恥ずかしさに、憧れます。
で、その「セクシーダンス」の顛末も書かせてくださいませ。
付き合ってまだ数ヶ月のころ、「ストリッパーのようにセクシーダンスを踊りながら服を脱ぐ」と、この次会ったときの指示があった。
ええっ、絶対無理。
でも、まだ付き合いも浅いころ、私は那智さんの要求になんとかして答えたいと必死だった。
無理、でも、きっとなんにもしないで、はなから無理は納得してくれない(これはいまでもそう)、僅かな記憶を頼りに映画「ナインハーフ」を借りた。
確か、主人公の女性が踊りながら脱いでいるのが記憶にあったからだ。
自分でダンスを考えるなんて、自分のノリで体を動かしながら脱ぐなんて、絶対無理。
だけど、もしお手本があって、それをそのままなぞればいいということであれば、できるかもしれない。
かつてお立ち台ギャルで、エアロビも嗜んだ私ならお手本さえあれば、できるかもしれない。
そう思って、テープを早回しして、そのシーンを見た。
…、数十秒後、私は打ちひしがれて、頭を垂れる。
短い、そして、あんな成りきりダンスは、無理。
想像しただけで、恥ずかしさのあまり悶え苦しんでしまう。
そのシーンを一回見ただけで、まるでそれが災いの元と言わんばかりに、そそくさとレンタル屋に返しにいった。
どうにかして、これを回避する方法を考える。
「セクシーダンスは、セクシーに踊らないとセクシーダンスにならないですよね。恥ずかしがっていてはセクシーにはなれません。ということは、セクシーに踊るためには、那智さんのお好きな『羞恥心』を捨てないといけないのです。私は羞恥心を捨てたくないので、できません。」
これで、回避することができたの。
しかし、いま再び、私にそのピンチが訪れています。
次は「パラパラ」…、どうしよう。
ただいま、回避法思案中。
枯渇中
独り言
その週は那智さんに会えたはいいけど、ランチだけだった。
ちょっといろんなことが重なってめずらしく那智さんが疲れた様子。
私とランチをすることで少しでも元気が出てくれたらいいなと思ってしまったのだ。
「今日はカラオケはなしだな、それでもいいなら来てもいいよ。」
はい、わかってます、今日は穏やかにランチをして那智さんの気分が少しでも軽くなればいいのです。
なんともしおらしいりん子(えっへんって感じ)
夜は飲み屋さんのそのお店、お昼はランチを出している。
割と広い店内で最近の飲み屋さんらしくいくつかのテーブルごとに仕切りがあって、それぞれインテリアを変えてある。
混み合う前に席を確保しようと私だけ先にお店に入って待つ。
通された席は一番奥でテーブルがふたつだけの小さな空間。
仕切りが他の席から死角を作っている。
もし、いりん子こに那智さんが来たら、この奥まった席を見て「いいね〜」って喜んで遊んでくれるかもしれない。
恐いけど、何かあったら恐いけど、ほんの少しの私はそれも喜んでる。
ひとりで待っていると、隣のテーブルにサラリーマンが4人案内されてきた。
あっ、これでここで何かは起こらないな。
4人の男性が座ることで、さっきまでのひっそりとした感じがなくなって、そこはお昼休憩の空気になった。
ホッとしたような、残念なような。
那智さんが来た。
あまり表に出さない人だけど、やっぱりちょっと疲れているのがわかる。
いつもなら、人がいてもこの死角空間は見逃さず、何もしなくても「なんかできるね〜」と脅かして私の心を上下させてくれるのに、そんな素振りもない。
あっ、なんか肩すかし。
穏やかに、楽しくおしゃべりしながら、「那智さん元気になれ〜」って思いながらランチ。
それなのに、ああ、それなのに、私の邪念が健気なりん子の邪魔をしはじめる。
那智さんの手、あの手で撫でてもらいたい。
那智さんの指、あの指を押し込んでほしい。
那智さんの声、その声でいじわるを言ってほしい。
「パンプスを脱いで」と言ってほしい。
露になった素足をテーブルの下で踏んづけてほしい。
那智さんとおしゃべりを楽しむ、それも本当、だけど、自分でも気付かないうちに静かに沸々と欲情がうごめく。
「そろそろ、行くか。」
「はい。」
うん、今日はこれで満足。
那智さん、楽しそうだったもの。
私も会えて幸せだったもの。
多分今週はもう会いに行くことはないと思うけど、いままでだってランチだけの週はあったもの、だから、これで満足。
翌日には、いつも通りの那智さんに戻った。(戻ったってほど変わってたわけじゃないですけどね)
そうしたら、きっと私も安心したんだ。
それで静かに沸々としていたものが湧き上がってしまって、一昨日の記事の状態になってしまったのだ。
困っちゃう。
あの時点でランチに行ったら「そのためだけ」に出ていく女になっちゃう。
だから、温度を上げていく欲望をなんとか押さえ込もうとする。
だけど、いつものように休憩中にくれる電話の声を聞いてるだけで、私の話題に打つ相づちだけで子宮をぎゅっと鷲掴みにされてしまうようだ。
ひとりでしてもいいのだけど、それじゃ一瞬のガス抜きに過ぎない。
那智さんの意志と那智さんの体じゃないと満たされないのだ。
たかが「エッチなこと」。
だけど、もうこの人じゃないとどうすることもできないと思うように、作られた。
その成果と、それに対する執着は付き合いが深まるごとに、強く深くなる。
ああ、困った。
意識して欲情させようとするのはもちろんだけど、那智さんの意志に関係なく那智さんの声や仕草で反応しちゃう私がいて、困ってしまう。
これを書いたのは数日前、その時は那智さんが意識してなくても欲情しちゃう私が困ってしまっていたのだけど、これをアップする時点で、那智さんの意志で欲情させて楽しむモードに変わってしまった。
しかも、その後「放っておく」という仕打ち(泣)
もう困って困って、困ってます。(これはまた別の機会にお話しします)
その週は那智さんに会えたはいいけど、ランチだけだった。
ちょっといろんなことが重なってめずらしく那智さんが疲れた様子。
私とランチをすることで少しでも元気が出てくれたらいいなと思ってしまったのだ。
「今日はカラオケはなしだな、それでもいいなら来てもいいよ。」
はい、わかってます、今日は穏やかにランチをして那智さんの気分が少しでも軽くなればいいのです。
なんともしおらしいりん子(えっへんって感じ)
夜は飲み屋さんのそのお店、お昼はランチを出している。
割と広い店内で最近の飲み屋さんらしくいくつかのテーブルごとに仕切りがあって、それぞれインテリアを変えてある。
混み合う前に席を確保しようと私だけ先にお店に入って待つ。
通された席は一番奥でテーブルがふたつだけの小さな空間。
仕切りが他の席から死角を作っている。
もし、いりん子こに那智さんが来たら、この奥まった席を見て「いいね〜」って喜んで遊んでくれるかもしれない。
恐いけど、何かあったら恐いけど、ほんの少しの私はそれも喜んでる。
ひとりで待っていると、隣のテーブルにサラリーマンが4人案内されてきた。
あっ、これでここで何かは起こらないな。
4人の男性が座ることで、さっきまでのひっそりとした感じがなくなって、そこはお昼休憩の空気になった。
ホッとしたような、残念なような。
那智さんが来た。
あまり表に出さない人だけど、やっぱりちょっと疲れているのがわかる。
いつもなら、人がいてもこの死角空間は見逃さず、何もしなくても「なんかできるね〜」と脅かして私の心を上下させてくれるのに、そんな素振りもない。
あっ、なんか肩すかし。
穏やかに、楽しくおしゃべりしながら、「那智さん元気になれ〜」って思いながらランチ。
それなのに、ああ、それなのに、私の邪念が健気なりん子の邪魔をしはじめる。
那智さんの手、あの手で撫でてもらいたい。
那智さんの指、あの指を押し込んでほしい。
那智さんの声、その声でいじわるを言ってほしい。
「パンプスを脱いで」と言ってほしい。
露になった素足をテーブルの下で踏んづけてほしい。
那智さんとおしゃべりを楽しむ、それも本当、だけど、自分でも気付かないうちに静かに沸々と欲情がうごめく。
「そろそろ、行くか。」
「はい。」
うん、今日はこれで満足。
那智さん、楽しそうだったもの。
私も会えて幸せだったもの。
多分今週はもう会いに行くことはないと思うけど、いままでだってランチだけの週はあったもの、だから、これで満足。
翌日には、いつも通りの那智さんに戻った。(戻ったってほど変わってたわけじゃないですけどね)
そうしたら、きっと私も安心したんだ。
それで静かに沸々としていたものが湧き上がってしまって、一昨日の記事の状態になってしまったのだ。
困っちゃう。
あの時点でランチに行ったら「そのためだけ」に出ていく女になっちゃう。
だから、温度を上げていく欲望をなんとか押さえ込もうとする。
だけど、いつものように休憩中にくれる電話の声を聞いてるだけで、私の話題に打つ相づちだけで子宮をぎゅっと鷲掴みにされてしまうようだ。
ひとりでしてもいいのだけど、それじゃ一瞬のガス抜きに過ぎない。
那智さんの意志と那智さんの体じゃないと満たされないのだ。
たかが「エッチなこと」。
だけど、もうこの人じゃないとどうすることもできないと思うように、作られた。
その成果と、それに対する執着は付き合いが深まるごとに、強く深くなる。
ああ、困った。
意識して欲情させようとするのはもちろんだけど、那智さんの意志に関係なく那智さんの声や仕草で反応しちゃう私がいて、困ってしまう。
これを書いたのは数日前、その時は那智さんが意識してなくても欲情しちゃう私が困ってしまっていたのだけど、これをアップする時点で、那智さんの意志で欲情させて楽しむモードに変わってしまった。
しかも、その後「放っておく」という仕打ち(泣)
もう困って困って、困ってます。(これはまた別の機会にお話しします)
回避方法
独り言
さあ、どうしたもんかな〜とパソコンの前で頬杖をつく。
はじまりは「別なりん子」。
私が若い頃ディスコに行っていたことも話してあったし、お酒を飲んで大はしゃぎをする姿も見せたことはある。
だから、あのお話自体は那智さんには「普通に面白い」だけだった。
ゆうじくんとのことも「好きだったんだろうな」と納得の様子。
那智さんの見逃せなかったものは「お立ち台ギャル」だったこと。
台に乗って「パラパラのはしり」だった振りをしながら踊るりん子。
「こんな面白いことない!!」ってなってしまったのだ。
かつてのセクシーダンスの再来だ。
ああ、やっぱりそこ流してくれませんでしたね…。
書いたのは自分、そこに食い付かれてしまう可能性があるのをわかってて書いたのは私。
でも、あれを書かなきゃ伝えにくいもの、なぜそこまで身を削るのか、私(笑)
「そんなの、やってもらうに決まってるよね(笑)」
己の「曝け出し」性質を呪うわ。
それでも、忙しさや何だかんだで、そのことは那智さんの頭から一時消えていた(はず)。
そこで、りん子欲情。
3つ前の記事「渇き中」の会話になった。
那智さんはほとんど決まり事は作らないというのは、いままで何度か記事にしていたと思う。
あるのは「嘘は付かない」と「素直に伝える」ということ。
Mとか奴隷故の義務のようなものはない。
ひとつだけ「オナニーをする時には、宣言と報告をする」ということだけ約束になってるの。
この宣言っていうのが、ヒジョーーーーに恥ずかしい。
報告は「しーらない」ってちょっと他人事にできるのだけど、いまからします〜というのは生々しくて恥ずかしい。
で、あの会話の後、もうぐるぐると私のまわりを「欲情さん」がまわり続けて、どうしようもなくなってしまっていた。
あんな会話しちゃったから、その後「いまからします」なんてメールするのは、情けないし恥ずかしいし、那智さんの思う壷のようで、ちょっと悔しい。
「ほらほら」と煽ってくれたら、それを口実にできちゃうんだけど、知ってか知らずか音沙汰なし。
忙しいのかな、那智さんは忙しくお仕事している同じ時間に、欲情ぐるぐるの私。
やっぱり情けない。
きっと那智さんの頭の中にはいまそんなこと微塵もなくて、私が「します」なんてメールしたら、お仕事の邪魔になるかもしれないというほんの少しの気遣いと、巨大な恥ずかしさと情けなさに負けて、私は「宣言」をせずにしてしまったのだ。
しばらくしてタイミング良く一服中の那智さんからお電話。
開口一番「ごめんなさい」と謝ると「何?オナニーしたいって?」とお返事。
「いえ、違うんです。しちゃったんです…。」
「あー、それはお仕置きだなー。」
「ごめんなさい、怒ってますか?」
「いや〜怒ってはいないけどね。」
「ほんとに怒ってないですか?」
「そりゃ、ゼロじゃないよね。」
普段怒ることのない那智さんの、口調は穏やかで本心からの怒りではないとわかっていても、「怒りがゼロじゃない」という言葉は落ち着きをなくしてしまうほど、私には恐い。
もちろん感情的な怒りではないから、「どうしてくれよう」と楽しそうではあるけど、私はもうヒヤヒヤだ。
「お仕置きはやっぱり、あれだな、踊らせるか!?」
ああ、思い出させてしまった。
お立ち台の話の時の「パラパラ」。
今度私たちはハプニングバーに遊びに行く予定がある、その時に「みんなの前で踊らせるっていうのはどう?」
ああ、神様。
私は天を仰ぐ。
これはとんでもなく恥ずかしいことだ。
先日の「本当に恥ずかしいのは?」に出て来た、最強パターン。
「性的じゃない変なことを自ら動いてする」これです。
しかも、それを「性的な空間でする」という更なるヴァージョンアップ付き。
「性的な空間で、性的じゃない変なことを自ら動いてする」
もう、那智さんとのお付き合いをおしまいにするしかないかと思うほど恥ずかしいことだ。
こう宣告されて、私の脳みそは、半分ショックで固まり、もう半分は高速回転。
なんとかして、これを回避する手立てを功じる。
ここで慌ててもいいけど、「ぎゃーぎゃー」と拒否ばかりしては逆効果。
「ごめんなさい、でも、とっても恥ずかしくて情けなかったのです。だって、那智さんそんなエッチな私嫌いになっちゃうんじゃないかと思って、忙しいのにお仕事の邪魔をしてしまいそうで。」
嘘は付かない。
でも、頭に浮かぶ様々な言葉の中から「しおらしい」ものをピックアップする(笑)。
「そこまでしても、したかったんだろ?」
うう、そう言われると、「そうです」としか言いようがない…。
「でも、那智さんがこんな私にしたんですよ。」
「そうだね、それは俺の思い通り。」
「それならしょがないですよね…。あなたの教育の賜物ですものね。」
「じゃあ、こうしようか、俺が『うんうん、俺がそうしたんだよな』って、満足するような記事をブログに書いたら踊るのなしにするっていうのは?」
「え1?」
「私はこんなにこんなになりました、それは那智さんのせいです。それを読んで俺が満足したらオッケイ^^」
ああ、とりあえず有無を言わさずに「踊る」は回避できた。
「はい、わかりました。那智さんが満足するようなお話を書けばいいのですね!」
「うん。」
そして、私はパソコンの前で頬杖をつく。
6/25の「渇き中」から始まって、この4日間、4つの話はとりあえず独立させている(つもり^^;)。
でも、最後に全部繋がるようにしたいのだ。
映画や小説でもあるよね、最初は別々に進んでいた話が最後にひとつに繋がるような。
その爪の垢くらいのことがしたかったのです。(できてるかできてないかは、置いといて^^;)
「1」「2」と続き物にするんじゃなくて、計画を立てて伏線を張る(大げさだけど^^;)。
単細胞な私は、なんでもすぐ那智さんに話す、頼る、楽しみを最後にとっておくなんて大人びたことができない。
その私が、たかがブログでも、那智さんの満足のために「計画的」に日々を積んだ(ほんと大げさですみません)。
この大局的な判断と理性は私の苦手分野、その私がこういう解決方法を選び実践できたのも、責任ある仕事やブログを続けられた自負、そして何より那智さんが私に価値があると認め続けてくれたことによる自信。
これら全部は、私の能力でもあるけど、圧倒的に那智さんのおかげです。
「那智さんの力で、私はこんなになりました」
那智さんは「こんなにエッチになった私」を期待されていたと思うのですが、いかがでしょう、これは満足に繋がりましたか?
読んでくださる皆さんには「?」なことですね、すみません^^:
毎日ひとつずつ読んでくだされば、それなりかもしれないけど、「1」「2」と連載になっていないから、飛び飛びや新着順に読んでも困惑ですよね。
ほんと自分勝手でごめんなさい。
かなり死活問題だったので。
これで「ハプニングバーでパラパラを踊る」は回避できたでしょうか。
回避できることを、祈るばかりです、皆さんどうか一緒に祈ってね^^
もう、できないことしようとしたから「^^;」マークいっぱいです^^;
さあ、どうしたもんかな〜とパソコンの前で頬杖をつく。
はじまりは「別なりん子」。
私が若い頃ディスコに行っていたことも話してあったし、お酒を飲んで大はしゃぎをする姿も見せたことはある。
だから、あのお話自体は那智さんには「普通に面白い」だけだった。
ゆうじくんとのことも「好きだったんだろうな」と納得の様子。
那智さんの見逃せなかったものは「お立ち台ギャル」だったこと。
台に乗って「パラパラのはしり」だった振りをしながら踊るりん子。
「こんな面白いことない!!」ってなってしまったのだ。
かつてのセクシーダンスの再来だ。
ああ、やっぱりそこ流してくれませんでしたね…。
書いたのは自分、そこに食い付かれてしまう可能性があるのをわかってて書いたのは私。
でも、あれを書かなきゃ伝えにくいもの、なぜそこまで身を削るのか、私(笑)
「そんなの、やってもらうに決まってるよね(笑)」
己の「曝け出し」性質を呪うわ。
それでも、忙しさや何だかんだで、そのことは那智さんの頭から一時消えていた(はず)。
そこで、りん子欲情。
3つ前の記事「渇き中」の会話になった。
那智さんはほとんど決まり事は作らないというのは、いままで何度か記事にしていたと思う。
あるのは「嘘は付かない」と「素直に伝える」ということ。
Mとか奴隷故の義務のようなものはない。
ひとつだけ「オナニーをする時には、宣言と報告をする」ということだけ約束になってるの。
この宣言っていうのが、ヒジョーーーーに恥ずかしい。
報告は「しーらない」ってちょっと他人事にできるのだけど、いまからします〜というのは生々しくて恥ずかしい。
で、あの会話の後、もうぐるぐると私のまわりを「欲情さん」がまわり続けて、どうしようもなくなってしまっていた。
あんな会話しちゃったから、その後「いまからします」なんてメールするのは、情けないし恥ずかしいし、那智さんの思う壷のようで、ちょっと悔しい。
「ほらほら」と煽ってくれたら、それを口実にできちゃうんだけど、知ってか知らずか音沙汰なし。
忙しいのかな、那智さんは忙しくお仕事している同じ時間に、欲情ぐるぐるの私。
やっぱり情けない。
きっと那智さんの頭の中にはいまそんなこと微塵もなくて、私が「します」なんてメールしたら、お仕事の邪魔になるかもしれないというほんの少しの気遣いと、巨大な恥ずかしさと情けなさに負けて、私は「宣言」をせずにしてしまったのだ。
しばらくしてタイミング良く一服中の那智さんからお電話。
開口一番「ごめんなさい」と謝ると「何?オナニーしたいって?」とお返事。
「いえ、違うんです。しちゃったんです…。」
「あー、それはお仕置きだなー。」
「ごめんなさい、怒ってますか?」
「いや〜怒ってはいないけどね。」
「ほんとに怒ってないですか?」
「そりゃ、ゼロじゃないよね。」
普段怒ることのない那智さんの、口調は穏やかで本心からの怒りではないとわかっていても、「怒りがゼロじゃない」という言葉は落ち着きをなくしてしまうほど、私には恐い。
もちろん感情的な怒りではないから、「どうしてくれよう」と楽しそうではあるけど、私はもうヒヤヒヤだ。
「お仕置きはやっぱり、あれだな、踊らせるか!?」
ああ、思い出させてしまった。
お立ち台の話の時の「パラパラ」。
今度私たちはハプニングバーに遊びに行く予定がある、その時に「みんなの前で踊らせるっていうのはどう?」
ああ、神様。
私は天を仰ぐ。
これはとんでもなく恥ずかしいことだ。
先日の「本当に恥ずかしいのは?」に出て来た、最強パターン。
「性的じゃない変なことを自ら動いてする」これです。
しかも、それを「性的な空間でする」という更なるヴァージョンアップ付き。
「性的な空間で、性的じゃない変なことを自ら動いてする」
もう、那智さんとのお付き合いをおしまいにするしかないかと思うほど恥ずかしいことだ。
こう宣告されて、私の脳みそは、半分ショックで固まり、もう半分は高速回転。
なんとかして、これを回避する手立てを功じる。
ここで慌ててもいいけど、「ぎゃーぎゃー」と拒否ばかりしては逆効果。
「ごめんなさい、でも、とっても恥ずかしくて情けなかったのです。だって、那智さんそんなエッチな私嫌いになっちゃうんじゃないかと思って、忙しいのにお仕事の邪魔をしてしまいそうで。」
嘘は付かない。
でも、頭に浮かぶ様々な言葉の中から「しおらしい」ものをピックアップする(笑)。
「そこまでしても、したかったんだろ?」
うう、そう言われると、「そうです」としか言いようがない…。
「でも、那智さんがこんな私にしたんですよ。」
「そうだね、それは俺の思い通り。」
「それならしょがないですよね…。あなたの教育の賜物ですものね。」
「じゃあ、こうしようか、俺が『うんうん、俺がそうしたんだよな』って、満足するような記事をブログに書いたら踊るのなしにするっていうのは?」
「え1?」
「私はこんなにこんなになりました、それは那智さんのせいです。それを読んで俺が満足したらオッケイ^^」
ああ、とりあえず有無を言わさずに「踊る」は回避できた。
「はい、わかりました。那智さんが満足するようなお話を書けばいいのですね!」
「うん。」
そして、私はパソコンの前で頬杖をつく。
6/25の「渇き中」から始まって、この4日間、4つの話はとりあえず独立させている(つもり^^;)。
でも、最後に全部繋がるようにしたいのだ。
映画や小説でもあるよね、最初は別々に進んでいた話が最後にひとつに繋がるような。
その爪の垢くらいのことがしたかったのです。(できてるかできてないかは、置いといて^^;)
「1」「2」と続き物にするんじゃなくて、計画を立てて伏線を張る(大げさだけど^^;)。
単細胞な私は、なんでもすぐ那智さんに話す、頼る、楽しみを最後にとっておくなんて大人びたことができない。
その私が、たかがブログでも、那智さんの満足のために「計画的」に日々を積んだ(ほんと大げさですみません)。
この大局的な判断と理性は私の苦手分野、その私がこういう解決方法を選び実践できたのも、責任ある仕事やブログを続けられた自負、そして何より那智さんが私に価値があると認め続けてくれたことによる自信。
これら全部は、私の能力でもあるけど、圧倒的に那智さんのおかげです。
「那智さんの力で、私はこんなになりました」
那智さんは「こんなにエッチになった私」を期待されていたと思うのですが、いかがでしょう、これは満足に繋がりましたか?
読んでくださる皆さんには「?」なことですね、すみません^^:
毎日ひとつずつ読んでくだされば、それなりかもしれないけど、「1」「2」と連載になっていないから、飛び飛びや新着順に読んでも困惑ですよね。
ほんと自分勝手でごめんなさい。
かなり死活問題だったので。
これで「ハプニングバーでパラパラを踊る」は回避できたでしょうか。
回避できることを、祈るばかりです、皆さんどうか一緒に祈ってね^^
もう、できないことしようとしたから「^^;」マークいっぱいです^^;
お詫びとお願い
独り言
私が那智さんとの約束を破ったがために、「ハプニングバーでパラパラを踊る」というお仕置きを課せられて、それを回避するために数日間の記事「渇き中」から「回避方法」を書きました。
「那智さんが私をこんな女にしました」と満足してもらえるように記事にすれば撤回してもよいということだったので数日かけて記事にしました。
那智さんとしては、まあ、頑張ったから許そうという気持ちになったようですが、ちょっと面白味に欠ける。
しかも、一連の記事は連続して読まないと意味不明だし、そもそも繋げたつもりでいるけど、かなり独りよがり。
その私の独りよがりな姿勢が「読んでくれている人に対する配慮に欠けてる」というのだ。
「許すかどうかは、読んでくださってる皆さんの反応で決めるっていうのは、どう? 笑」
ガーーーーン、そう来ましたか!?
書きたいように書く、それは構わないけど、監那智担当の那智さんとしてその不親切な記事に対するお詫びということで、「皆さんの反応で決める」ということになりました。
独りよがりに書きたいように書く、でも、「開かれた『薬指の刺青』」にしようということです。
だから、だから、どうか皆さん、反応をください(泣)
私が、お仕置きとしてハプニングバーで踊るべきか、否か。
できれば「許す」に投票していただきたいのだけど、反応なしは「勝手にどうぞ」と判断されて実行されてしまいます。
「面白いからやれ」っていうのもありです(って、両方の意見を書かないと、またダメ出しされそうなので…)
これも、ある意味独りよがりにも思いますが、那智さん的お詫びということで、よろしくお願いします。
どうか、りん子救済にご協力ください。
お願いします、私をハプニングバーで踊らせないで(泣)
私が那智さんとの約束を破ったがために、「ハプニングバーでパラパラを踊る」というお仕置きを課せられて、それを回避するために数日間の記事「渇き中」から「回避方法」を書きました。
「那智さんが私をこんな女にしました」と満足してもらえるように記事にすれば撤回してもよいということだったので数日かけて記事にしました。
那智さんとしては、まあ、頑張ったから許そうという気持ちになったようですが、ちょっと面白味に欠ける。
しかも、一連の記事は連続して読まないと意味不明だし、そもそも繋げたつもりでいるけど、かなり独りよがり。
その私の独りよがりな姿勢が「読んでくれている人に対する配慮に欠けてる」というのだ。
「許すかどうかは、読んでくださってる皆さんの反応で決めるっていうのは、どう? 笑」
ガーーーーン、そう来ましたか!?
書きたいように書く、それは構わないけど、監那智担当の那智さんとしてその不親切な記事に対するお詫びということで、「皆さんの反応で決める」ということになりました。
独りよがりに書きたいように書く、でも、「開かれた『薬指の刺青』」にしようということです。
だから、だから、どうか皆さん、反応をください(泣)
私が、お仕置きとしてハプニングバーで踊るべきか、否か。
できれば「許す」に投票していただきたいのだけど、反応なしは「勝手にどうぞ」と判断されて実行されてしまいます。
「面白いからやれ」っていうのもありです(って、両方の意見を書かないと、またダメ出しされそうなので…)
これも、ある意味独りよがりにも思いますが、那智さん的お詫びということで、よろしくお願いします。
どうか、りん子救済にご協力ください。
お願いします、私をハプニングバーで踊らせないで(泣)
子供
独り言
とても子供っぽい性格。
ささいなことでメソメソするし、思い立ったら居ても立ってもいられず突っ走っちゃう。
ヒステリックに感情を爆発させるような幼稚さはないと思うけど、物事をいろんな角度から見たり、一歩引いて考えたりできない^^;
子供っぽい性格。
子供っぽいのは性格だけじゃなくて、脳みそも子供みたい。(性格と脳みそは同じかな?)
なんでそう思うかというと、寝ている時でも脳が単純な思考をするから。
那智さんに会える前の晩は眠りが浅くて、何度も目が覚めちゃう。
もう遠足前の子供状態。
寝る前に見たテレビの影響をそのまま受けるような夢をよく見るし、気がかりなこともすぐ夢に見る。
寝ている間も単純な回路らしいので、脳みそも子供っぽいと思うのね。
父が死んだ後、父の夢をよく見た。
辛そうにしてる父や、家にいる父に「お父さん死んでるから、これは幽霊なんだ」と思いながら接している夢とか。
その辺りは、単細胞というだけではなく、まあ、私もけっこう傷付いていたんだなと思ったりもしているけど。
夜のテレビの影響は関係ないけど、どうやら私の単純な脳みそは私の心理を夢を使ってよく表すみたい。
夢診断とかが100%当たるとは思ってないけど、ちょっと符合する部分があって、興味深いなと思う。
私は昔よく怒鳴り散らす夢を見ていた。
きっかけはたいしたことないこと、たとえば職場の後輩が何度言っても言うこと聞いてくれないとか、そういうこと。
「どうして、わかってくれないの!!」夢の中で怒鳴り散らす。
普段の生活で一度もしたことのないような大声で。
これは、一度目の結婚生活をしていたときに、ほんとよく見た。
夢ですべてを判断するのは正しくないかもしれないけど、この数年はほどんど見ないことからも、まあ何かしら抑制してたんだろうな〜と思う。(この数年では2回くらい見たかな)
全然関係ないけど、一度目の結婚を破棄するために奔走していたときは、爪がボロボロになってた。
心の叫びって形になって現れるのだなって感じてました。
それと同じくらいのころ、これもかなり頻繁に見た。
歯がポロポロと抜けていく夢。
ただ抜けてるだけのときもあるし、抜けた後歯茎が腫れてきて顔がどんどん歪んで醜くなってしまうというようなこともあった。
鏡の前で、醜く変わっていく自分を恐怖と諦めで眺めているのだ。
夢診断の一説では「歯が抜ける」というのは、性的な欲求不満の表れとも言われているそうで、妙に納得してしまう。
ちなみに、いまはまったく見てません^^;
そんなように、実生活の出来事やストレスを夢にして私に見せる、単純な脳みそ。
その夢、単純だけでは計れないちょっと不思議なこともある。
予知夢なんていったら大げさだけど、しばらく連絡を取っていなかった友人の夢を見た日、その子からすごい久しぶりに連絡があったなんてことは、時々ある。
一番不思議だったのは、小学校5年生の時の夢。
当時私は塾に通っていた。
進学塾のようなものではなくて、住宅の一部を使っておじいさん先生が子供10人くらいを教える寺子屋みたな塾だった。
大きなテーブルの真ん中におじいさん先生が座って、それをグルッと囲むように子供が座る。
先生はわら半紙に鉛筆書きで教える。
時々授業の最後に、奥さんのおばあさんがお菓子や果物を差し入れしてくれる。
そんなのんびりした塾だった。
4年生から通いはじめて、5年生になってすぐの4月、おじいさん先生が倒れて入院したからしばらく塾はお休みになった。
「えへへ、ラッキー」くらいに思って、しばらく休んでいた。
そんなことさえも忘れていた9月。
夢を見た。
塾がはじまる夢だ。
いつもの畳の教室の大きなテーブルにおじいさん先生や塾の仲間が座っている。
私もその中にいて、授業を受ける用意をしてる。
「ああ、塾始まっちゃうんだ、やだな〜。でも、先生良くなったからいいか。」とか思ってる。
目が覚めていつもの通り学校に行き、いつものように帰った私を見て、母が開口一番こう言った。
「○○先生、今日亡くなったんですって。」
今日夢見たんだよ!!
幼いながらに鳥肌が立つ思いだった。
不思議な夢の思い出。
恐い夢を見て目を覚ました。
頭は朦朧としているけど、心臓が激しく鳴ってる。
ぼんやりした意識の中、那智さんにメールする。
「恐い夢、見てました。」
そして、また眠りに落ちる。
数時間後、メールを見た那智さんが返事をくれた。
「大丈夫だよ。いい子、いい子。」
時間がたってるから、もうドキドキしてない。
でも、時間差ででももらえる「大丈夫」は、子供っぽい私には温かい毛布。
こんなノロケをアップしている場合じゃありません!!
昨日の「お詫びとお願いに」暖かいコメントをいただいています。
どちらの意見もありがたい。
ほんとにありがとうございます。
でも、「パラパラ」は避けたい。
反対意見が寄せられたときは、那智さんは大喜びでしたけど、でも、避けたい。
多分、次回予定しているハプニングバーに行く日まで、ご意見を受け付けると思います。
りん子への清き一票が勝るのか、那智包囲網が勝利を収めるのか!?
ああ、子供っぽいのも困るけど、この自分を晒し者にする性格、なんとかしたいわ。
とても子供っぽい性格。
ささいなことでメソメソするし、思い立ったら居ても立ってもいられず突っ走っちゃう。
ヒステリックに感情を爆発させるような幼稚さはないと思うけど、物事をいろんな角度から見たり、一歩引いて考えたりできない^^;
子供っぽい性格。
子供っぽいのは性格だけじゃなくて、脳みそも子供みたい。(性格と脳みそは同じかな?)
なんでそう思うかというと、寝ている時でも脳が単純な思考をするから。
那智さんに会える前の晩は眠りが浅くて、何度も目が覚めちゃう。
もう遠足前の子供状態。
寝る前に見たテレビの影響をそのまま受けるような夢をよく見るし、気がかりなこともすぐ夢に見る。
寝ている間も単純な回路らしいので、脳みそも子供っぽいと思うのね。
父が死んだ後、父の夢をよく見た。
辛そうにしてる父や、家にいる父に「お父さん死んでるから、これは幽霊なんだ」と思いながら接している夢とか。
その辺りは、単細胞というだけではなく、まあ、私もけっこう傷付いていたんだなと思ったりもしているけど。
夜のテレビの影響は関係ないけど、どうやら私の単純な脳みそは私の心理を夢を使ってよく表すみたい。
夢診断とかが100%当たるとは思ってないけど、ちょっと符合する部分があって、興味深いなと思う。
私は昔よく怒鳴り散らす夢を見ていた。
きっかけはたいしたことないこと、たとえば職場の後輩が何度言っても言うこと聞いてくれないとか、そういうこと。
「どうして、わかってくれないの!!」夢の中で怒鳴り散らす。
普段の生活で一度もしたことのないような大声で。
これは、一度目の結婚生活をしていたときに、ほんとよく見た。
夢ですべてを判断するのは正しくないかもしれないけど、この数年はほどんど見ないことからも、まあ何かしら抑制してたんだろうな〜と思う。(この数年では2回くらい見たかな)
全然関係ないけど、一度目の結婚を破棄するために奔走していたときは、爪がボロボロになってた。
心の叫びって形になって現れるのだなって感じてました。
それと同じくらいのころ、これもかなり頻繁に見た。
歯がポロポロと抜けていく夢。
ただ抜けてるだけのときもあるし、抜けた後歯茎が腫れてきて顔がどんどん歪んで醜くなってしまうというようなこともあった。
鏡の前で、醜く変わっていく自分を恐怖と諦めで眺めているのだ。
夢診断の一説では「歯が抜ける」というのは、性的な欲求不満の表れとも言われているそうで、妙に納得してしまう。
ちなみに、いまはまったく見てません^^;
そんなように、実生活の出来事やストレスを夢にして私に見せる、単純な脳みそ。
その夢、単純だけでは計れないちょっと不思議なこともある。
予知夢なんていったら大げさだけど、しばらく連絡を取っていなかった友人の夢を見た日、その子からすごい久しぶりに連絡があったなんてことは、時々ある。
一番不思議だったのは、小学校5年生の時の夢。
当時私は塾に通っていた。
進学塾のようなものではなくて、住宅の一部を使っておじいさん先生が子供10人くらいを教える寺子屋みたな塾だった。
大きなテーブルの真ん中におじいさん先生が座って、それをグルッと囲むように子供が座る。
先生はわら半紙に鉛筆書きで教える。
時々授業の最後に、奥さんのおばあさんがお菓子や果物を差し入れしてくれる。
そんなのんびりした塾だった。
4年生から通いはじめて、5年生になってすぐの4月、おじいさん先生が倒れて入院したからしばらく塾はお休みになった。
「えへへ、ラッキー」くらいに思って、しばらく休んでいた。
そんなことさえも忘れていた9月。
夢を見た。
塾がはじまる夢だ。
いつもの畳の教室の大きなテーブルにおじいさん先生や塾の仲間が座っている。
私もその中にいて、授業を受ける用意をしてる。
「ああ、塾始まっちゃうんだ、やだな〜。でも、先生良くなったからいいか。」とか思ってる。
目が覚めていつもの通り学校に行き、いつものように帰った私を見て、母が開口一番こう言った。
「○○先生、今日亡くなったんですって。」
今日夢見たんだよ!!
幼いながらに鳥肌が立つ思いだった。
不思議な夢の思い出。
恐い夢を見て目を覚ました。
頭は朦朧としているけど、心臓が激しく鳴ってる。
ぼんやりした意識の中、那智さんにメールする。
「恐い夢、見てました。」
そして、また眠りに落ちる。
数時間後、メールを見た那智さんが返事をくれた。
「大丈夫だよ。いい子、いい子。」
時間がたってるから、もうドキドキしてない。
でも、時間差ででももらえる「大丈夫」は、子供っぽい私には温かい毛布。
こんなノロケをアップしている場合じゃありません!!
昨日の「お詫びとお願いに」暖かいコメントをいただいています。
どちらの意見もありがたい。
ほんとにありがとうございます。
でも、「パラパラ」は避けたい。
反対意見が寄せられたときは、那智さんは大喜びでしたけど、でも、避けたい。
多分、次回予定しているハプニングバーに行く日まで、ご意見を受け付けると思います。
りん子への清き一票が勝るのか、那智包囲網が勝利を収めるのか!?
ああ、子供っぽいのも困るけど、この自分を晒し者にする性格、なんとかしたいわ。
訴え
独り言
テーブル越しに向かい合う。
那智さんはホットコーヒー、私はオレンジジュース。
朝のセットを頼んだ那智さんがハッシュドポテトにケチャップを付けて、一口。
誰もいないマ○○。
ここで、3回連続でわんこになった。
でも、同じことの繰り返しはつまらないと思う那智さんは今日はきっとわんこはしないだろう。
鞄も小さいものだから、尻尾は持ってきていないみたいだし。
ちょっと穏やかな空気。
二口目、咀嚼している口元に手を持っていってる。
あ、食べさせてくれるんだ。
噛み砕いたポテトの塊。
掌に乗せて差し出される。
嬉しい。
ためらうことなく体を屈め、掌に顔を埋める。
一口で頬張る。
手に残ったカスを、ちょっとためらって舌で軽く舐め取る。
那智さんがしてくれることが、とても嬉しい。
おまんこからとろっと流れて出てくるのがわかる。
もう一回。
足音が聞こえた。
店員だ。
少しためらって、でも、体を折り曲げて、テーブルの上の掌に顔を埋める。
ポテトが落ちないように少し丸めた掌が、ちょうど顔を包み込むような感じになって、なんだか嬉しい。
那智さんが包んでくれているみたいだ。
今度はカスが残ってるか、わからない。
でも、嬉しくて、また舐める。
今度の足音は複数。
カップルが上がって来た。
背を向けてる男性は見えないけど、女性からは見えるかもしれない。
今度は、咀嚼したマフィン。
ゴロッと大きめの一塊。
顔を近づけて食べる。
ただそれだけなのに、またおまんこから、溢れ出る。
次は女性一人。
ひとつテーブルを空けてパーテーション越しに座った。
もう一口。
那智さんの口の中で噛み砕かれたマフィン。
チラッと女性の様子を見て、もうそれほどためらわず口だけで食べる。
残ったかすを舌で掬って食べる。
2回、3回、舐める。
那智さんの掌の感触を味わうように。
もうぼんやりして、気持ちいい。
わんこほど入り込んではいないけど、浅い夢を見ているみたいな、半分半分。
うつむいてモグモグする振動さえ、子宮を揺らしているようで感じてしまう。
コーヒーで使わなかったミルクを開けた。
掌に垂らす。
白いトロリとした液体。
今度ははじめから舌を使う。
那智さんの皮膚を舐められる、嬉しい。
静かに犬が水を飲むように、舌で掬う。
きれいに舐める。
指の間から手の甲に流れたものも舐める。
指の間も舐める、舌を伸ばして。
隣の女性が気付かないことを祈る。
不快な思いはさせたくない。
でも、指の間を舐めるのを、やめたくない。
ほとんどずっとうつむいてる。
コーヒーの紙コップのプラスチックの蓋。
それにコーヒーを垂らしてる。
今度はコーヒー?
掌よりも低い位置に置かれた、テーブルの上のコーヒーを眺める。
2人ともずっと無言。
静かにためらいながら、顔を数センチ移動させた。
スッと蓋を持ち上げ、灰皿にコーヒーを捨てられてしまった。
寂しい。
ほんの僅かにずらした顔を元にもどして、寂しいと思う。
那智さんがコーヒーをくれようとしたのに、取り上げられて寂しい。
目の前にあるものを取り上げられるのって、こんなに寂しいもので、そして、欲する気持ちだけがはっきりと浮き彫りになる。
宙に浮いた気持ちの置き場に困惑する。
所在なさげに僅かに開いた口がもどかしい。
コーヒーいただきたかったです。
テーブルに顔をくっつけて那智さんがくれるコーヒーを飲みたかったです。
おもちゃを取り上げられた赤ん坊のように、ただそれがほしいと思う。
でも、赤ん坊のように泣いて訴えられないから、寂しかったとここで訴えるのです。
那智さんにしてほしい。
那智さんからもらいたい。
と、こんなこと訴えてる場合じゃないです。
「お詫びとお願い」にまた反応をいただいています。
私のブログでこんなにコメントをいただけるなんて、思ってもみませんでした。
嬉しい悲鳴です。
でも、嬉しいだけじゃなーい!!
「踊れ〜票」が思いのほか延びて、ヒジョーにあわあわとしています。
Mなんだから、「いや」といっても本当はなんでも喜ぶなんてことないんですよー(泣)
どうか、心優しい「りん子擁護派」のかたいらっしゃいましたら、是非「許してあげて」に一票お願いします!!
心からの訴えに、どうか耳を傾けてくださいませ。
テーブル越しに向かい合う。
那智さんはホットコーヒー、私はオレンジジュース。
朝のセットを頼んだ那智さんがハッシュドポテトにケチャップを付けて、一口。
誰もいないマ○○。
ここで、3回連続でわんこになった。
でも、同じことの繰り返しはつまらないと思う那智さんは今日はきっとわんこはしないだろう。
鞄も小さいものだから、尻尾は持ってきていないみたいだし。
ちょっと穏やかな空気。
二口目、咀嚼している口元に手を持っていってる。
あ、食べさせてくれるんだ。
噛み砕いたポテトの塊。
掌に乗せて差し出される。
嬉しい。
ためらうことなく体を屈め、掌に顔を埋める。
一口で頬張る。
手に残ったカスを、ちょっとためらって舌で軽く舐め取る。
那智さんがしてくれることが、とても嬉しい。
おまんこからとろっと流れて出てくるのがわかる。
もう一回。
足音が聞こえた。
店員だ。
少しためらって、でも、体を折り曲げて、テーブルの上の掌に顔を埋める。
ポテトが落ちないように少し丸めた掌が、ちょうど顔を包み込むような感じになって、なんだか嬉しい。
那智さんが包んでくれているみたいだ。
今度はカスが残ってるか、わからない。
でも、嬉しくて、また舐める。
今度の足音は複数。
カップルが上がって来た。
背を向けてる男性は見えないけど、女性からは見えるかもしれない。
今度は、咀嚼したマフィン。
ゴロッと大きめの一塊。
顔を近づけて食べる。
ただそれだけなのに、またおまんこから、溢れ出る。
次は女性一人。
ひとつテーブルを空けてパーテーション越しに座った。
もう一口。
那智さんの口の中で噛み砕かれたマフィン。
チラッと女性の様子を見て、もうそれほどためらわず口だけで食べる。
残ったかすを舌で掬って食べる。
2回、3回、舐める。
那智さんの掌の感触を味わうように。
もうぼんやりして、気持ちいい。
わんこほど入り込んではいないけど、浅い夢を見ているみたいな、半分半分。
うつむいてモグモグする振動さえ、子宮を揺らしているようで感じてしまう。
コーヒーで使わなかったミルクを開けた。
掌に垂らす。
白いトロリとした液体。
今度ははじめから舌を使う。
那智さんの皮膚を舐められる、嬉しい。
静かに犬が水を飲むように、舌で掬う。
きれいに舐める。
指の間から手の甲に流れたものも舐める。
指の間も舐める、舌を伸ばして。
隣の女性が気付かないことを祈る。
不快な思いはさせたくない。
でも、指の間を舐めるのを、やめたくない。
ほとんどずっとうつむいてる。
コーヒーの紙コップのプラスチックの蓋。
それにコーヒーを垂らしてる。
今度はコーヒー?
掌よりも低い位置に置かれた、テーブルの上のコーヒーを眺める。
2人ともずっと無言。
静かにためらいながら、顔を数センチ移動させた。
スッと蓋を持ち上げ、灰皿にコーヒーを捨てられてしまった。
寂しい。
ほんの僅かにずらした顔を元にもどして、寂しいと思う。
那智さんがコーヒーをくれようとしたのに、取り上げられて寂しい。
目の前にあるものを取り上げられるのって、こんなに寂しいもので、そして、欲する気持ちだけがはっきりと浮き彫りになる。
宙に浮いた気持ちの置き場に困惑する。
所在なさげに僅かに開いた口がもどかしい。
コーヒーいただきたかったです。
テーブルに顔をくっつけて那智さんがくれるコーヒーを飲みたかったです。
おもちゃを取り上げられた赤ん坊のように、ただそれがほしいと思う。
でも、赤ん坊のように泣いて訴えられないから、寂しかったとここで訴えるのです。
那智さんにしてほしい。
那智さんからもらいたい。
と、こんなこと訴えてる場合じゃないです。
「お詫びとお願い」にまた反応をいただいています。
私のブログでこんなにコメントをいただけるなんて、思ってもみませんでした。
嬉しい悲鳴です。
でも、嬉しいだけじゃなーい!!
「踊れ〜票」が思いのほか延びて、ヒジョーにあわあわとしています。
Mなんだから、「いや」といっても本当はなんでも喜ぶなんてことないんですよー(泣)
どうか、心優しい「りん子擁護派」のかたいらっしゃいましたら、是非「許してあげて」に一票お願いします!!
心からの訴えに、どうか耳を傾けてくださいませ。